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サイトの弱点が浮き彫りになる「ユーザーテスト」とは何ぞや?

こんにちは!デザインチームの眼鏡担当です。
緊急事態宣言中にすっかり夏も終わりを迎えそうで秋服ポチポチに余念がありません。


さて!
本記事にアクセスしたということは…少なくともユーザーテストに興味があったり、会社に導入しようか考えている方も多いのではないでしょうか?
「導入したくなった!」「社内だけで出来るなら試してみようかな?」っと何かのきっかけになれば幸いです。

※以前公開したユーザーテストの記事もPR


UXリサーチで決済ページの最適解を見つける -初めてのユーザーテスト- | EISYS DESIGN
こんにちは、デザインチームのSSです。 当社にUXリサーチチームが発足してから初めてユーザーテストを行い、決済ページの改修を行った話をします。 遡ること1年くらい前、当社にUXリサーチチームが誕生しました。マーケティング・ディレクション・デザインチームから各2~3名で構成。右も左もわからない中、外部調査会社ご協力のもと、ユーザーテストを2回実施しました。 📝UXリサーチとは ...
https://www.wantedly.com/companies/www-eisys-co/post_articles/347611

今回は表題にあるとおり
「ユーザーテストとは何ぞや?」
「なんでユーザーテストを導入したのか?」
「最初はどんなテストを行ったか?」
を記事にしたいと思います。

ユーザーテストとは何ぞや?


できるだけ砕いて説明させていただきますと


😃仮説検証のため、複数のユーザーに製品やサービスを使っていただき、
操作の過程を観察することで利用実態を把握する。
        ↓ からの ↓
📝集めたデータから、ユーザーの「行動」「心理」を理解し、
サービスの「課題」を見つけ出し、改善の意思決定に活用する。

なんでユーザーテストを導入したか?

実はOKRがきっかけでした。
- OKRって何?っという方はこちらも合わせてご確認ください。

OKRとは? - エイシスデザインチームの取り組み - | EISYS DESIGN
こんにちは、最近なぜか冷凍庫に牛タンがあふれているデザイナーのS改めせっきーです。 会社に属していると 「会社はどこを目指しているのか」「チームで目標は設定されているけど、それに向けて自分は何を頑張るべきなのか」「自分はどのぐらい目標を達成できているのか」 などで悩んでしまう時があると思います。ない方はブラウザバック!シッシッエイシスではそんな問題を解決するために OKR を導入しています。
https://www.wantedly.com/companies/www-eisys-co/post_articles/343399

デザインチームのKRのひとつに「デザインチームプロジェクト」っというものがありました。
これは、デザイナー主導で自由にプロジェクトを立ち上げ、サービス改善につながる活動を能動的に行っていくっというミッションです。

過去にどんなプロジェクトがあったかというと…
📢【デザインファイル管理プロジェクト】
📢【サイト高速化プロジェクト】
📢【ユーザーテストプロジェクト】
等、多数立ち上がりました。

現在noteを運用している「社外ブログプロジェクト」の発端となっております。

社内ユーザーテストはこんな感じ!

①テスターの選出
新入社員 & 弊社サービスを利用したことが無い方を「5名」テスターとして選出。
    ↓
②テスト実施
主力サービスである「DLsite」を触ってもらい下記内容をテスト。
 A「欲しいと思い浮かんだ作品を探し出し、スムーズに購入できるか?」
 B「こちらで指定した作品をスムーズに購入できるか?」
    ↓
③インタビュー
その後テスターさんに操作性についての感想をインタビュー

※テスターの方にはテスト中、常に「独り言(生の声)」を発しながら操作していただき、書記が速記。
※スマホの手元操作をカメラで録画。
※所要時間30分~60分 × 5名

このテストで「操作中に手が止まったポイント」「操作性の不満」の
感想を得て、デザインの改修に繋げるというものです。

(余談)テスターは⑤人でいいの?


5人のテストで85%の問題を発見できるので、大人数のテストを1回だけ行うよりも、1サイクル5人以下で回し、改善するためのテストを繰り返した方が
効率よく課題を解決することができます!

