こんにちは、採用担当の救仁郷（くにごう）です。

「採用」は、会社の未来をつくる仕事。
そして、“仲間を見つける”という、誰かの人生に関わる仕事でもあります。

今回は採用責任者として日々学生や候補者と向き合っている、HRD本部HRD1部 合田理恵 副部長へ、
やる気スイッチグループで働く魅力・採用にかける想い・これから仲間に加わってほしい人物像 についてお話を伺いました。

合田 理恵（ごうだ りえ）・HRD本部HRD1部 副部長

　　　　　　　　　　　※HRD（Human Resource Development）人材育成・組織開発

──入社の経緯や役割を教えてください

学生時代にスクールIEで講師をしており、教育の現場で働く面白さを実感しました。

大学では心理学を専攻しており、裁判所調査官を志して大学院進学も考えていましたが、「社会も見てみたい」と思い就職活動へ。アルバイト先の教室長に背中を押され、やる気スイッチグループを受けました。

入社の決め手となったのは、選考で役員や社長と話す中で、理念が机上のものではなく現場にまでしっかり浸透していると実感できたことです。「ここなら自分も力を発揮できる」と思い、入社を決めました。

現在は新卒・中途・アルバイト講師など、採用全般の責任者を担当。新卒採用ではイベントや面接、面談で学生のみなさんとお会いし、内定後から入社までの伴走もしています。長い方だと2年近くご一緒することもあるので、安心して頼ってもらえたら嬉しいです。

──当社で働く魅力・やりがいはどんなところにあると思いますか？

TBSグループならではの事業基盤と展開力がありながら、教室長やバックオフィスでも若手に裁量が与えられ、幅広く経験できる環境があります。
また、理念が現場やサービスにしっかり落とし込まれ、社員一人ひとりが子どもたちの未来に向き合う姿勢を持つ「理念ファースト」の文化も魅力です。

また、私自身の新卒入社ならではの現場経験から感じたやりがいは、子どもたちの「やる気スイッチが入った瞬間」に立ち会えること。その瞬間の目の輝きや行動変容を通して、自分たちの存在価値を実感できます。
さらに、現場での施策や取り組みが経営数字として反映される実感も大きなやりがい。
こうした経験は、現在の本部での仕事にも活かされ、マネジメントや施策の効果を見極める力として日々の業務に還元されていると感じます。

──やる気スイッチグループがこれから目指す姿に対して、どんな人材が必要だと考えていますか？

やる気スイッチグループで必要なのは、まず理念への共感です。そのうえで、やる気スイッチグループで重視しているOPOの精神（オープン・ポジティブ・オーナーシップ）を持ち、自分で考えて行動し、挑戦し続ける人が活躍できます。周りとオープンにコミュニケーションをとり、前向きに取り組む姿勢も大切です。

新卒採用は単に人数を増やすためではなく、組織文化や風土を育て、グループ全体の成長につなげる“未来への投資”。理念に共感し、子どもや社会に向き合える人を、一人ひとり丁寧に育てていくことが特徴であり、私がやりがいを感じる部分でもあります。

──「採用責任者」として、ご自身が採用に関わるうえで大切にしている信念や想いは？

私は面接に臨むとき、学生がこれまで歩んできた経験や考え方、その人らしさに触れることを大切にしています。もちろん、準備してきた答えも一つの材料ですが、それだけで判断するつもりはありません。悩んだことや挑戦してきたこと、その背景にある想いまで知りたい――そんな気持ちで向き合っています。

だからこそ、面接の冒頭では必ず「今日は〇〇さんらしさを見せてください」とお伝えしています。準備した内容もぜひ聞きたい一方で、それにとどまらず、自分が歩んできた道のりや大変だったこと、痛みを伴った経験まで語ってほしい。飾らない言葉で話してもらうことで、その人の本当の姿に触れられると考えているからです。

私にとって面接は、単なる選考プロセスではありません。学生の人生の一歩に寄り添う特別な時間だと思っています。この場で真剣に向き合うことで、その学生にとっても、そして私たちにとっても、「よりよい未来へつながる選択かどうか」を一緒に考える機会にしたい――そんな想いで臨んでいます。

──面接ではどんなことを重視していますか？

面接で大事にしているのは、『与える側の視点』を持っているかどうかです。成長したいという気持ちはもちろん大事ですが、それだけが目的にならず、成長を通して「子どもや保護者にどう還元できるか」を考えられる人かどうかを見ています。

教室は子どもたちが変わるきっかけを生み出す場所で、主役は生徒や保護者です。先生たちや教室長はそのサポート役なので、まず『相手にどう価値を届けるか』という意識を持てることが大事です。その結果として自己成長も自然についてきます。

成長支援への思いは全員に共通で大事ですが、その上で目の前の子どもにフォーカスするのか、社会全体を見るのかという視点の違いはあっても構いません。

──選考でよく聞く質問や、学生の反応が印象的だった質問があれば教えてください。

面接では、成功体験だけじゃなくて、挫折経験も聞くようにしています。子どもたちに身につけてほしい“自分力”や“生き抜く力”は、成功体験だけじゃなく、困難や失敗を乗り越えた経験からも育まれると思うんです。

例えば、小学生の頃に親御さんの仕事の都合で、英語が全然話せない状況で海外に行った学生がいました。最初はめちゃくちゃ大変で、本当にしんどかったそうです。でも、その学生は、自分の力で世界を切り開いていく努力をしました。その状況で助けてくれる人がいたとしても、手を掴むかどうか、そしてその先に進む努力をするのは結局自分自身なんですよね。

そして実はその学生は新卒で入社してくれて、今は一緒の部署で働きながら、新卒採用も担当しているんです。そうした経験こそが、入社後に子どもたちと向き合うときにも活きていて、現場での活躍につながっています。

──最後に、就活生に向けてアドバイスやメッセージをお願いします！

ここまでお話ししたように、“自分で手を伸ばして道を切り開く人”、そして成長を周りに還元していける人と一緒に働きたいと思っています！

成功も挫折も、あなたの力になるはず。イベントや面接の場でお会いできるのを、心から楽しみにしています。ぜひあなたの歩みを、あなたの言葉で聞かせてくださいね。