インターンインタビュー(Aoi & Hiyona #1):19歳のCSO誕生秘話!!Wingsインターンが私に教えてくれたこと
現在国際基督教大学3年生で株式会社World Wide Wingsが運営する英会話学童の先生兼インターン生として2年ほど働いているひよなさん。
そして同じくWingsでインターン生として約1年働く青山学院大学二年生のあおいさん。
ーーどうしてWingsで働こうと思ったのか、そこで学べたことや得たスキルとは?
などなど、大学一年生からWingsで働くお二人にインタビュー形式で色々お話を伺いたいと思います!
ーお二人とも大学一年生のときにインターン探しを始めたと思いますが、きっかけは何だったのでしょうか?
あおい:大学入学前、コロナ禍で家で過ごす時間が増えたことで、どんな大学生活、ひいてはどんな人生を送りたいか考える時間が増えたんです。そこで自分は社会人になること、仕事をすることに対してネガティブなイメージをもっていて、大学卒業後のことを考えると、根拠もなく不安になっていることに気づきました。この不安は、漠然とした仕事へのイメージと、特別できることがない自分への自信の無さによるものだと気づきました。そこで「自分を最大限にスキルアップさせて自信をつけたい/いきいきと働く社会人のもとでキャリアイメージを具体化したい」という思いから、大学入学後すぐにインターン先を探し始めたんです。
ひよな:私もあおいさんと同様コロナの影響は大きいです。ただ、私の場合、大学入学と同時にコロナがやってきました。まさかのキャンパスライフがパソコンで完結するという思いもしていなかった現実に直面した私は焦りを感じ、「自分ができること・したいこと」を探すためさまざまな社会人の方々とお話をすることにしました。そこで出会ったのがWorld Wide Wingsの社長です。自分がもともと持っていた「英語」というスキル、それに自分の最大の興味分野である「教育」という二つの要素がかけ合わさったサービスを提供していたのが株式会社World Wide Wingsでした。詳細は以前のブログに書いたので、ぜひそちらも読んでくださると嬉しいです!
ー お二人ともインターン探しのきっかけは、「今後の自分の道筋を具体化したい」という想いからだったんですね。そんなきっかけでインターンとして活躍されているお二人。
ー では実際、長期インターンではどのような業務を行っているのですか? 今まで携わってきた業務の中でも特に印象的だったことについて教えてください。
あおい:英会話学童Wings Kids Familyを運営している会社のインターンなので、インターン生がどんな業務内容をするのかイメージしづらいですよね。なんとなくイメージ的に、教育メインの業務内容なのかな、、と。
ひよな:そうなんですよね。私は入社後、良い意味で予想を裏切られました。ここの業務内容は本当に幅が広くて、もちろん教育に興味があれば、教育現場に積極的に関わることもできるけれど、経営戦略やマーケティングなど他のことに興味があれば、学生では中々経験できないレベルのお仕事まで任せてもらえます。
あおい:そうですね、実際に私も今まで採用業務やWebマーケティングなどさまざまなお仕事をしてきました。その中で最も印象的だったのはCSO (Chief Student Officer) としてのパフォーマンス・マネジメントの仕事ですね。
インターンリーダーであるCSOは「インターン生のパフォーマンスの最大化」をミッションとしたポジションで、インターンチームの組織課題・採用課題の解決が主な業務です。去年の冬、ちょうど職場の業務効率改善に向けて解決策を探っていた際に、その姿勢と提案内容が評価され、社長から初代CSOとして任命を受けました。
課題分析の中で明確になったのは、今までは会社からアサインされるプロジェクトをこなす個人作業が中心で、時に受動的になってしまっていた、ということでした(図1左側参照)。
そして全体のパフォーマンスの最大化のためには、各個人のキャリアプランから逆算される、現時点でとるべきアクションがインターンシップの活動を通して実現できる状況を作ることで、各個人のゴールと組織のゴールを一致させることが重要です。
そこでCSOは組織のゴールとインターン生個人のゴールをつなぐ架け橋となり、組織と個人間でシナジー効果を生むためのサポート役としての役割を担うべきではないかと考えました。
(図1右側参照)なぜこう考えたのかというと、CSOを中心に"Renovation Project"を推進することで、個人が目的意識をもち意欲高く仕事ができるようになり、個人のパフォーマンスの質が向上します。それに伴い、組織側も個人に任せられる仕事の裁量や規模が大きくなるため、CSOは個人が設定したゴールに合わせて、より裁量のある業務をアサインできるようになり、結果として個人・組織双方のパフォーマンスの最大化につながるのではないかと考えたからです。
ー "CSO Renovation Project" かっこいいですね笑 もう少し具体的にどのようにプロジェクトを遂行したのか教えてくれますか?
