「採用と組織づくりをリードする」をコンセプトに掲げた、ウォンテッドリー主催のイベント「FUZE」。通算7回目となる今年は9月25日(金)、東京・六本木で「FUZE2026」を開催し、多くの方々にご来場いただきました。
本記事では、当日の様子を各セッションの内容とともにお届けします。
テーマに込めた思い
FUZE2026のテーマは、「“原液”に宿る、AI時代の採用の答え」。
募集を書き、スカウトを送り、書類を選び、面接を記録する──。採用のあらゆる場面で、AIはもはや欠かせない存在になっています。
一方で、いつの時代も候補者の心を動かしてきたのは、その会社が持つビジョンや信念、情熱でした。「FUZE2026」では、そんな組織の根っこにある衝動や願いを“原液”と定義しました。AI に任せられる仕事が増えるいまだからこそ、人の手に残る仕事は何か。その輪郭を、登壇者と来場者のみなさんと一緒に探る1日を目指しました。
企業の“原液”から AI 時代の採用を考えた「Expert Session」
登壇者プロフィール
株式会社人材研究所|代表取締役社長 曽和 利光氏
愛知県豊田市生まれ、関西育ち。灘高等学校、京都大学教育学部教育心理学科。在学中は関西の大手進学塾にて数学講師。卒業後、リクルート、ライフネット生命などで採用や人事の責任者を務める。その後、人事コンサルティング会社人材研究所を設立。日系大手企業から外資系企業、メガベンチャー、老舗企業、中小・スタートアップ、官公庁等、多くの組織に向けて人事や採用についてのコンサルティングや研修、講演、執筆活動を行っている。著書に「人事と採用のセオリー」「人と組織のマネジメントバイアス」「できる人事とダメ人事の習慣」「コミュ障のための面接マニュアル」「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」他。現在、Y!ニュース、日経、労政時報、Business Insider、キャリコネ等、コラム連載中
freee株式会社|共同創業者 兼CAIO 横路 隆氏
慶應義塾大学大学院修了。ソニー株式会社を経て、代表取締役CEO佐々木とともにfreeeを共同創業し2015年にCTO就任、2021年より日本CTO協会の理事を歴任。2026年1月より、新設したChief AI Officer(CAIO)に役割を変更。freee会計の根源思想となる、銀行の取引明細をもとに手入力を不要とする「自動で経理」を自ら製品化するなど、これまでfreeeの技術変革を牽引。AIを経営の根幹と位置付け、プロダクトと技術を最も理解する創業者が陣頭指揮を執ることで、意思決定と実装スピードを最大化させる。
イベントの幕開けを飾ったのは、今年のテーマである“組織の原液”に真正面から向き合う「Expert Session」。登壇したのは、株式会社人材研究所で代表取締役社長を務める曽和さんと、freee株式会社の共同創業者でCAIOを務める横路さんです。
「AI時代の採用に必要な“原液”」をテーマに、曽和さんが聞き手となり、全社のAIシフトを率いる横路さんから、原液を軸にした組織づくりと採用の実践を引き出しました。
「これからはAIエージェントの時代です、と言っても、社内にはあまり刺さらないんです。そこで掲げたのが『Done for You』という言葉でした。あなたのために、すでに仕事が終わっている。お客様を主語にしたこのメッセージが、全員の心をひとつにしました。AI戦略そのものは、他社と大きく変わらないかもしれません。でも、自社のカルチャーに根ざした言葉にすることで、コーポレート組織から開発組織まで、全員が自分の向かう先をわかるようになったんです」(横路さん)
「バリューは、いま全くやっていないことを掲げても『はぁ?』となるだけです。だから、これまでの意思決定で何を大事にしてきたかを、事例とともに語っていく。面接でも、過去のエピソードについて『なぜそうしたのか』を2、3回重ねて聞きます。その場で辻褄の合うストーリーを組み立てられる人は、数千回の面接でもほとんど見たことがありません」(横路さん)
