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揚羽流・自己分析のススメ~採用おじさん編~

#人事って、何考えてんのかよく分かんない。

大学生の頃、「人事は私のクレジットカードがブラックリストに入っているかどうか知ってるものだ」と思っていました。
人事になった今だから言えますが、知りません(笑)
株式会社揚羽、採用担当の松儀です。

みなさま、就職活動は楽しめていますか?
就職活動の時期については3年生から動き出す学生も増えている一方で、
いろいろな活動に打ち込んでいて、今から就活をし始める方も多いかと思います。

これから就職活動スタートだけど、自己分析ってどうしたらいいんだろう…?
周りの友達が内々定をしているのを見ると焦るけど、何から手をつけたらいいか分からない…

揚羽自体は、20卒での新卒採用が終盤戦になっているのですが、
「今から就活をスタートさせた学生の力になりたい!」と考えています。
今回は19卒で就職活動をしていた学生にご協力いただき、模擬面談を公開することにしました!
「面談」という形式を通して、自己分析をどう進めていったらいいのかを体感してみてください!

今回の公開面談に登場するお二人はこちら!

米田 峻(Shun Yoneda)
株式会社揚羽 採用責任者
学生時代は30社から内定を獲得した「リクルートモンスター」。ちぢめて「リクモン」。
内定していた30社全てを蹴って、当時20人規模の揚羽に入社。
営業プロデューサーとして多くの企業の採用ブランディングを行った後、
現在は人事マネージャー・採用責任者として尽力している。
佐藤 和真(Kazuma Sato)様
⇒佐藤様のTwitterはこちら!!
高崎経済大学経済学部 卒業予定
今年4月から不動産ベンチャーに入社予定
「自身の就職活動の中での体験を通し世の中の就活生を応援したい!」、
また「採用活動についてもっと詳しくなりたい!」という想いから、
Twitterでの呼びかけにお応えいただき、企画にご協力くださいました。
本当にありがとうございます!

実況を松儀、解説を米田が担当し、面談内容にチャチャを入れつつ公開していきます!

実況(松儀)
本日は公開面談よろしくお願いします!
早速ですが、面談をするときはどのような流れで行っていますか?

解説(米田)
よろしくお願いします。
僕の通常の面談メニューは以下の4ステップです。

Step.1:バックボーンを聞いて何が得意かヒアリングする。
Step.2:「ありたい姿」を聞いて、理想的な状態を要素分解する。
Step.3:それぞれの要素に対して、「今できていること」=「強み」と、
    「できていないこと」=「今後身につけたいこと」を整理する。
Step.4:「強み」を使って「今後身につけたいこと」を得させてもらえる環境を一緒に探す。

本人のこれからのキャリアを考えたときにしっかりと向き合いたいので、
面接ではなく面談の時は本人の就職活動が少しでも前に向くように支援したいと考えています。

松儀
相手のキャリアの先まで考えられているんですね。
まあ長々と話しているより始めたほうが早いでしょう(笑)
それでは、公開面談スタート!

Step.1:バックボーンを聞いて何が得意かヒアリングする。

<大学受験の話>

面接官(米田)
それでは、本日はよろしくお願いします!
簡単に佐藤さんのバックボーンを聞きたいんですが…。

学生(佐藤)
僕は新潟県長岡市生まれです!高校は地元の柏崎高校だったんですが、
大学は高崎経済大学という群馬の大学に進学しました。

米田
柏崎って結構進学校だよね!
そこからなんで急に高崎に?

佐藤
進学校って言っても自称ですけどね(笑)
僕の場合、大学進学のための条件があって、「浪人は絶対NG」「国公立大じゃないとダメだよ」と。
でも、自分のニガテ科目が国・数・英で(笑)

米田
致命的だね・・・(笑)

佐藤
ほんとに致命的でした!(笑)
理科・社会はかなりできる方だったんですけど。
それで中期試験で受かった高崎経済大学に行くことになりましたね。

<学生時代に頑張ったことの話>

面接官(米田)
ここで少し大学生活の話をしたいんですが、
大学生活を円グラフで表すと何に何パーセント使いましたか?

学生(佐藤)
うーん、人間関係が30%、個人的な活動が20%、就活が50%くらいですね。
ほとんど就活に費やしてたと思います。
就活は全期間のうち240日中100日くらい東京にいましたし。

米田
そんなに就活してたんだ!
就活の話は最後に聞きたいんですが、「人間関係」って何ですか?
めっちゃ気になります!!

