- WEBデザイナー
- オンラインゲーム運営
- Web Engineer
- Other occupations (1)
- Development
- Business
- Other
「正直、マネジメントは今も試行錯誤の連続です」
そう語るのは、Aimingの人事チームを率いるマネージャーの須貝。15年のキャリアを持ちながらも、変化の激しいゲーム業界で日々奮闘している。
今回は、事業会社やエージェントで採用経験を積んできた次世代のリーダー候補に向けて、Aimingの人事という仕事のリアル、チームが抱える課題、そして「これからどんな仲間と働きたいか」を、率直に語ってもらいました。
まずは自己紹介をお願いします。
須貝: マネージャーの須貝です。よろしくお願いします。人事としてのキャリアは前職も含めて15年ほどで、採用や人材育成、人事企画と幅広く経験してきました。最近はサーベイの結果をもとに、会社の課題解決に向けてどうアプローチしていくか、なんてことにも取り組んでいます。もちろん、採用と育成が私のメイン領域であることは変わりませんが。
インタビュアー: おお、15年ですか…!そもそも、なぜ人事の道を選ばれたのですか?
須貝: 最初のきっかけは、前職で営業をしていた時に「人材育成」に興味を持ったことなんです。同じ商材を扱っていても、売れる人もいれば、そうでない人もいる。お客様への対応がすごく丁寧な人もいれば、そうでもない人もいる。この「差」はどこから来るんだろう、どうすればこの差を埋めて、みんながもっと活躍できるようになるんだろう、と考えたのが始まりでしたね。
インタビュアー: なるほど、人の成長に関わりたい、という想いが原点なのですね。マネージャーとしては、どんなチーム作りを心がけていますか?
須貝: 正直、マネジメントは今も試行錯誤の連続です(笑)。得意ではないですが、努力はしています。基本的なスタンスとして、メンバーの「やりたい」は最大限尊重したいと思っています。ただ、そこにはもちろん裁量と責任がセットでついてくるので、そのバランスは大切にしてもらっていますね。
裁量とスピード感が魅力。でも、ゲーム業界ならではの難しさもある。
インタビュアー: Aimingの人事・採用の仕事について教えてください。どんな特徴がありますか?
須貝: まず、ゲーム業界って良くも悪くもすごくダイナミックなんです。プロジェクトの状況に応じて必要な人材も変わるので、大手メーカーさんのように「年間〇〇名採用」といった固定の目標は立てづらい。常に状況を見ながら、流動的に動く必要があります。
採用する人材も9割がゲーム開発者、つまり専門職です。当然、採用基準も高くなりますし、市場では常に他社さんとの獲得競争になる。そこがこの仕事の難しさであり、面白さでもありますね。
インタビュアー: なるほど…。そんな中で、Aimingだからこそ感じられる魅力は何でしょうか?
須貝: それは、色々なことを自分たちで考えて実行できることですね。「この媒体しか使っちゃダメ」みたいな制約は一切なくて、「このポジションには、こういう理由でこの手法が有効です」としっかり説明できれば、経営陣もすぐにGOを出してくれます。このスピード感と、チームに与えられている裁量の大きさは、メンバーの「やりたい」を叶えやすい環境に繋がっていると思います。
採用活動は、現場の開発者や経営陣と密に連携しながら進めます。特に、代表の椎葉は600名を超える組織になった今でも、最終面接に必ず参加するんですよ。会社全体で「仲間探し」に本気で向き合っている証拠だと思います。
「在庫を抱えないビジネス」と「代表の魅力」が入社の決め手。
インタビュアー: 須貝さん自身は、なぜAimingに入社されたのですか?
須貝: きっかけは、めちゃくちゃ不順なんですけど、在庫を抱えるビジネスモデルが嫌だったんです。その点、スマホのオンラインゲームは基本的に無料で提供して、面白い、これが欲しい、と思っていただけたら初めてお金を払っていただく「Free-to-Play」というビジネスモデル。ユーザーに選ばれ続けないと勝ち抜けない、このシビアな世界にすごく魅力を感じました。
インタビュアー: 面白い着眼点ですね!
須貝: あとは、入社前に代表の椎葉の記事を片っ端から読み漁ったんです。そこで語られている言葉に、共感というとおこがましいですが、強く惹きつけられました。管理部門ってどうしても経営陣との距離が近くなるので、トップに魅力を感じられないと、自分はきっと続かないなと思っていたので。最近は現場に任せてインタビューに出ることも減りましたが、その魅力は今も変わりませんね。
常識が覆されたカルチャーショック。でも、そこには尊敬すべき理由があった。
インタビュアー: 入社してから「これは大変だった…」という経験はありますか?
須貝: ゲーム業界自体が未知の世界だったので、もうカルチャーショックの連続でした(苦笑)。特に、前職がいわゆる営業会社だったので、一般的な常識だと思っていたことが覆されて…。
インタビュアー: と、言いますと?
