主力事業である「STAFF START」を軸に着実に成長しているバニッシュ・スタンダード(以下、VS)。メンバー一人ひとりが事業を盛り上げるために、日々活動しています。
今回はVSのブランディング戦略・広報活動を担う Branding Teamの清水 柚芙と高橋 猛志にインタビュー。どのような想いで「VSの魅力を広める活動」をしているのか話を聞きました。
(聞き手:Corporate Design・大山 都子)
プロフィール
清水 柚芙(しみず ゆう)・写真右
学生向けマンションを主に扱う不動産会社での企画開発営業を経て、プログラミングスクールの広報アシスタントにキャリアチェンジ。その後、認可保育所運営会社の広報室立ち上げを担当し、社内外双方に向けた広報活動に注力する。さらなる「攻めの広報経験」を求め、2022年5月にVSへ入社し、パブリックリレーションズの要として活躍中。社内での愛称はちゃんゆー
高橋 猛志(たかはし たけし)・写真左
似顔絵師として全国行脚を経験。海外渡航を経て、結婚を機に雑誌編集社に就職。その後は、WEBマガジンの立ち上げ・編集業務、ECサイトの商品企画、古着店の店長業務、事業会社数社での広報や販促などの多種多様なキャリアを歩む。前職で「STAFF START」を導入していた縁で、2023年8月にVSへ入社。スタッフの価値向上を軸にしたイベント企画〜実行までを担当している。社内での愛称はジャイさん。
※本記事の内容は2024年8月公開時点のものです。
VSのブランドをつくり、浸透させていく仕事
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、Branding Teamについて教えてください。
清水:Branding Teamは、その名の通り「会社をブランディングしていく」チームです。VSにまつわるすべてのブランドをつくり、その地位を上げていく。さらに、それらを浸透させていくことがミッションです。
この壮大なミッションを叶えるために、パブリックリレーションズで世の中とVSの関係値を築く広報PR、「STAFF START」のユーザーであるスタッフ様・店舗の価値や地位を向上するイベントの企画運営、ブランディングデザイン兼翻訳の3つの役割を担っています。ブランディングにおいて「翻訳」のイメージはないかもしれませんが、これは創業者が描く壮大なビジョンを社外(社会)や社内(社員)に正しく伝えるために言語化するということです。創業社長のスタートアップ企業ならではの役割かもしれませんね。
ーーさまざまな活動をしているんですね。今回は清水さんが担当しているお仕事を中心に伺えればと思います。清水さんはBranding Teamの中でどのような役割を担っているのでしょうか?
清水:私が担っているのは「広報PR」の役割です。対外的に発信するプレスリリースや会社のニュースの執筆や編集、新規メディア開拓や取材対応・記者発表会などのメディアリレーションズ、各種イベント対応、関係各所と連携しながら「VSの出来事を世の中ごとにする」ための活動を広く担当しています。
ーーVSで広報活動をしてきた中で、特に印象に残っている仕事はありますか?
清水:たくさんありすぎるのですが、入社1年目はとにかく怒涛でしたね。私が入社した2022年当時のVSは社員数30名程度のスタートアップ。しかし、その時にはすでに「Rakuten Fashion」との連携が決まっており、入社早々に楽天グループと共同で記者発表会の準備をすることになりました。さらには、日経クロストレンドから代表の小野里が書籍を出すことが決定。書籍出版にあたり、多くのクライアント様への取材活動に奔走しました。スタートアップとは思えないスケールの広報業務に驚いた記憶があります。
創業者の「代弁者」として、”バニッシュらしさ”を体現していく
ーーVSの広報に求められる姿勢を教えてください。
清水:やはり創業者である小野里の「代弁者」となるべく鍛えられている感じはしますね。小野里は描くビジョンも壮大でその発想もすごくユニークな人間です。その小野里の「面白さ」を正しく伝えるというところは求められていると感じますね。ジャイさんはどう思いますか?
高橋:小野里曰く、Branding Teamは特殊部隊なんですよね。うちの会社は全社的に”バニッシュらしい”とされる「情熱」が求められていると思うんですけど、その血が一番濃いのがBranding Teamだと思います。「スタッフさんの価値を向上させたい」という情熱を持って、世の中に広めていく。そのためにも創業者の小野里の想いを一番理解している必要があります。日々やるべきことを考え抜いて、それを確実に実行していくことが求められることですかね。
ーーまさに、情熱を持って仕事をしている一人が清水さんだと思うのですが、仕事をする中で心がけていることはあるのでしょうか?
清水:もともと私は感情豊かな性格なので、その感情をしっかり仕事に結びつけようと思っています。「こうなったらいいな」と思うだけで終わらせず、可能な限りそれを形にする。広報として「どうすれば実現できるのか」を考えて行動するというところは意識していますかね。
ーージャイさんから見て「清水さんのここがすごい」というところを教えてください。
高橋:よくこの仕事量をこなしているなと思いますね。広報の仕事はそれぞれの会社でやるべきことも違ってくると思うのですが、VSの場合は一般的に「広報業」と言われるすべてが業務範囲になります。企業やスタッフに向けた広報活動を一人でこなすバイタリティは本当にすごいなと。実は、私が前職時代に「STAFF START」のユーザーとしてインタビューを受けた時の担当も清水でした。当時から「他者とのつながりをすごく大事にしている方だな」という印象を持っていましたね。クライアントやメディアなどステークホルダーをがっちり掴んでおけるところが魅力ですし、だからこそ「清水にしかできない広報」が実現できているんだと思います。
みんなの情熱が形になっていくさまを近くで感じられる
ーー広報として「求められる」ことをお聞きしてきましたが、逆にVSで広報を経験することで感じられる魅力はどんなところでしょうか?