freeeのミッションである「スモールビジネスを、世界の主役に。」と、行動指針「マジ価値」。同社の原液が、AI戦略から採用、社員のリスキリングにまでつながっていく様子が、具体的なエピソードとともに語られました。セッションの最後には、曽和さんから「迷ったとき、人は結局、自分の元々の価値観で動く。だからこそ、自分のこれまでを深掘りしてほしい」というメッセージが送られ、このあとのワークショップにつながるヒントが会場に手渡されました。
自社の“原液”を言葉にした「Workshop」
Expert Sessionで受け取ったヒントを、自分たちの手で形にする50分間が「Workshop」。「自社の“原液”を、言語化する」をテーマに、参加者同士でグループワークに取り組みました。ゴールは、週明けから面接で使える「見極めの問い」をひとつ持ち帰ること。自社の原液を「どの山を登るのか(ミッション・ビジョン)」と「その山をどう登るのか(行動指針)」の2つに分けて書き出し、ペア相手との対話で深めていきました。
「行動指針は、『AよりもBを重視』という形で書いてみてください。たとえば『プロセスよりも結果』『量よりも質』。活躍しているメンバーの直近の意思決定を思い出し、そのとき優先しなかったものをAに置くと、自社で評価される行動が見えてきます。会社のことを知らない候補者にも伝わるつもりで書くのがポイントです」
「AかBか、どちらが正解でもない問いにすると、候補者も疑われていると感じず、本音の価値観を話しやすくなります。たとえば『成約数と成約率、どちらを重視しますか』。事業フェーズも踏まえて答えられるかを見る問いです」
後半は、参加者が人事役と候補者役に分かれて、つくった問いを実際に投げ合うロールプレイ。回答のあとに「AよりもB」の原液をストーリーとともに明かし、問いと原液がつながっていたかをフィードバックし合いました。
参加者の手元に残ったのは、自分で書いた原液のカード。司会からの「会社に戻ったら、なぜこの問いにしたのかを採用チームで話してほしい」という言葉で、ワークショップは締めくくられました。
人材定着の「攻めと守り」を語った「Sponsor Session」
「Sponsor Session」には、freee株式会社で執行役員 人事プロダクトCEOを務める田井野佐介さんが登壇。「AI時代に求められる人材定着とは」をテーマに、7年間で従業員数が約200名から約2,000名へと拡大したfreeeで、自身もマネージャーとして失敗を重ねてきた経験から、人材定着に欠かせない「攻めと守り」の両輪を語りました。
「従業員のモチベーションは、AI時代になってアップダウンが年々激しくなっています。だから私たちは、毎月freeeサーベイに回答してもらい、回答率が90%を超えるまでマネージャーにリマインドを続けます。一番下まで落ち込んでからでは、給料を上げても引き留められない。少し下がったタイミングを察知して、1on1やメンタルケアにつなげることが重要です」
「ミッションは、常に等級プラス1を渡し続けます。成長意欲の高いメンバーには、あえてプラス2を。そのときに大事なのが、PDCAのサイクルの速さです。2日後にたたき台でいいから持ってきてもらい、すぐに壁打ちする。1週間単位ではなく、2・3日単位で回していきます」
後半では、こうした取り組みを専任の人事がいない企業でも実現できるようにと、「freee AIタレントマネジメントシリーズ」を紹介。人事評価、研修・eラーニング、従業員サーベイの3つの領域のサービスで、評価面談のアジェンダや面談のスクリプトづくりまでAIが支援します。Expert Sessionで横路さんが語った「Done for You」が、人事の領域でも形になりつつあることが伝わるセッションでした。
AI時代のチームづくりを語った「Featured Talk」
登壇者プロフィール
株式会社サイバーエージェント|常務執行役員CHO 曽山 哲人氏
上智大学文学部英文学科卒。高校時代はダンス甲子園で全国3位。1998年に株式会社伊勢丹に入社し、紳士服の販売とECサイト立ち上げに従事。1999年に当時社員数20名程度だった株式会社サイバーエージェントに入社。インターネット広告事業部門の営業統括を経て、2005年人事本部長に就任。現在は常務執行役員CHOとして人事全般を統括。「若手育成の教科書」「クリエイティブ人事」「強みを活かす」などを出版。プロダンスDリーグの「CyberAgent Legit」のオーナーも務める。