須貝: 例えば、時間に厳格な世界から来たので、会議に「〇〇さん、まだ出社してません」って言われた時は、もう目が点になりました(笑)。あとは、スタッフたちの「ゲーム愛」の深さにも驚かされましたね。
インタビュアー: ゲーム愛、ですか。
須貝: はい。私自身、子供の頃からゲームが好きで、今でもSwitchで遊んだりするので、一般社会では「ゲームが好きな方」だと思っていたんです。でも、Aimingではそのレベルで「好き」なんてとても言えない。桁が違うんです。
年間何百本とゲームをプレイして研究している人、過去にゲームの世界大会へ出場した人、一つのゲームのプレイ時間が何千時間を超えている人…。そういった方々が当たり前のようにゴロゴロいるんですよ。社内の会話も大半がゲームの話で成り立っていて、「とんでもない世界に来たな」と圧倒されました。
インタビュアー: それはすごい熱量ですね…!
須貝: その熱量は、開発の仕事でも同じなんです。みんな自分の仕事に誇りを持った職人ばかりで、技術的な話を少し聞くと、1が100になって返ってくる。本当に熱心に教えてくれるんです。「こういう人たちが作るゲームは、やっぱりすごいものになるだろうな」と素直に感じました。
インタビュアー: なるほど。最初は戸惑いながらも、皆さんの熱量に触れていったのですね。
須貝: はい。だから、時間感覚の違いに最初は戸惑いましたけど、すぐに納得できたんです。彼らはユーザーに最高のゲームを届けるために、日々頭をフル回転させている。むしろ、社会人としてのパラメーターを、すべてクリエイティブなアウトプットやゲームへの情熱に振り切っているというか…。そう理解してからは、驚きが尊敬の念に変わりましたね。私は元々こだわりが強い方ではなくて、適応力がある方だと思うので、数ヶ月ですっかり馴染みました。
大切にしているのは「公平性」と、ルールに縛られない「柔軟性」。
インタビュアー: 仕事をする上で、最も大切にしている価値観は何ですか?
須貝: 「公平性」と「柔軟性」です。一見、相反するように聞こえますよね。でも、どちらも人事には不可欠だと思っています。
「公平性」は、言葉の通り、特定の人をひいきしないこと。みんな大好きですけど、人事の人間が特定の誰かとだけ親密にしていると、周りは不安になりますよね。特に機密情報を扱う立場なので、プライベートでも一線を引くよう意識しています。本当はもっとみんなとワイワイしたいですけど(笑)。
インタビュアー: 「柔軟性」についてはいかがでしょう?
須貝: 私は、法律やルールをただ押し付けるだけの管理部門にはなりたくないと思っています。「ルールなので、できません」と言うのは簡単ですが、思考停止ですよね。そうではなくて、「その法律やルールを使って、どうすればスタッフをサポートできるか、より良い提案ができるか」を常に考えたい。もちろん、無理なものは無理とはっきり伝えますが、まずは現場に歩み寄る姿勢を忘れないようにしています。
採用して終わりじゃない。Aimingで過ごす時間の価値を高めたい。
インタビュアー: チームとして、今向き合っている課題は何でしょうか?
須貝: 人事って、採用ブランディングから始まって、入社、そして残念ながら退職まで、スタッフの一連のサイクルに関わる仕事ですよね。今特に向き合っているのは、入社から退職まで、スタッフがAimingで過ごす時間全体の価値に、もっと改善できる点はないか、という部分です。ただ、組織の仕組みを変えるのは時間がかかりますし、根気が必要なテーマですね。
インタビュアー: その課題を解決するために、新しい仲間にはどんなことを期待しますか?
須貝: 専門性は色々あっていいと思っています。データを分析して課題を可視化するのが得意な方。Aimingにカルチャーフィットする人材を見極め、口説き落とすのが得意な方。Aimingの魅力を外に向けて発信するのが得意な方…。「自分はこれが得意です!これをやりたいです!」と、自分の強みを活かしてチームに貢献したい、と手を挙げてくれる方だと、すごく嬉しいですね。
一番大事なのは、困っている人を見て見ぬふりしないこと。
インタビュアー: ずばり、どんな方と一緒に働きたいですか?
須貝: 先ほどの話とも繋がりますが、まずは自分の「やりたい」をちゃんと伝えられる方。そして、私が一番大事にしているのは、少し例え話になりますが、「チームの誰かが困っていたら、自分の担当業務でなくても、自然と手を差し伸べられる方」なんです。
インタビュアー: なるほど。その心は?
須貝: これはもう、感覚値の話になってしまうんですが…。目の前に解決すべき課題や、助けを求めている仲間がいるのに、それが自分の担当じゃないからと「見えていない」のか、「見ないようにしている」のか。この感覚のズレって、後から教育で身につけるのはすごく難しいと感じていて。これが「落とし物を拾えるか」につながります。
誰かの仕事だと決めつけずに、「チームのために」「会社のために」自分にできることはないかと、当事者意識を持てるかどうか。まずは、郷に入っては郷に従おう、という素直なマインドで、チームに貢献しようとしてくれる方が、結果的に一番成長するし、成功していますね。もちろん、慣れてから自分らしさを出すのは大歓迎です!むしろ個性の塊のようなチームだと思います。
「やりたい」を叶える場所。責任と裁量を持って、次のキャリアへ。
インタビュアー: 最後に、この記事を読んでくれている候補者の方へメッセージをお願いします。
須貝: 「やりたい!」を、このチームでならできるだけ叶えたいと思っていますし、「得意」を最大限伸ばせる環境を用意したいと思っています。責任と裁量を持ちながら、採用のプロとしてさらにチャレンジしたい方にとっては、本当に色々な経験が積める場所です。
少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ一度カジュアルにお話しませんか?お待ちしています。