ウォンテッドリー株式会社 / 課金基盤改修プロジェクト・プロジェクトリーダー / リードエンジニア
課金基盤システム改修プロジェクト
■プロジェクト背景とゴール Wantedly利用企業向け課金基盤システムは比較的初期に実装されて以降、複雑なシステムの全容を把握する人の不在などから大きく手をつけられない状態が続いており、ビジネス、オペレーション、会計処理などシステムに関わる多領域での課題が山積していた。本プロジェクトではこうした積年の課題の解決や、会計処理における収益認識基準への準拠、新規事業における従量課金の実現、システムのメンテナンス性向上を目標とし、抜本的なシステム改修を行った。 ■チーム体制と自身の役割 ビジネス責任者、コーポレート責任者、オペレーション、経理、エンジニア3名からなるプロジェクトチームにおいて、プロジェクトリーダー兼リードエンジニアとして、要求の整理から、プロジェクトロードマップの策定、新システムの設計・実装・移行を主導。 ■主な実績 - 会計処理のための売上データをシステムから出力できるようにし、経理の毎月の作業工数を1.5日から0.5日以下に削減。属人性を大幅に低減。 - ビジネスの売上数値進捗管理をスプレッドシート+GASによる管理から脱却し、Lookerダッシュボードでより精緻かつリアルタイムに確認できるしくみを構築。 - 新プラン追加の開発工数を2人月から0.8人月に削減。 - 月数十件の請求書手入力作業をCSVエクスポート・インポートで自動化。 - これらの成果を実現するため土台となるプラン・契約モデルを再設計し、新旧テーブルへの同時書き込みと整合性チェックを組み合わせ、無停止で基盤を移行。 - コードの大規模なリファクタリングやドキュメント整備により、システムのメンテナンス性を向上。