佐藤
僕、もともとは「人間関係」を構築するのがすごく苦手だったんですよ。

米田
え!全然見えないですね。

佐藤
よく言っていただけるんですが…。
先輩とかだと一定の距離を保ちながら話すのでそんなに苦じゃないんですけど、
同級生とか、一度きりじゃなくてこれから関係が続く人とかが苦手なんですよね。
「この内容どこまで伝えたらいいんだろう」とか、距離感が分からなくて。

高校生の時とか、相手に合わせて話すので1対1だとよく喋れるんですが、
複数人だと話を合わせる対象が増えるじゃないですか。
そこでどう対応したらいいか分からなくなって。

一時期、「人と話したくない」という状況になりました。
大学に入った頃が一番ブレブレでしたね。話の内容が食い違っちゃったり。

米田
どういう食い違いが生まれちゃうの?

佐藤
大きな違いじゃないんですけど。
Aさんとは「これ楽しいよね」って言ってたのに、Bさんとは「これ面白くないよね」と言ってたり。

友人と話す時に自分の軸がないんですよね。

米田
軸がないというか、人に合わせすぎちゃうんだね…。
それは結構昔から?

佐藤
そうですね…。実は昔はむしろすごく軸がありました。
小学校の時は白黒ハッキリつけたいタイプだったので。

ただ、「自分の意見が正義」で「相手がその意見と違ったら悪」という考え方だったので、
しょっちゅう言い合いになったり…。
その時、先生から「グレーゾーンがある」って言われて、以降ずっとグレーゾーンの中で生きてました。

米田
そんな白黒はっきりさせたいタイプだったらグレーゾーンってなんやねん、ってなりそうだけどね(笑)

佐藤
いや、腑に落ちてしまったんですよね。「そういう考え方があるんだ」と。

あと、うちの地元では小学校・中学校がほぼ持ち上がりなので、
「今付き合っているメンバーとの人間関係を壊したくないな」とグレーゾーンの中でふらふらしてて。

それが高校まで続くと、もう自分はグレーゾーンの中でしか生きられなくなってしまいました。

米田
ある意味、何者にも染まれる自分だったんだね。ありがとうございます。

学生時代の話に戻るけど、個人的活動っていうのは・・・?

佐藤
ヒッチハイクと出張整体師をやってました。
ヒッチハイクの話から始めると、「距離感を掴むのが苦手な自分を変えたい」と思って始めたのが、2年生の終わりにやったヒッチハイクの経験なんですよね。

そこで人生がガラっと変わったと思います。

米田
その問題意識からヒッチハイクって結構極端じゃないですか?

佐藤
そうなんですよ。
ちょうどその頃、ヒッチハイクをした、という方の話を聞いて、
旅行するにもその道中でいろんな出会いがあって…って面白そうだなと思ってしまったこともあり、
「俺、ヒッチハイクやるわ!」と調子に乗って言っちゃったんですよね。

普通はヒッチハイクってワクワクしながら行くものだと思うんですが、
僕の場合、家族や友人に宣言しちゃったから行くしかない、みたいな感じでスタートしました。

米田
カッコつけて宣言しちゃったから行くしかないと(笑)
どこからどこまで行ったの?

佐藤
群馬から鹿児島まで行って、帰りは地元の新潟までですね。12日間で行きました。

めっちゃ楽しかったですよ。
もともと親が群馬に立ち寄ってくれたタイミングで、SAまで送ってもらって。
置いていかれちゃったのでもうあとはやるしかないと(笑)

米田
否が応でもヒッチハイクしないといけない状況だったんだね(笑)

佐藤
すごい追い込まれた環境でした。
でも、案外うまくいきましたね。

合計37組50人以上の方にご協力いただきました。
鹿児島の佐多岬で出会った同級生の男の子とは、未だに連絡を取り合っています。

米田
いい出会いだったんだね。

出張整体師っていうのは…?

佐藤
ヒッチハイク行ったあと何か面白いことないかな、と思って。
たまたま地元に30000円で整体の仕方を教えてくれる先生がいたので帰省したタイミングで弟子入りして。

米田
本格的だね(笑)
整体師って資格とか取ったの?

佐藤
柔道整復師とかマッサージ師と違って整体・もみほぐしとかって資格いらないんですよね。
で、うちでやったら?っていう会社さんと巡り会えたので、一軒一軒個人宅を回って整体やってました。
トーク力とかはむしろそこで鍛えられたとこがあったかもですね。

<実況中継>

実況(松儀)
ここまで順調に聞いていきましたね!

