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新卒社長日記vol.5「人生を愛し、人生への期待を上げる仕事」

こんにちは。昨年の夏から経済産業省「ライフステージを支えるサービス導入実証等事業」を進めてきており、こちらの結果をまとめる中で様々な気づきがあったので記事にしようと思います。

※実証事業内容詳細は下記を確認してみてください。

経済産業省の実証事業として「アイカンパニーセッション」「自己理解プログラム」を開催
株式会社リンク・アイのプレスリリース(2024年9月17日 15時00分)経済産業省の実証事業として「アイカンパニーセッション」「自己理解プログラム」を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000148617.html


このように、個別面談での自己理解支援と合わせて、各CXOの方にキャリアデザイン、ライフデザイン、その先のウェルビーイングにつながるワークショップを行い、ライフデザインを行う知識を身に着けることを支援してきました。

そもそも日本人は人生100年時代に対してどんよりする人が60%を超え、ワクワクする人は39%程度にとどまっております。合わせてその背景を調べるとライフプランを描く習慣、知識がないことによって人生設計に主体的に取り組めていないことが原因ではないか?要は「知識不足」によって意欲がそがれているだけではないのか?と考えました。

さらに就職活動では「内定の取り方」として選考対策ばかりがあふれて、表層的な自己理解による自分の幸福(ウェルビーイング)につながる計画、構想を考えられていないとも思っています。

キャリアに意思なきライフデザインは虚像で、ライフに意思なきキャリアデザインは虚無だと思います。ワークライフバランスではなく、ワークライフインテグレーションを進めるべくそのようなサービスを開発しようというのが今回の実証事業に手を挙げた理由でもあります。

その際に初めに私たちこの事業をするに際してまず行ったのが「ライフデザイン講座」です。


内容は、ファイナンシャルプランナー監修のもと作ったライフプランニングワークで実際に100年の人生の収支を計画してみると、東京であっても共働きを前提にすれば比較的未来生活していけることに気づくことでただむやみやたらにお金がいると思っていたところからもっとライフとキャリア、自分の感情や思いとのバランスをとれることに気づいてもらったりしてもらいました。

<参加者の声>

「人生100年時代に対してネガティブなイメージを持っていましたが、そこまで悲観的に考えなくてもいいかもと思うようになりました。」

「タイパではなく投資対効果を意識してB/S的に資産に注目していきたい」

「先に予測をすることで対策ができ、人生を主体的に生きられると思った」

行ってみて感じたのが、まずこのテーマに多くの学生が関心があるが、それを就活で教えてくれる場が少ないこと。そして、漠然とした不安を具体化することで、主体的に人生の課題解決に向き合う姿勢が生まれることです。


合わせてアイカンパニーセッションというCXOによる下記テーマのセッションで

キャリアで意外と教えてくれない年収の決まり方に関する講演

ウェルビーイングとは聞くが何かわからないものを脳科学的にとらえる講演

そしてリアルな経営者から見た耳が痛くなるが、重要な個人のキャリアデザインの講演

を行い、全体の満足度は99%と非常に高かったです。これらの知識を身に着けることでキャリアだけでなくライフも、ライフだけでなくキャリアも考えられるようになっていき、結果としてこのサービスを受けた群と受けていない群には4か月で下記のような変化に大きな差が生まれました。

<各項目の変化についての分析結果>


やはり就職活動を進めればキャリア自律、キャリアデザインに関する項目は高まるが、ライフデザインに関わる項目は高まらないです。そして、介入群はライフ自律、人的資本(ライフデザイン知識)が向上し、結果幸福度、大学パフォーマンス満足度が向上している点が面白い点です。

また併せてより詳細の設問を見ると「これからのライフ(人生・生活)は明るいと思いますか?」「これからのキャリアは明るいと思いますか?」という人生の未来への期待が大きくサービスを受けた人は向上をしていました。

より詳細な分析の結果わかったことは下記のとおりです。

①ライフデザイン知識の重要度向上により、ライフデザインへの自律性が向上する。

②ライフデザインの自律性・重要度が高い状態での個別面談にて未来に向けた自分の理想や、働く目的を明確にすることで大学生活への満足度が変化し、自己効力が向上する

③その結果として人生の未来に対する期待感が上がり、今の自分に幸福感、満足感が得られる。

なので、就職活動にとどまらず、ライフデザイン(キャリアとライフともに描く)ことを目的とした支援によって人生期待は向上するということが本事業で言えたことです。

特に面白いのは②で4か月で自分の何か結果や経験が大きく変わるわけではないと思うので、個別面談の内省の支援によって過去の解釈が変わり、未来への期待が変わるということです。

「過去の事実は変えられないけど、解釈は変えられて、それによって未来は変えられる」

この事実がなによりも希望になればと思っています。どんな自分にも、どんな経験にもその先にどのようなストーリーを紡ぐかできっと自分を今より好きになれる。そんな自分を愛する主体性を生み出すのがこのライフデザインに関わる事業ですし、リンク・アイの仕事だと思います。


今後は本事業を大学や行政とタッグを組み、(結果として地域・大学への愛着向上にもつながったので)すべての大学生に当たり前にライフデザインに関わる知識が搭載され、人生への主体性が高い状態で就職できるようなスキームへと構想を練り上げていきたいと思っております。

適切なライフデザインに関わる知識を身に着ければ、人は人生に主体的になる。それであれば漠然とした「キャリア教育」という名のもとのキャリアだけに、もっというと選考対策だけによった知識ではなく、人生を豊かにする知識を広められるようにここから邁進していきたいと思います。

将来不安を将来期待に変えれば、きっと「働きやすさよりも働きがい」を求める人が増えるはず。そんなミッションにつながる想いの元新たな挑戦を推し進めていきます!


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