1人ひとりと“ちゃんと向き合う”NAVICUSの評価制度とは?
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NAVICUSでは、半期ごとに全社員を対象にした評価会議を行っています。
「評価会議って、どうせ上司の主観で決まるんでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、NAVICUSでは一人ひとりと丁寧に向き合うことを大切にしています。
今回はそんな「評価会議」の中身についてお届けします!
NAVICUSの評価制度の二つの軸
まず1つ目は、「成果目標に対する評価」です。
半期の初めに立てた目標をどれだけ達成できたかを振り返ります。
NAVICUSでは、曖昧な目標設定を避けるために「SMART」の考え方を取り入れています。これにより、評価時に客観的かつ公平な判断ができるようになっています。
SMARTの5原則:Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Related(関連性のある)、Time-bound(期限が明確な)
もう1つの軸が、「グレード評価」です。
これはNAVICUSの行動指針をもとに、その人の姿勢や取り組み方を評価するものです。
NAVICUSには、行動指針に基づいた「グレード(等級)」制度があります。それぞれのグレードごとに求められる役割や行動基準が明確にあり、全員が共通の基準で行動できるようになっています。
これら2つの評価軸に基づいて、まずはメンバー自身が自己評価を行います。その後、評価会議の中でマネージャーたちが意見をかわしながら、最終評価を決定していきます。
評価会議って実際どう運営されてるの?
NAVICUSの評価制度は、制度設計だけでなく、「運用の丁寧さ」も大きな特徴です。
評価会議には、マネージャー、GM(部門責任者)、代表が参加し、部署を問わず全社員一人ひとりの評価内容について議論します。
会議では、事前にメンバーが記入した目標シート(Voyage Map)を基に、担当マネージャーが評価の理由や背景を説明します。他の参加者はそれに対して質問や意見を出し合い、評価の納得感と整合性を高めていきます。
直属の上司だけでなく、普段関わりの少ない他部署からの視点も取り入れることで、偏りのない多角的な評価ができるのもNAVICUSらしさと言えます。
会議の流れと評価について
評価会議は1日かけてじっくりと進行します。
はじめに期初に設定した目標の達成度を確認し、その後、昇格やグレードの変更を検討、最後に給与改定を決定していきます。 単に結果を確認するだけではなく、「なぜこの評価なのか」「今後どんなチャレンジを期待しているのか」など、背景や将来の展望も共有されます。
ときには、「この目標はグレードに対して適切だったのか?」といった視点からの振り返りや、前回評価とのギャップについての議論があったり、ひとつひとつの評価を深掘りしていくこともあります。
また、変化の大きな環境であるため、期初の目標に収まりきらない動きも出てくることがあります。そういった場合は「期初に想定されていなかった取り組み」として、補足評価も検討されます。 ただし、あくまでも主軸は最初に設定した目標であり、補足評価は慎重に扱われます。
さらに、同じグレードのメンバー同士の評価を比べて、バランスや整合性に違和感がないかも確認するなど、公平性を大切にした運用が徹底されています。
評価は「伝え方」までこだわる
NAVICUSでは、評価会議終了後、評価者が本人にフィードバックを伝えるところまでを大切にしています。「なぜこの評価をつけたのか」「今後どんな期待をしているか」まで、評価者自身の言葉で丁寧に伝えます。
なぜなら、NAVICUSでは、『評価は一方通行ではなく対話である』という考えを大切にしているからです。 ときには、どう伝えるべきか悩む評価者に対して、評価会議参加メンバーが一緒に言語化をサポートすることもあります。
また、評価に対してメンバーからフィードバックをもらうことも大歓迎。
「そう受け取られたのか」「伝え方に配慮が足りなかったかも」といった気づきが、評価者自身の成長の機会にもつながります。
NAVICUSの評価制度は、決して「決めたら終わり」ではありません。
対話と納得感を大切にしながら、評価を“育てて”いくプロセスそのものが、組織のカルチャーをつくっています。
おわりに
さて、ここまでNAVICUSの評価制度についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでもNAVICUSのカルチャーや考え方が伝わりましたら幸いです。
また、こんな環境で働いてみたい!と思った方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ「話を聞いてみたい」とお声がけください!