テレビプロデューサー|佐久間 宣行氏
1975年生まれ。福島県いわき市出身。テレビ東京のプロデューサーとして「ゴッドタン」「あちこちオードリー」「ピラメキーノ」「ウレロ☆シリーズ」「キングちゃん」などを制作。2019年4月からラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」を担当。2021年3月末にテレビ東京を退社し、フリーのテレビプロデューサーに。
Netflix「トークサバイバー1・2・3」「罵倒村」「LIGHTHOUSE」
DMMTV「インシデンツ1・2」
YouTube「NobrockTV」「BSノブロック」は総登録者370万人
著作に「佐久間宣行のずるい仕事術」「ごきげんになる技術」「その悩み佐久間さんに聞いてみよう」など
レギュラー番組「勝手にテレ東批評」
「Featured Talk」に登壇したのは、株式会社サイバーエージェントで常務執行役員CHOを務める曽山哲人さんと、テレビプロデューサーの佐久間宣行さん。「AI時代を勝ち切るチーム作り」をテーマに、2005年の人事本部長就任以来、21年にわたり人事領域を担ってきた曽山さんと、テレビ東京から独立し、テレビ・配信・YouTube・ラジオと媒体を横断して作品を生み続ける佐久間さんが、それぞれの現場から語り合いました。
「僕がよく言うのは“原液”がないと時代に対応できないよ、ということです。カクテルの原液、たとえばジンのように、そのままでは飲めないくらい強いもの。それを持たずに、甘いサワーの作り方だけでやっていくと、時代が変わったときに対応できない。原液があれば、そのときどきのマーケットに合わせて調合できるんです。だから“原液”は、できるだけ若いうちに獲得しておいてほしい」(佐久間さん)
「何も手を打たなければ、カルチャーは必ず劣化します。だからこそ、価値観を明文化し、経営陣が言行一致で体現し、模範となる人に徹底的に光を当てる。そして熱量を生むのは『主役感』です。どんなポジションでも、自分がこの組織を動かしている一人の主役だと思えること。その第一歩は、意見を言える環境をつくることです」(曽山さん)
AIの話題から始まったトークは、やがて「人だからこそできるチームづくり」へ。夢を日々の目標に分解すること、世代の違いを認めたうえで親切であること、意見を出したことそのものを褒めること。最後に曽山さんは、「AIで自動化が進むいまこそ、感情や想いが採用でも大きな差になる」と会場にメッセージを送りました。
10年ぶりのアプリリリースが発表された「Keynote」
「Keynote」では、ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEOである仲暁子が、AIによって採用の風景が大きく変わるなかで、同社がこれから目指す方向性と戦略を語りました。
キーワードは、スキル・ミッション・バリューの3つが自社に合う人と出会う「トリプルマッチ」。採用領域と会社全体の2つの視点から、新機能も交えて発表しました。
「AIでできる仕事を担う人材のニーズは減り、AIを使いこなすハイスキル人材と、自社の未来を担うカルチャー人材のニーズが高まっています。ただ、スキルだけで採用しようとすると、競争は激しくなり、会社にコミットしてもらえないこともある。だからWantedlyは、スキルに加えて、従来の共感採用の軸であるミッションとバリュー、この3つを兼ね備えた『トリプルマッチ』を実現できる基盤を強化していきます」
「生成AIのコンテンツがあふれるほど、人が何を思っているのか、リアルな声を知りたいというニーズは高まります。人間の希少性が増していく『ヒューマンプレミアム』です。2026年3月にリリースした指名カジュアル面談では、従来のカジュアル面談と比べて、エンジニアに2倍ほど多く会えるというデータも出ています」
後半では、採用担当者を支える「Wantedly Hire」のAI機能として、AI書類選考、MCPサーバー、そして会場で初公開となったAI議事録を紹介。さらに、10年ぶりの新アプリとなる個人向け転職AIエージェント「Mendy(メンディ)」を発表し、実機でデモを行いました。