清水:「0→1」を生み出せることが一番かなと思います。Branding Teamは社長直下の組織ですが、チームとしてはまだまだこれから。「1から組織を作りたい」「マネジメントしていきたい」という方にもその機会を提供できるフェーズです。また、Branding Teamのメンバーは全員「現場叩き上げ」タイプ。頭を使うだけではなく、自ら手を動かしてきた人たちから学べることは多いと思っています。あとは、黒字かつ完全自己資本のスタートアップ企業の創業社長とマンツーマンで仕事ができることはなかなかないので、かなり刺激的な経験ができるんじゃないかなと思いますね。
高橋:たしかに、滅多にない経験ができますよね。私自身が一番「VSに入社してよかった」と思うのも「大きな目標が本当に実現していく」のが目の前で見れるところ。情熱を持って取り組んだことが形になっていくさまを目の当たりにできるのがBranding Teamなのかなと思います。
清水:「やってみたいのにやらせてもらえなかった」という経験のある人にとっては願ってもない環境ですよね。私も以前の職場では「もっとこうしたいのに」と感じるところはあったのですが、今では毎日「やりたいことはなんだ」と聞かれるほどです。むしろ自分の中で「やりたいことが出尽くしたぞ。次は何をするべきか」と、頭をフル回転させることになります(笑)。
ーーVSの魅力を知り尽くしたお二人が思う「VSのここが好き」というところを教えてください。
清水:みんなの「プロダクト愛が強い」ところでしょうか。同じ会社に集まって働いているといっても、みんながプロダクトが大好きなことってあまりないと思うんですよ。もちろん細かい仕様の部分で「もっとこうした方が良いのでは?」という個々人の想いはあれど「STAFF START」のサービスビジョンに全員が共感していて、間違いなく「好きだ」と言えるのは一番の魅力だと思います。
高橋:プロダクト愛と別の観点だと「スピード」と「仲間」もVSの魅力です。事業が進むスピードの早さに入社当初はすごく驚きました。下手したら昨日のことがすでに「過去」の出来事になっていることもあるほど、日々の変化が激しいんですよ。もちろん長期的なスパンで物事を考えることは大切ですが、それをどれだけ短い時間で実現できるのかが求められます。変化を楽しめる方にとってはすごく面白い環境ではないかなと思いますね。
また、VSには所属部署に関係なく「一石を投じるとみんなが手助けしてくれる文化」があって、それもスピードを上げるために作用している感じがしますね。
清水:すごくわかります。Slackでもオフィスでも困っていると、絶対に誰かしらが集まってくれるんですよね。それが最適解になるかどうかは置いておいて「これじゃない?」と声を上げてくれるので、それにすごく助けられます。じゃいさんの言うとおり、それがVSのスピード感の所以なのかなと思います。然るべき時に然るべき人が助けてくれる。全員の知見で動けるところが強みです。
高橋:そうそう。Slackで全社的なお願いを出した時にも、1秒後には「この方法のほうがいいんじゃないか」とフィードバックが返ってくる……なんてことも日常茶飯事。当たり前に「神対応」をしてくれる人が多いんです。
清水:みんなの反応が早すぎて、気づいた時には解決済みなんてこともありますよね(笑)。社歴の長いメンバーが率先してそういうコミュニケーションをとってくれるので、新しく入ってきたメンバーも「これがVSのコミュニケーションなんだ」と、文化が根付いていっているんだと思います。
もっと世の中にVSの情熱を広めるために新しい仲間を迎えたい
ーー今後の目標を教えてください。
清水:大きくは二つです。VSは現在転換期を迎えており、CTOの西川のジョインもあって「STAFF START」以外の新しいサービスも増えてきています。そのため、それらを世の中に根付かせていくための広報PR体制の強化が目標の一つです。
そして、もう一つがパブリックとの関係値を築き、事業をドライブさせていくこと。「STAFF START」が世の中に受け入れられた要因の1つには、コロナ禍でお店が休業したこと広がった「店舗スタッフは不要不急なのか」という風潮に対して「みんな大切で必要な仕事だ」と、メッセージを送ってパブリックとの関係を築いてこれたからというのがあります。今後より一層「STAFF START」や新サービスを世に広めていくための広報施策を見せていきたいなと思っています。
ーー最後に「こんな人と働きたい!」というメッセージをお願いします!
高橋:「STAFF START」は小野里の情熱から生まれたサービスなので、情熱溢れる人にはぜひジョインいただきたいと思っています。VSの情熱を広めるために、その熱量を倍加させて、外に発信できる方と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。
清水:私自身は、誰かの0→1の「1を10」にしたり、あるべきところに業務フローを持っていったりということが好きな人間です。なので、逆に「0→1」の「こんなことしたい」を思いっきり発揮したい人、情熱を持って取り組める人と一緒に仕事ができるとチームとしてのピースがはまるのではないかなと思っています。あとは、シンプルにトライ&エラーを恐れない柔軟性のある人とご一緒したいですね。「失敗したらどうしよう」ではなく、たとえ自分が出したアイディアが失敗したとしても「悔しいけど、次また頑張ろう!」とポジティブ思考を持てる方が来てくれたら、代表の小野里やチームメンバーと素敵な化学反応が起こるんじゃないかなと思っています。