「八楽の懐の深さに感激」。これまでのキャリアでの憤りを面接で伝えて、すべて受け入れてくれた。今の自分にベストな職場。 | Yaraku,Inc.(八楽株式会社)
八楽で働く人々を紹介する連載をスタートさせました。「個性的な人が多い」「いい人がたくさんいる」。八楽の社内で話を聞いていると多くの人が口にするフレーズです。「果たして本当にそうなのか」。個人的な...
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八楽で働く人々のリアルな声をお届けするインタビューシリーズ。2回目の今回は、人事と総務を担うTakumaさん(通称TTさん)に話を聞きました。インターンを経由して、一度離れて、また戻ってきてくれたTTさん。どんな風に八楽を見てくれているのでしょうか。
第一弾はこちら(セールスのTomomiさん)
※肩書きは取材当時(2025年4月現在)
ゴールは同じでも、歩き方は自由。 そんな多様性をお互いに認め合えるのが、八楽のいいところ
「塾って、誰も幸せじゃないかも…」10年続けた教育事業のリアル
LINEが届き八楽でのキャリアがスタート。出会いと現在の役割
採用も、マーケティングも、企画も、全部「仮説を立てて当てる」
「坂西さんって、真似できない起業家なんです」
「しっくりくる」を求め続けて、今ようやく手応えがある
「なんか“しっくりこない”っていう感覚、ありません?これまでずっと、それを確かめながら働いてきた感じなんです。」
八楽で人事と総務を担当するTakumaさん(通称:TTさん)は、そう話してくれました。
開発チームの採用を中心に担いながら、オフィスで総務の業務にも柔軟に対応する。そんな“なんでも屋”的なスタンスには、彼がこれまで歩んできたユニークなキャリアが詰まっています。
八楽に入る前、オンラインの学習塾を運営していたTTさん。
「もともとは、自分で何か一つ事業をやってみたくて。在庫もいらないし、資本金もかからない。アルバイトで経験もあったので、オンライン塾を選びました。」
彼が始めた学習塾は、従来の塾の“しっくりこないところ”をすべて変えることからスタート。
「スーツ着てくるとか、無理に高額な講習を取らせるとか。アルバイト講師時代から“これって必要?”と思ってたことを全部やめました。」
データを重視するスタイルを目指し、生徒の“つまずき”をデータから読み取って、ピンポイントで出題する教材の開発にも取り組んでいました。
「ちょうどその頃、ヤラクゼンYarakuZen*の“使えば使うほど賢くなる”っていうコンセプトに出会って。あ、これ教育にも応用できるなって。生徒が何につまずいているかを機械が学んで、必要な問題を自動で出せるような仕組みを、エンジニアの友人とプロトタイプまで作りました。」
*八楽が提供している翻訳支援ツール「ヤラク翻訳」の改称前のサービス名。2025年4月にヤラクゼン YarakuZenからヤラク翻訳へとサービス名を変更
ただ、その構想は競合サービスが登場したことによって、途中で断念せざるを得ませんでした。
「完全に出遅れましたね。ただ、塾にそこまで情熱を掛けられないかもしれないなって思うこともあったんですよ。そもそも塾って、利用する子どもたちとお金を出す保護者が別ですよね。やる気がない生徒を無理にやる気にさせるのって、僕の価値観とは合わなくて。 本当に勉強したい人には塾なんていらないのかも、って思うことすらあります。」
TTさんと八楽の最初の関わりはインターンとして。2013年のヤラク翻訳もローンチしていないごく初期のころ。社員も数人という規模感です。知人の紹介で八楽の存在を知り、インターン生第一号として?入りました。
「インターンの時、前田さん(経理担当の社員)に『会社の役に立つには何をすればいいですか?』って聞いたんです。そしたら『お金を引っ張ってくること』って言われて(笑)」
スタートアップが使える助成金制度を調べて、八楽があった渋谷区の商工会議所で中小企業診断士と面談に臨んだそうです。
「大したことは話してませんが、申請した理由を素直に話したら好感触で。最終的に広告費50万円分を獲得することができました。インターンでしたが、会社の役に立ったと思える初めての経験でしたね」
その後、八楽からは一旦離れたものの、業務委託を経て、現在は正社員として勤務しています。戻るきっかけとなったのは2021年頃、社長の坂西から「Dev=開発の採用手伝って」とLINEが届いたことです。
「たぶん僕は、“仮説を立ててそれが当たると楽しい"んだと思います。」
塾時代は、生徒のつまずきを予測して教材を最適化する仮説を立ててきました。今はそれが、開発人材の採用に置き換わっています。
「奈良先端科学技術大学院大学*に訪問して会社説明をする機会がありました。大勢の生徒がきてくれて、説明前までは、学校内で八楽の認知度がひと桁%だったのが、たぶん25%くらいまで上がったんじゃないかと思ってます。それを繰り返せば、“採用できる必然”に近づけるはずなんです。」
*奈良先端科学技術大学院大学=奈良県にある国立大学。八楽は定期的に会社説明会を実施し、卒業生を何人か採用している。
TTさんが今取り組んでいるのは、「属人性のない採用プロセス」の構築です。
「坂西さんじゃなくても採れる。僕じゃなくても採れる。会社にそういう“仕組み”を残したいんですよね。仕組みが出来上がってしまえば、必然的に採用ができることになります。採用できる必然を作れれば、その組織は強いです。」
TTさんの話に、しばしば登場するのが八楽の代表・坂西。
「性格もスタイルもまったく違うんですよ。僕は慎重に行きたいタイプですけど、坂西さんはどちらかというと“豪快”。だけど、不思議と説得力があるし、見ていて楽しそうなんです。」
坂西の印象を、TTさんは「ずっと青春の真っただ中にいる人」と表現します。
「たぶん、坂西さんには“こうだったらいいな”っていうコミュニケーションの理想があって、そこに対する好奇心が消えないから、ずっと楽しそうに見えるんだと思います。」
そして人事の視点からこう続けます。
「起業家って、最初にやる仕事は“人事”だと思うんです。会社の資本っていろいろあるけど、一番大事なのは“人”。坂西さん自身がまず“強力な資本”で、その彼がCTOのJonas(ヨナス)さんや経理の前田さんを巻き込んで、さらにそこから人が集まって今の八楽がある。」
ある時、元デザイナーのマルコスとミケーレに「坂西さんのすごさって何だと思う?」と聞いたことがあるそうです。
「2人とも“involving”って言ってました。“巻き込む力”っていう意味だと思います。それを持ってる人って、そうそういない。」
「最近は、自分が経営者だったら何が欲しいだろう、っていう視点で企画を考えるようにしてます。それが坂西さんであっても、応募者であっても、同じように“刺さる仕組み”をつくる。そういうマーケティング的な発想を採用にも活かしたい。」
そう語るTTさんは、オフィスがある15階までエレベーターを使わずに階段を登って出社します。
「ジムに行くタイプじゃないんで(笑)出社と筋トレをまとめて“階段ワークアウト”してます。」
彼が目指すのは、八楽に「売れる必然」「採用できる必然」を埋め込むこと。一人ひとりの強みを活かしながら、共創する仕組みを整えること。
「こういう人と働きたい!ってあんまりないんですよね。なぜかって考えるんですけど、それって、もうすでに“そういう人たち”と働けてるからかもしれません。」
八楽では事業拡大につき、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。海外在住でも応募できる職種もあります。ご応募お待ちしています。