解説(米田)
佐藤さんの場合は就活後ということもありかなり話がまとまっているので網羅的に聞きましたが、
普段ならもっと一つのことを深掘りすることから始めます。
自己分析をするときも、ある程度深掘りながらも手広く自分の歴史を整理していって、
自分自身の本質を知っていってください!

Step.2:「ありたい姿」を聞いて、理想的な状態を要素分解する。

<就活に向き合うまでの話>

面接官(米田)
今までは過去の深掘りをさせてもらっていましたが次は今の話をさせてください。
就活は楽しんでやれてます(やれてました)?それと、いつ頃から始めました?

学生(佐藤)
大学3年生の夏頃ですかね。
流れで説明すると、最初は就活"もどき"をしてました。
大学のOBがお酒を交えながらのイベントをしていて、そこに行ったのがキッカケですね。
そのときの参加企業は多くて5~6社くらい。2時間くらいのイベントでした。
そこで、僕がヒッチハイクをやっていた経験に興味を持ってくださった会社からお声かけいただき、
なんと10月頃に内々定を貰ってしまったんです。
でも、面接も面談も何もなく、自分の強みも自分自身分からないまま内々定を貰ったので、
有頂天になってしまったんですよね(笑)「こんな簡単に内定って出るんだ」って。

米田
なるほど(笑)
調子に乗っちゃったんだ。

佐藤
そこから3年生の1月、東京で就活を始めたのですが…。
ある不動産の会社の面接で、とても質問責めに遭う面接を受けて、
「あ、僕は自分自身のことを何も理解していないな」って気づいたんですよね。

米田
そこで「ヤベえな」と思うワケだ。
そこからもうちょっとちゃんと就活してみようと。

佐藤
そうです。
僕が群馬だったんで、オファーボックスやキミスカなどのサービスを利用しながら、
レガシードさんが主宰しているイベントに出たりしてました。

米田
基本的にはどういう企業を見てたの?

佐藤
業界は特に絞ってなくて、ヒッチハイクが面白かったし人と話すことを仕事にしたいな、とかもあったので、 「営業職」とだけ決めて就活を進めてました。
不動産系から始まり、3年生の4月くらいにはITも見てましたね。

米田
「人と話す」という観点で営業をやりたいなと思ったんだね。

佐藤
今でも話すのはすごく得意なワケじゃないけど、それしか思い浮かばなかったですね…。
そもそも僕は"仕事したくない"って思っていた人だったので。

米田
それはどうして?

佐藤
両親が共働きなんですけど、その影響が強いかもしれません。
両親は普通のサラリーマンでして。
父はゴミ収集車の運転士、母は解体業の事務員でした。
弟が2人いるんですけど、両方2歳差とか1歳差とかだったので両親は仕事忙しそうでした。
僕が両親が21歳の時に生まれた子供だったこともあり、かなりキツい生活でしたね。

米田
ご両親は大変な想いをしながら育ててくれたんだね…!
感謝もある一方でしんどそうな両親を見て、働くの嫌だなと?

佐藤
そうなんです。
そうやって働いてくれていた親の姿を見ていたせいで、
「お金を稼ぐために働くのって本当にしんどいな」と思ってました。
なので大学2年生の頃の夢はニートでした。
仕事のことを前向きに考えることってなかったし、いかに働かずに生きれるかばっかり考えてました。

<実況中継>

実況(松儀)
ここで家族の話が出てきましたね。

解説(米田)
人の人生は自分自身で決めていくものだけど、やはり家庭環境によって左右されることは大きいよね。
個人情報なので面談時にこちらから直接的には聞かないようにしているんですが、
関係性ができてきたら相互理解のためにも話しますね。もちろん僕のことも話します。
自己分析をするときも、自分は身近な人からどの程度影響を受けているのか振り返ってみてください!

<就活と向き合ってからの話>

面接官(米田)
すごい気になるんだけど、働くの嫌いだったのになんで就活しようと思ったの?
別に働かなくても生きていける世の中だしさ。

学生(佐藤)
大人の人と話すことには興味があったので、前述の通りふらふらと始めてはいたんですけど。
3年生の夏に東京の企業の説明会で「東京の人ってめっちゃキラキラ働いているじゃん」と気付いて、
そこで価値観がガラっと変わりましたね。

米田
価値観?

佐藤
「自己投資」を大切にしてきたから今の自分があるってことですね。
ふと自分の周りの人でキラキラしている人とそうではない人を比べたときに、
考えが面白い人ってやっぱり「自己投資」をしている人が多い。
そういうキラキラした人たちと関わりながら働けたら面白いのかも、と思ったんです。

米田
そんなに自己投資が好きなんだ!