企業側には 「Wantedly Hire」、個人側には「Mendy」。AI時代のトリプルマッチを支えるサービスの姿が示されました。
40,000社の頂点が決まる「Wantedly Awards 2026」
「FUZE2026」のメインコンテンツであるWantedly登録企業の1年間の取り組みを称える表彰式「Wantedly Awards 2026」がスタート。表彰されるのは、Wantedlyの各機能における卓越した運用力を競う「CRAFT CATEGORY」、Wantedlyを通じて生まれた人と会社の出会いのエピソードを称える「EPISODE CATEGORY」、採用ブランディングや共感採用といった観点での総合力を称える 「TEAM OF THE YEAR」、そして福利厚生サービス「Perk」や採用管理システム「Hire」それぞれのご利用企業様を称える「PRODUCT EXCELLENCE」 の4つの部門です。ここからは受賞企業のコメントを一部ご紹介します。
TEAM OF THE YEAR GOLD | 株式会社ログラス
見事、登録企業40,000社の頂点となる「TEAM OF THE YEAR GOLD」に輝いたのは、経営管理クラウド「Loglass」を開発・提供する株式会社ログラスです。そして今回はサプライズで「広告オプション 3ヶ月分無料」が副賞として贈呈されました。
「私たちも採用広報では、よく見せようとするのではなく、ありのままを見せることを大切にしてきました。いい仕事やいい挑戦だけでなく、失敗も含めてです」
「そのブランディングを牽引しているのは、2020年にWantedly経由で自己応募してくれたメンバーです。いまはVPoEを務めています。開発手法の挑戦がうまくいかなかったときも、迷いや葛藤まですべてオープンにしてくれました。Wantedlyで出会った仲間がつくってきたものが今日の受賞につながったことを、心からうれしく思います」
株式会社ログラスの受賞インタビュー記事は以下よりご覧いただけます。

「会社」というプロダクトを、更新し続ける。事業戦略から逆算する組織づくり|TEAM OF THE YEAR GOLD:株式会社ログラス - Wantedly
「TEAM OF THE YEAR SILVER」を受賞した株式会社yutori
「TEAM OF THE YEAR BRONZE」を受賞した匠技研工業株式会社
利用開始から1年以内で成果を上げた企業を称える「TEAM OF THE YEAR ROOKIE」にはウィルク株式会社が選出
非首都圏企業において成果を上げた企業を称える「TEAM OF THE YEAR LOCAL」には、Gastroduce Japan株式会社が選出
CRAFT CATEGORY
Wantedlyの各機能における卓越した運用力を称える「CRAFT CATEGORY」。「MATCH CRAFT GOLD」は冒険社プラコレ、「STORY CRAFT GOLD」は株式会社ジャンボ、「SCOUT CRAFT GOLD」はアーチーズ株式会社、「PROFILE CRAFT GOLD」は株式会社TAPPがそれぞれ受賞しました。
MATCH CRAFT GOLD | 冒険社プラコレ
「Wantedlyがなかったら、いまの会社の姿はなかった。そう思えるほど、たくさんの仲間とここで出会ってきました。AIがどれだけ広がっても、人と人が出会う体験には、それだけで大きな価値があります。Wantedlyを通して、そうした出会いを重ねてこられたことを誇りに思います。これからもいい会社をつくり続け、いい仲間と出会っていきたいです」
冒険社プラコレの受賞インタビュー記事は以下よりご覧いただけます。

採用も、制度も、みんなでつくる。「仲間を大切にする」から始まる、採用と組織づくりの循環|MATCH CRAFT GOLD:冒険社プラコレ - Wantedly
STORY CRAFT GOLD | 株式会社ジャンボ
