こんにちは!ノースショア人事です。
今回は、今年度に入ってから3ヶ月かけて実施された、代表石井と全社員との1on1についてお伝えします!
ノースショアの全サーファー(※)、総勢80名。
※ノースショアでは社員のことをサーファーと呼んでいますので、以下、サーファーと呼称します。
全員との1on1に踏み切った、石井の想いとは?
最後まで是非ご覧ください!
実施のきっかけは、新卒社員との1on1で得られた気づきから
~人づてではなく直接、皆の声を聞きたい~
そもそも、全社1on1という思い切った施策に踏み切ったのはなぜなのでしょうか?
その経緯からご説明します。
もともと石井は、昨今の組織拡大のなかで、新卒をはじめとする若手社員と自分との間に距離があることを課題に感じていたそうです。
石井「エレベーターで(石井と)会うと、緊張するのか(新卒の)顔がこわばるんですよね。
ノースショアの未来を担っていくことになる若手メンバーと、もっと関係を深められるような機会を作りたいと思いました。」
若手社員にとっては、普段あまり関わることもない会社のトップ。石井を目の前にして、緊張するのも無理はありません。
しかし石井は、そんな彼らとの距離を縮めることで、まだ顕在化していない経営課題を見つけ出したいと考えていたのでした。
そこで早速、入社3年目までの新卒社員、述べ18人を対象に1on1を実施した石井。
まずはその感想を聞いてみました。
ー実施していかがでしたか?
石井「気付きがたくさんありましたよ。僕が持っていない視点でノースショアを見ることができました。環境改善に繋げるべき点や、若手だからこそ抱く課題感が、はっきりと見えてきたんですよね。
そこで、この施策を全社的にも行いたいと思いました。
様々な立場や年次のサーファーが、普段どんな思いで働いていて、どんな課題を抱いているのか、直接聞きたかったんです。人づてではなくて、直接。
皆のリアルな生の声を聞きたいと強く思いました」
このようにして、総勢80名の全社員との1on1を実施することが決定したのでした。
話しやすい空気づくりを徹底し、長い耳で皆の本音を引き出す
~現れたのはピンクのうさぎ!?~
代表との1on1実施にあたり、懸念されるのが、緊張感によりサーファーが思うように話せないのではないか、ということ。
石井は普段からフランクなキャラクターではあるものの、80名超の企業を経営する代表です。
いざ一対一で話すとなると、緊張して本音が話せない、という事態になるのは十分に考えられます。
そこで石井が考案したのが、”うさみみ作戦”。
「?」となった方も多いと思いますが、、まずは写真をご覧ください!
代表との1on1に呼ばれたサーファーを出迎えたのは、2023年の干支でもある、このピンク色のうさぎ!
このお耳、石井が自ら台湾から取り寄せました(笑)
「どうしたんですか!?」「うさちゃん!?」と驚きながらも、多くのサーファーが冒頭から笑顔に。1on1中も、石井が頷くたびにピンク色の耳がぴょんぴょんと揺れる様子が、良いアイスブレイクになったようです。
大胆なアイデアでユーモアを見せた石井ですが、うさぎの耳には、干支の他にも「皆の声を長い耳でしっかりと聞くよ」という意思表示の意味も込めていたそうです。
他にも話しやすい空気をつくるための工夫として、自身の記録用に行っていたタイピングをやめたという石井。
評価面談や尋問を思わせるような「カタカタ」というタイピング音により、本音を引き出しにくくなってしまうのでは?と考えた石井は、途中から、PCの画面ではなく終始相手の目を見ながら話を聞くことに徹したのだそうです。
~一人ひとりのインパクトが大きいからこそ、全員が快適に働ける楽園づくりをめざして~
本記事を執筆している私も石井と1on1をした一人ですが、石井の徹底した空気づくりにより、当日は自然と自身の想いや本音を話すことができました。
改めて話しやすい空気づくりにこだわった理由を、石井に聞いてみると…
石井「前提としてノースショアのメイン事業である広告制作事業は、属人的なビジネスモデルなので、一人ひとりが持つインパクトが大きいんですね。
だからこそ、全社員が快適に働ける楽園をつくらなければいけない。(社員が)80人いるなら80人分の課題を聞く必要があると感じました。
(この全社1on1という施策は)頻繁にできるわけではありませんから、課題や本音を引き出すためには、一言でも多く話してもらうことが重要です。
リアルに会うのが初めてのサーファーもいましたから、空気づくりには徹底してこだわりましたね」
実際に1on1を実施して…石井とサーファー、双方の感想は?
~功を奏した空気づくりと、得られた大きな成果~
様々な工夫を凝らしながら実施された、全社1on1。
実際に全社1on1に参加したサーファーに、感想を聞いてみました。
- 「最初は緊張していたが、社長が共感しながら話を聞いてくれたので、素直に思っていることを話すことができた」
- 「社長と深い話をしたのは最終面接以来。普段はなかなか話すこともないので、とてもいい機会だった」
という声が。サーファーからは好評のようでした!
実施した石井にも、感想を聞いてみると…
石井「過半数がポジティブな意見でした。周りの人間関係が良好、という声が非常に多く、サーファー間で十分な信頼関係が構築できていることを再確認することができました。
また一方で、熱い眼差しで課題を指摘してくれたサーファーもいました。
今までは、会議体で報告があがってくる意見しか把握できていませんでしたが、今回の全社1on1では、今までよりも圧倒的に明確で、具体的で、多くの意見を収集することができたのが何よりの収穫です」
サーファー一人ひとりが抱いている想いや課題感への理解度が格段に上がった、と述べた石井。
今回収集された意見は、どのように会社づくりに活かされていくのでしょうか?
~定期的に実施にすることで、皆の想いを定点観測していきたい~
サーファーから収集した課題のうち、既に解決に向け実行に移したものもあります。
例えばリモートワークが多く他サーファーとの交流が少ないと感じているという意見を受けて4月に全社交流会を実施したり(別記事参照)、物価上昇による給与改定の要望を受け、ジュニア層のベースアップを実施しました。
ただ、これらはほんの一部。今回の全社1on1を通して得られた意見や課題は、その多くがこれから解決していくべきものです。
今回得られた課題をどのように活用していくのか、石井に聞いてみました。
石井「現在、得られた情報は、匿名性を担保した状態でスプレッドシートにまとめています。
これらをカテゴリー分けしながら優先度をつけて対応していくことになりますが、重要なのは、経営陣やマネージャー陣をはじめとするメンバーが把握すること。
経営における意思決定にかかわるメンバーが同じ前提知識を持った状態をつくることで、皆の考えからずれた決定を防ぐことができると考えています。
また、今後もこの全社1on1は定期的に実施をしていきたいです。
なぜなら定期的に皆の意見を聞くことで、現在の取り組みが良いものなのか、改善するべきものなのかに気づくきっかけになるからです。
皆の想いの変化を、定点観測していける機会にできたらと思っています。」
今後、定期的な施策として実施することになりそうな、この全社1on1。
ノースショアが理念に掲げる”クリエイターの楽園”を、サーファー一人ひとりの想いから実現していきます。
80名を超える会社で、社長に本音をぶつけられる機会がある企業は、なかなか珍しいですよね。
本記事を通じて、ノースショアに興味を持っていただけましたら幸いです。
次回の更新もお楽しみに!