佐藤
根本的には家でぐうたらするのが好きなので、
「投資するのが好きか?」って言われると微妙なんですけど…。

ヒッチハイクをしていたときに、
「誰かを幸せにする行為をしないと対価は得られないし、一人きりで生きていくことは不可能。
 だから自分が楽しむ為には、人を幸せにする能力を身につけないといけない。」
となんとなく気付いたんです。
そう考えると大企業よりはベンチャーで、自分個人の能力を高めたほうが、
将来やりたいことができたときに何にでも対応できると思ったんです。

米田
やりたいことがないからこそ、できることを増やそうっていうことだよね。素敵な考え方だよね。
じゃあ佐藤君は色んな人を幸せにするっていうことを実現したくって、それをもう少し咀嚼すると
「自分自身の能力を高めながら誰かを喜ばすことを通じて、好きなことをやれる人になりたい」
っていう感じなのかな?

佐藤
そうですね。
でも実は僕、「ありたい姿」とか正直全然なくって…。
極論言うといつ死んでもいいんですけど、自分が毎日楽しくありたいですね。
ただ、周りの人に恨み言言われながら死ぬのはイヤなので、

米田
わかる!毎日楽しくいきたいよね…。
ちなみに、今の自分には人を幸せにできそう?

佐藤
まだまだですね!
この間も飛び込みのインターンしてたときに、相手の会社名を詳しく確認せずに飛び込んでしまったら相手を怒らせてしまったり。
いろいろ失敗もしてきてるのでまだまだです。

米田
それは怒られるね(笑)
じゃあ例えば、いろんな人を幸せにできる状態になるためには、どんな能力が必要だと思う?

佐藤
自分の学んできたことを通じて、下の世代に伝えていくことは必要ですよね。
なので「経験を発信する力」は必要かなと思っています。
「考えを言語化して人に伝えること」ってすごく難しいなと最近感じていて。

米田
なるほどね…。
「言語化して伝える力」以外にもあるかな?

佐藤
抽象的になるんですけど「感受性」ですね。
今日電車に乗って移動する中でも、僕と同じ電車に乗っていたAさんとでは同じ風景の見方って違うと思うんです。
ただ、その中にある問題点に気づけるかどうかって、感受性がないとできないな、と思っていて。
いろんな情報をキャッチした上で考える癖をつけて、人とは違う視点を得て、言葉にして表現できるようになれたらと感じています。

米田
うんうん。他には?

佐藤
あとはそもそもの「経験」ですね。
自分はそこが弱いな、と感じてます。
ある人から「君は、小さな山は沢山登ってきたけど、大きな山を登ったことがないよね」と言われてすごく腑に落ちてしまって。
もっと幅広くいろいろ経験したいですね。

それ以外だと人を幸せにするためにそもそも自分自身が「前向き」だったり「明るさ・ポジティブさ」を持ってたりする人間性であることは重要かな、と思ってます。

米田
ありたい姿めっちゃあるじゃん!!(笑)

実況(松儀)
ここで学生のありたい姿がかなり明確になってきました。

解説(米田)
ありたい姿は企業側で設定するのでなく、あくまで自分で考えて出していくことが大切です。
「自分が死ぬときになんて言われたいかな?」「この人生をどう過ごしたいかな?」など、
想像を膨らませて探してみてくださいね!

Step.3:それぞれの要素に対して、「今できていること」=「強み」と、     「できていないこと」=「今後身につけたいこと」を整理する。

面接官(米田)
今まで話していた「ありたい姿とその要素分解」をまとめるとこんな感じの図になるよね。

自分の中で、この要素分解の中で「できてること」と「できてないこと」を整理してみようか。

学生(佐藤)
「言語化する力」や「人に伝える力」は確実にできてないです…。

「思考力」「アンテナ」「行動力」「知識・価値観」とかは学生時代の経験を通してできつつありますが、完璧ではないですね。

米田
なるほど。
できてるところはどこだろう?

佐藤
「前向きさ」「ポジティブさ」はある程度できているかなって思います。

米田
じゃあまとめるとこんな感じだね。

ここで少しまじめな話をすると、キャリアってどんなイメージある?時間軸でいうとどっち向き?

佐藤
未来向きですかね…。

米田
そうだよね。ほとんどの人はそんなイメージだと思う。
でもキャリアって本来の日本語訳は「轍(わだち)」、つまり「過去」なのよ。

佐藤
へえ~!

