お久しぶりです!DTPデザイナーのNです。
皆さんは夏コミには行かれましたでしょうか?
あおぎり高校は過去最大規模での出展に加え、新メンバー3名同時デビューのインパクト大のニュースも発表され大盛り上がりとなりました!
夏コミの様子はこちら!私もロゴやグッズ制作に携わらせていただきました。↓
新メンバーデビューに向けて…
新人デビューというビッグニュース公開に向け、デザインチームも水面下で着々と準備を進めていました。
デビューに向けての大切な準備の一つに、メンバーのロゴ制作があります。
今回も嬉しいことに、「ぷわぷわぽぷら」さんに続き「うる虎がーる」さんのロゴも担当させていただくことになりました!
そして今回は、作字を取り入れたロゴ制作に挑戦しています。
VTuberのロゴが出来上がるまでの過程を、作字にポイントを当てながら紹介していますのでぜひご一読いただけると嬉しいです。
🍬前回のぷわぷわぽぷらさんのロゴ制作記事はこちら!↓
【STEP1】新メンバー情報のチェック&ブレストでアイデア出し
外見イラストは制作アイデアの宝庫!
虎っぽい外見がとても印象的ですね!
ゲーム好きということもあり、衣装のところどころにゲームモチーフのパーツが散りばめられているところもデザインのポイントになりそうです。
情報チェックの段階で使えそうな要素をピックアップしておくとロゴ制作の際のデザインのヒントになります。
次に、ロゴのデザインの方向性を決めるためデザインブレストでアイデア出しを行います。
デザインブレストって何?という方は先ほどのぽぷらさんのロゴ記事にて詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
ゲーム好きをアピールするならドットのあしらいを使うのがいいんじゃない?勢いのある文字にしたらヤンキーっぽさが伝わるかも!
などなど、デザインチームメンバーと話し合い良い制作アイデアがこの場でたくさん生まれました。ありがたい!
【STEP2】アナログでラフ案出し
うる虎がーるさんの印象を考えると、かちっとした文字よりも自由な線が似合いそう!
→作字でロゴを作った方がイメージに合うのかも?と考えました。
鉛筆と方眼紙を使い、アナログな形式でラフ案出しをしてみることに。
普段はラフ案出しもPC上でやってしまうのですが、多種類のフォントや便利機能があるゆえ無意識に型にはまったものになってしまいがちです。
アナログならではの偶然から生まれる線を大切にしながら自由にスケッチしていきます。
【STEP3】デジタルで下書き
【STEP1】のラフスケッチをデジタル上で下書きする作業を行います。
スケッチをイラストソフトに取り込んだら、スケッチをした際にあいまいだった線を整えるようにしてなぞっていきます。
作業環境:iPad / アプリケーション:Procreate
作字とはいえ気ままに線を引くと自分の文字の癖が出てしまうので、既存フォントの文字の形を参考にしながら形を整えます。
下書きが終わったものがこちら↓
ネームロゴの土台が完成!
【STEP4】ラフ案の作成(装飾、色付け作業)
ここからはPCの作業に移り、提出用のラフ案を作成していきます。
illustratorの簡易トレース機能で下書きをパス化し、これに色や装飾をつけてVTuberらしいロゴにします。
プロフィールや外見の特徴を取り入れてうる虎がーるさんらしさを出していきましょう!
別のラフ案も同時に進行しているので、線を整える等の細かい調整(清書)はこの段階では行いません
雰囲気がわかる程度に装飾や色付けを行ったら、いよいよあおぎり高校運営へデザインを確認してもらいます。
【STEP5】清書〜完成
確認の結果、3つ制作したラフ案のうち1案に絞られました!
【STEP4】の段階ではロゴの線は簡易トレース機能でトレースしただけなので、ここからは本格的なロゴデータに仕上げる清書作業をします。
illustratorのペンツール機能でラフ案を下敷きにラインをなぞっていき…
ロゴのベース部分の清書完成!なるべく少ないパス数で収まるよう形をとるのがコツ。
このまま色や装飾をつけて完成!…といきたいところですが、
一度シルエット状態のままでロゴ全体のバランスを整えていきます。
❓どうしてシルエット状態で整える必要があるの?
色がついている状態だと気がつきにくいバランスの悪さが、シルエット状態だと確認しやすくなるからです。
あおぎり高校はグッズ展開が豊富な点も魅力です。
そんなグッズによっては1色のロゴが使用されることもあるので、その観点でもシルエットで調整するのは大切です。どんなところに展開されても使いやすいバランスの良いロゴを目指しましょう!
実際に整えてみる
✅チェックするポイント
・シルエット状態でも文字として認識できるか
・不要な重なりがないか
・詰まりすぎていないか、逆に空きすぎていないか
細部に神は宿る精神で、細かい部分までブラッシュアップをしました
シルエット修正が完了したところで、ロゴに色や装飾をのせ直し…完成!
ラフ案時と比較
オレンジ多めのカラーリングに調整したり、「る」の部分にドットの装飾を加えたりと、うる虎がーるさんらしいイメージに近づくようブラッシュアップを加えました。
ヤンキーっぽさの中に忍ばせた乙女心(ドットハート)がこだわりです!
まとめ
作字でロゴを作ってみた感想として、
- 既存フォントをベースにロゴ制作するよりも表現の幅がグッと増え、自由度高くデザインできることが作字の強み
- 1から形を作り上げる作字ロゴは、唯一無二なロゴになるのも良い点だと感じました!
うる虎がーるさんのYouTubeチャンネルはこちら!
ぜひご覧ください!🐯
おまけ
ちなみに没となったラフ案はこちら。
たくさんの試行錯誤を経てVTuberのロゴが出来上がっている様子が伝われば嬉しいです!
🧡viviONではスタッフを募集しています!
ユーザーとクリエイターが楽しみながら、幸せに生きていける社会にする。株式会社viviONでは、一緒に働く仲間を現在募集しています。少しでも業務内容やカルチャーに興味を持っていただけましたら、是非お気軽にご応募くださいませ。