「私たちは昨年も『FUZE』に参加して、絶対に賞を取りたいと思っていました。社員60名のうち、半分以上がWantedlyでの採用です。ストーリーでは、自社の魅力を伝えるだけでなく、候補者が入社したらどんな働き方ができるのか、リアルを想像できる内容を書くことを意識してきました。会社がこうして成長できているのも、Wantedlyのおかげだと思っています」
株式会社ジャンボの受賞インタビュー記事は以下よりご覧いただけます。

未経験でも、すぐ最前線へ。挑戦する人材を育てる組織づくり|STORY CRAFT GOLD:株式会社ジャンボ - Wantedly
SCOUT CRAFT GOLD | アーチーズ株式会社
「人事は、成果が目に見えにくく、自分たちの仕事が事業成長にどう貢献しているのかを実感しにくい仕事だと思います。今回の受賞で、日々の積み重ねがこうして形になるのだと、改めて感じることができました。これからもWantedlyを活用しながら、採用の面から事業成長に貢献していきたいと考えています」
アーチーズ株式会社の受賞インタビュー記事は以下よりご覧いただけます。

価値観を軸に、多様な人材と拠点をつなぐ組織づくり|SCOUT CRAFT GOLD:アーチーズ株式会社 - Wantedly
PROFILE CRAFT GOLD | 株式会社TAPP
「採用ブランディングの一環として、プロフィールづくりに取り組みました。この賞は、多くの社員が協力してプロフィールを作成したからこそ、いただけたものだと思っています。全社が一丸となったプロジェクトが実を結び、それを評価していただけたことが何よりうれしいです」
株式会社TAPPの受賞インタビュー記事は以下よりご覧いただけます。

変化する組織に、変わらない軸を。『経験』ではなく『価値観』でつなぐ、TAPPの採用と組織づくり|PROFILE CRAFT GOLD:株式会社TAPP - Wantedly
BEST EPISODE GOLD | 株式会社ABABA
Wantedlyを通じて生まれた、人と企業の出会い・活躍のエピソードを募る「EPISODE CATEGORY」。FINALISTとして選出された3社の中から、もっとも心を動かされたエピソードを「EPISODE CATEGORY GOLD」として表彰されます。
GOLDを受賞したのは、就職活動の過程が評価される『ABABA』を提供するHRスタートアップの株式会社ABABA。2度の内定辞退という厳しい状況から、Wantedlyのプロフィールを起点に、広報への志向が自社の方針と一致する人材と出会い、採用に至ったエピソードを投稿いただきました。
「広報は市場にいる人自体が少なく、会社によって役割も違うため、求める経験を持つ人もなかなかいません。さらに、私たちの価値観に共感してくれる人となると、もっと限られます。三重苦を背負っての採用活動でした。1年近くかかりましたが、ようやく一緒に広報を担う仲間を迎えられました。やらないといけなことをこなす毎日から、 やりたいことにも着手できる毎日へ。素敵な採用ができたことで、私自身の働き方も大きく変わりました」
株式会社ABABAの「ドラマな採用」マンガは以下よりご覧いただけます。
FINALISTに選出された株式会社AIVICK
株式会社AIVICKの「ドラマな採用」マンガは以下よりご覧いただけます。
FINALISTに選出された弁護士ドットコム株式会社
弁護士ドットコム株式会社の「ドラマな採用」マンガは以下よりご覧いただけます。
PRODUCT EXCELLENCE
「PRODUCT EXCELLENCE」では、福利厚生サービス「Perk」と採用管理システム「Wantedly Hire」を、組織づくりや採用の現場に深く根づかせて活用した企業・団体を称えました。
福利厚生サービス「Perk」で、メンバーとの信頼関係を構築した企業を称える「PERK MASTERY AWARD」はユアサ労働組合が選出
採用管理システム「Wantedly Hire」で、採用の質向上を実現した企業を称える「HIRE MASTERY AWARD」はfreee株式会社が選出
受賞企業から実践を学んだ「Award Winners Interview」
ステージプログラムの締めくくりは「Award Winners Interview」。Wantedly Awards 2026を受賞した企業を代表して、3社に採用や組織づくりで大切にしてきたことを伺いました。