米田
だから、結局キャリアっていうのは「現在」から「未来」に向かう道ではなくて、
今まで馬車に乗って通ってきた「過去」から「現在」に繋がる道のことなんです。

つまり「理想的なキャリア」っていうのはキャリアじゃなく、ただの「妄想」。
そしてキャリアっていうのは仕事だけじゃなく、人生すべてなんだ。

そう考えると、たとえば縦軸を成長の幅と置いたときに、
今まで横軸で時間を進めてきた中で、縦軸の成長はどれくらい進んだのか?という差異がキャリア。
今まで身に着けてきた「前向きさ」「明るさ」や、まだ途中かもしれないけど身に着けつつある「アンテナ」「行動力」「知識・価値観」…。
これが、これまで佐藤くんが培ってきたキャリアなのよ。

じゃあ理想的な状態はどこか?
このタイミングで「人を助けられる状態になりたい」と。
そのためにまだ足りないのは「言語化」「伝える力」。
そしてまだまだ伸ばしたい「アンテナ」「行動力」「知識・価値観」だね。

この理想を妄想じゃなく現実にするために、これからの仕事人生を歩んでいけばいい。

佐藤
そうですね!こうしてみるとすごく分かりやすいです。

実況(松儀)
ありたい姿に至るまでの自分に必要な力が大分見えてきましたね!
…っていうか、この図作るのめっちゃ頑張ったんですけどすごくないですか?
ねえすごくないですか???

解説(米田)
(無視)
キャリアって別に仕事だけじゃないんだよね。
学生の皆さんは就労経験がないので、今までの20年間の生活がもはやキャリアなの。
だから、理想的なありたい状態に向けては今までの人生がすべて土台になっていて、
その土台の上にどうやって積み上げていくかっていうだけを考えればいい。

実はtodoのやりたいことってかなり偶然性の高いものなんだよね。
キムタクがドラマで美容師やってたら、美容師を目指す人増えるじゃない?

でも、「どんな人でありたいか」ってそうそう変わらない。
なので「やりたいこと」じゃなくて「ありたい姿」を言語化したときに、
こういう要素が必要だ、ということを身に着けておけば、 いくらでも軌道修正ができるはず!

実況(松儀)
キムタクのたとえは古いですよ!!!(笑)
でも、すごい整理されていてぐうの音もでない…。

Step.4:「強み」を使って「今後身につけたいこと」を
     得させてもらえる環境を一緒に探す。

面接官(米田)
佐藤くんの場合はもう4月から入る会社も決まってるからこのステップできないんだけど(笑)
つまり、「どんな会社に入ればいいか」って、今の図で見えてくるんだよね。

学生(佐藤)
「理想とする状態」に近づくために、「言語化」や「伝える力」を鍛えられる会社ってことですね。

米田
でも、ここで注意したいのが、あくまで自分の理想とする仕事人生にどう近づきたいかって、
自分の妄想であって、企業にはあんまり関係がないんだ。

つまり面接では自分の強みである「前向きさ」「ポジティブさ」を活かして、
そしてまだまだ発展段階だけど「思考力」や「行動力」も使いながら御社に貢献するから、
「言語化」「伝える力」を経験としてください、って伝えるべきなんだ。
構造でいうと、
〇=自分の理想的な状態に向かうための強み。そして志望企業でそれを使って結果が出しやすい。
△=まだ強みにもなっていないが、できていないとも言えない。再現性のないスキル。
×=自分の理想的な状態に向かうために必要な能力。志望企業で得られるスキル。
というものがしっかりとwinwinでハマっているかというのがすごく大事。

あと、面接官の目線でいうと、今回佐藤君が〇といったことが、
「過去の経験でこういうことができるようになった」
と言っていることと合致しているかも見てます。

佐藤
あ~…なるほど。その通りですね。。。

米田
これを伝えた上で落ちるっていうことは、その会社が求めている要因に自分の魅力が入ってなかった、ってことなので、「もともと入れない会社」っていうのはあるんだよね。

実況(松儀)
公開面談お疲れ様でした!

解説(米田)
今回の面談を公開したのはワンキャリアさんの「#ES公開中」にすごく共感したのが発端です。
有難いことに「揚羽さんの面談で自分を整理することができました!」といってくださる方々が多いので、それならちゃんと"面談で何を話しているのか"を公開して、疑似的に人事と面談した気になってくれたらうれしいと思ったし、学生の力になれたらと思いました。
なので、今回は題して「#面談公開中」ですね!

この記事が皆さんの自己分析などに少しでも役立てたらと思っています。

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