5人のユーザーでテストすれば十分な理由
ユーザビリティはお金がかかって複雑だ、ユーザビリティテストなんて、よっぽど予算があって、しかも時間的にも余裕があるという、めったにないプロジェクトのために取っておけばいい、と考える人もいるようだ。だが、それは違う。手の込んだユーザビリティテストは確かに資源の無駄づかいだ。もっともよい結果を得るためには、多くとも5人のユーザーでテストすれば十分。そのかわり、予算が許す限り、細かいテストをたくさ...
https://u-site.jp/alertbox/20000319

この研究では複数のシステムを対象に、ユーザービリティ評価を行った事例を元に分析されており、そのデータを統計的に処理した結果、
「評価を行う人員を増やしてもコスト的なメリットはなく、ユーザーテストの場合は3.2人、ヒューリスティック評価の場合は4.4人が費用対効果が最も高い」という結果になったそうです。

「5人でユーザテストすればユーザビリティ上の問題のうち85%が見つかる」の元ネタ論文を解説する|Mikio Kiura / ANKR DESIGN|note
Webサービスやアプリなど開発や運用に関わっている方であれば、こんなことを耳にしたことがあるのでは無いでしょうか? 5人でテストを行えば、ユーザビリティ上の問題のうち85%を発見できる これらは業界的にはある意味で常識ですが、色々話を聞いてみると、この常識の「出処」あるいは「根拠」ってあんまり知られていないようなのです。 ...
https://note.com/mikiok/n/n0784034f4004

どんな意見を得れたの?

一部紹介

😅「アクセス時にクーポンを手に入れたけど、確認せず飛ばしますね…」
😅「カートページでどのページを押せば決済にいくか分からない…」
😅「安い作品に15%割引クーポンはもったいないので使わない。」
😅「サンプルと視聴って何が違う?」
😅「読み込み中は”処理中アイコン”が出ないと待つのが耐えられない><」

等、サービス慣れすると見落としていた意見を得ることができます…;
新規会員を伸ばしていこうとしている我々にとって、サービス造詣が浅いテスターの意見は参考になりました。

しかしテスターの発言の多い箇所を改修すればいい…わけではなく、言葉をそのまま鵜呑みにせず、テスターの行動から「発言の意図を探して解釈する」必要があります。

📝 テスト中の速記や録画データから「発言」「行動」を参照。
📝 気になるところをプロジェクトメンバーでピックアップ
📝「仮説立て」「何人に同じ問題点があったか?」で重要度を振り分け。
📝 重要度の高い内容からチケットを上げて改修。
このステップで対応しました。

そして外部のリサーチ会社と連携をはじめました。

この社内ユーザーテストでテスターに選ばれた一名が、マーケティングチーム所属で、前職ではリサーチの業務をしていたことが発覚しました!
そのテスターとなった社員の鶴の一声により、とんとん拍子で外部のリサーチ会社と連携をはじめることとなりました。
※これは今での漫画のような展開と思います♫

そして外部会社さん協力の元
 📝【決済ページの最適解】※note記事化済み
 📝【クーポン利用時の最終価格表記】
 📝【サイトのシンプル化】
等サービスで、CVの高いページをメインにユーザーテストを行い、適宜改修を行いました。実際にどういう改修がなされたのかは、別の機会がありましたら共有いたしますね。

まとめ

✅ サービスのユーザビリティ上の問題点を洗い出すのに便利な施策!
✅ 5人テスター揃えば準備完了!まずは自社内でトライしてみては?
✅ プロの外部会社を利用するのも一つの手!

いずれ社内完結でユーザーテストを含むUXリサーチを回していきます!

現在は外部会社と連携してリサーチをしていますが、エイシスではUXリサーチャーを大募集しています。

エイシスでは新サービスを立ち上げています!

株式会社エイシスでは、秋葉原から世界へ二次元コンテンツを共に盛り上げていく仲間を募集しています。「新サービスを立ち上げていきたい!」「新しいサービスのデザインに携わりたい!」などデザインチームの仕事やエイシスの社風に興味をお持ちいただけましたら是非お気軽にご応募くださいませ。

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