Part1では、TEAM OF THE YEAR GOLDを受賞した株式会社ログラスのChief of Staff兼HRBPを務める広瀬丈さんに採用ブランディングについてお話しいただきました。Part2では、MATCH CRAFT GOLDを受賞した冒険社プラコレで取締役を務める小倉哲也さんと、SCOUT CRAFT GOLDを受賞したアーチーズ株式会社でJapan HR Managerを務める大林彩乃さんに、Wantedlyの運用についてお聞きしました。
「採用ブランディングで、いい会社のふりをするのは最悪です。何が合わないのか、何がプラスで何がネガティブなのか。原液をそのまま発信することが大事だと思っています。うまくいかなかった取り組みも、社内で振り返って共有した情報量を、そのまま社外にも出す。社内と社外がイーブンでないと、ハレーションを生んでしまうんです」(ログラス広瀬さん)
「発信の上で大事にしているのは、一貫性です。InstagramやTikTokで知ってもらい、そこから100%Wantedlyに誘導して理解を深めていただく。そして社員の普段の姿や仕事の様子を、誇張せずありのままに発信しています。新卒のときにご縁がなかった方が、2年後にストーリーを見て再応募してくれたこともありました」(プラコレ小倉さん)
「スカウトの大まかなテンプレートはありますが、『なぜあなたに送るのか』『なぜ弊社なのか』は、人事担当者が候補者のプロフィールを読み込み、自分の言葉で書いています。感情を伝えることこそ、AI時代に大事だと思うんです。入社後の活躍は、採用の入り口で80%くらい決まると考えています」(アーチーズ大林さん)
3社に共通していたのは、自社のありのままを、人の言葉で伝え続けていること。AIで生まれた時間を、人にしかできない発信や候補者とのコミュニケーションに充てているという話も、この日のテーマである「原液」に重なります。
交流の輪が広がった「After Party」
すべてのセッションが終わったあとは、参加者同士が交流する場として「After Party」を開催しました。セッション中の真剣な空気から一転、ドリンクと軽食を片手に、会場のあちこちで会話が弾みました。
その中で行われたのが「Wantedly Success Partner Awards」。Wantedlyをご利用いただいている企業の採用成功を、導入と運用の両面から支えてくださったパートナー企業を称える賞です。今年は株式会社OTOGIが1位に輝きました。
会場内には特設ブースも設けました。主要プロダクトである採用サービス「Wantedly」、福利厚生サービス「Perk」、次世代型採用管理システム「Wantedly Hire」に加え、今回はユーザーコミュニティ「Lab W」とオリジナルボードゲーム「THINK×SYNC」のブースも出展。スポンサーブースには、freee株式会社と、スタートアップ・ベンチャー企業に特化した不動産テック企業である株式会社IPPOのブースが並びました。休憩時間やAfter Partyの合間には、多くの方に足を運んでいただきました。
また、昨年に引き続きイベント開始時から「CASUAL NETWORKING」も実施。気になる参加者と15分間のショート面談ができる企画です。各テーブルでは、日々採用と組織づくりに奮闘する担当者同士の熱いトークが繰り広げられました。
おわりに
「“原液”に宿る、AI時代の採用の答え」をテーマに開催した今年のFUZE。セッションで語られた言葉や受賞企業のエピソード、会場で交わされた会話の端々に、それぞれの組織が大切にしてきた“原液”がにじむ一日となりました。
AIに任せられる仕事が増えるいま、人の手に残る仕事とは何か。その答えのひとつは、組織の根っこにある想いを、自分たちの言葉で伝え続けることなのかもしれません。
ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。来年度もFUZEを開催します。またお会いできる日を楽しみにしています。(過去に開催したFUZEの様子は、以下の記事で紹介しています)