あおい:はい、まず、インターンをチームとして動かしパフォーマンスの質と量を高めるために、解決するべき課題は「業務効率」「業務分担」「評価制度」「エンゲージメント」の4つに大きく分けられると考えました(図2参照)。そして、各要素の理想的な状態と現状のギャップから逆算される解決策を徹底的に洗い出し、周りのインターン生を巻き込みながら実行へと移しました。
その結果、図2の解決策一覧を、予定していた期限の半分である「3ヶ月」で網羅することに成功しました。個人の力量に任せっきりだった環境を、個人の意欲を維持しながらもチームとして切磋琢磨しあえる環境に変革したことで、より効率的で質の高いソリューション提案が可能になったのではないかと感じます。
CSO Renovation Projectを始めて3ヶ月後に集めたインターン生の満足度アンケートで、10段階評価では平均9.1、eNPSスコア(職場に対する満足度)では前年比25%の向上を叶えることができました。その時ひよなさんが「個人個人の仕事をこなすだけだったインターンという場所を、みんなのコミュニティ・居場所にしてくれた」と言ってくだったことが非常に嬉しかったのを覚えています。笑
ー そうなんですね、そんなひよなさんはインターンにてどのような業務を行なっているのですか?
ひよな:はい、前述した通り私は「教育」に興味があり、ここで働き始めました。よって、はじめの一年は英会話学童の先生たちと密接に関わる業務を担当することが多かったです。例えば、授業内容をオンライン上で作成するためのツールをエクセルで開発したり、英会話ゲームの案出し大会を先生たちと行うなど、先生たちの満足度を向上しながらも提供するサービスの価値を向上させるということを行ってきました。
そのようにネイティブの先生たちと日々関わる中で、「外国人が日本社会で生き抜く大変さ・不安・孤独」といった教育とはまた違った課題を見つけました。この課題と立ち向かうために、私は現在「外国人向けの移住・定住サポートの新規事業開発」を行っています。
もう少しわかりやすいように、詳しく話させていただきますね。旅行等で外国に行ったことのある方々は想像しやすいと思いますが、言語も通じない、文化風習の異なる異国の地で暮らすことは大きな不安が伴うものですよね。日本語話者ではない弊社の先生たちの多くはこのような言語の壁はもちろん、慣れない日本で生活する中生まれる不安、友達がいない孤独感ということを日々感じながら生活をしています。
しかし、実際に現日本社会の中で、生きづらさの本質である「不安」「孤独」といった人の感情に訴えるサポートを提供するサービスは存在しません。それもよく理解できます。「人がどのように心の居場所を見つけるのか」は多種多様であり、また人の心を定量的に分析することは不可能なのかもしれません。このような不確定要素だからこそ、そこにアプローチしたビジネスには大きなリスクが伴います。
しかし、設立から10年間、世界中から多種多様な背景を持つ優秀な方々を迎え入れ、「一つの大きなコミュニティ」を掲げてきた弊社だからこそ、目の前にあるこのニーズに答えるべきだと考えました。そこで、来日から定住まで存在しうる言語・文化等のあらゆる障害を乗り越え、安心しながら日本での生活を最大限充実したものにできるような移住・定住サポートを提供するWings Life Supportという事業を開発しました。
といっても、既存の社会では未だ応えられてこなかったニーズに応え、ビジネスとして回していくというのは、自分の想像を遥に超える難しさでした。ましてや、事業を開発したことがない私にとっては、本当に0からのスタートでした。
そんな大きなプロジェクトを受け持ったひよなさん。具体的にどうやってこの困難を乗り越えたのか。インターンインタビューPart 2に続く、、、!!