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こんにちは、コミュニケーションチームの因幡です。毎週、ユーザベースメンバーを紹介していく「UB ZOO」。
今回は、自分への甘さを捨てるため、内定もない中で自分の退路を断って関西から東京に引っ越し、ユーザベースでのインターン経験を経て新卒入社をした松井についてご紹介いたします!
プロフィール
分類:SPEEDA CSチーム属 海外ドラマ大好き科
学名:松井亮介(まつい りょうすけ)
ニックネーム:りょうくん、りょうちゃん、まっつん、のりお
入社歴:インターン生として2016年から入社
ポジション:SPEEDA CSチーム リサーチチーム リーダー
好物: のり
(おやつとして100枚以上は食べられる。その結果、のりおとよばれていたことも)
特技:友達づくり、ツッコミ
趣味:海外ドラマ、飲み会
大学生時代は様々なプロジェクトの立ち上げや、高校生向けの教育プログラムの展開、インターンや留学など、常に挑戦を続けてきた松井。
ユーザベースに入る前のインターン先では、オフィス掃除からイベント運営、クライアント対応まで幅広い業務を担当してきましたが、周りと自分の実力差に愕然。自信がなくなることもありました。その後、渡米した留学先では、より充実した留学生活を求め、転学をしたり、ローカル企業でインターンをしたりと、挑戦の範囲を広げていきましたが、1年という限られた時間の中で出来ることは限られていました。
そんな中で自分への甘さを乗り越えるために、内定がない状態で関西から東京に飛び込み、ユーザベースのインターンに。自分の道を模索し続け、悩み、迷いながらも1つひとつの壁を乗り越えてきました。今回のUB ZOOでは、インタビューでも飾らない彼の等身大の姿をお伝えします。
やっと自分の居場所を見つけられたと思った
――自分を追い込むためにも退路をたち、背水の陣でユーザベースに入ったそうですが、その理由はなんだったんですか?
松井:周りから「お前は会社にいるタイプじゃない」と言われたこともあり、自分に合う会社なんてないんじゃないか・・と思っていました。だから、自分で事業をやろうとも思っていましたが、正直それはそれで上手くやれる自信もなかった。なので、どこかで修業させてほしいという思いもありつつ、「継続的に結果を出し続けることができない」という自分への甘さも感じていました。
今までも様々な挑戦をしてきましたが、正直どれもやりきった感がなかったんです。
だから、覚悟を決めて頑張らないと、どうせまたインターンをしても、そこそこやって終わるなと。今後の自分の人生を考えても、物事をやりきる力が足りなくて、ここでうまくいかなければ、自分の人生あとがないなと思い、内定はなかったのですが、退路を断ち、関西から引っ越して自分で生計を立てようと思いました。
――ユーザベースでインターンしてみて、実際どうでしたか?
入ってみて、本当に良かったです。もともと入社前のユーザベースのイメージとして、人を大事にする印象がありました。僕にとってはそこがすごく大事だったんですが、入社後もその印象が変わることはなかったですね。
会社員に向いていないと言われたこともあったし、かといって自分で事業をする自信もなく、大学生まで全然友達ができなかったことや、家族の中でも浮いていたこともあって、自分の居場所をずっと探していた感覚がありましたが、ユーザベースにきて初めて自分の居場所を見つけたように思います。自分に合うなと。
最初は周りに理解されなくても、絶対にやる必要があると思った
――新卒として入社して1年が経ちましたが、今はどういうことをしているのですか?
現在は、インターン生時代から在籍しているコンサルティングサービス(CS)チームに所属しています。CSチームは3つのチームに分かれており、業種軸でプロファーム向けに対応するチームと事業会社向けのチーム、そして機能軸で事業会社からくる様々なリサーチ関連の問い合わせを対応している「Research」というチームがあります。
このResearchというチームを去年7月に立ち上げました。現在ではインターン生を中心にメンバーが5名ほどいるチームになっています。
――なぜリサーチ機能をチーム化しようと?
もともとSPEEDAはプロファームのお客様向けに作られたのがスタートで、プロファームのお客様はSPEEDAの中で完結できる部分が多いんです。一方で、事業会社のお客様は、もっと細かい業種区分でデータが欲しいというニーズがあって、そこに対してSPEEDAで答えられない情報もあり、その場合は外部からデータをひっぱってくる必要があります。
今、事業会社のお客様が増えている中で、必然的にこのリサーチの件数も増えていくだろうと思いました。
もう一つは、当初リサーチ業務はCSチームとアナリストチームの兼任のチームでやっていて、非効率な部分がでている部分もあり、それぞれのチームがフォーカスすべき業務に集中できるように、効率という観点と顧客満足という観点、そして事業会社のお客様もどんどん増えているという3つの観点から、リサーチ専門のチームを立ち上げることにしました。
最初はリサーチサービス自体の価値を、周囲に理解してもらえていない状況もあったのですが、今後を考えた時にリサーチサービスへのニーズは確実にあるうえに、リクエスト件数も絶対に増えてくる。何よりもリサーチ機能でSPEEDAの価値を高めて、お客様に満足していただくためには、絶対にやる必要があると思ったんです。
周りを頼りながら、個々のメンバーが楽しく働ける環境をつくりたい
――果敢に挑戦しているイメージですが、今までやってしまったな。悔しいなと思ったことはありますか?
2つあって、1つ目は、上手く自分と周囲との仕事の差配ができず、すべて自分で抱え込んでしまい、結局何もまわらなくなるというのは大きな失敗でした。Researchチームを立ち上げた時期と採用担当としてサマーインターンをスタートした時期がかぶった時に、抱え込みすぎてしまい、学生の方々への連絡が遅れてしまったり、リサーチ業務の方も時間が全然取れなくなったりと、どれもうまくいかなくなったことがありました。
自分ができてないのか、もっと自分が頑張らなければならないのかということすらも分からなくなっていましたね。
もう1つは、ポジティブコミュニケーションは大丈夫なのですが、言いづらいことを相手に伝えるコミュニケーションが苦手で、気になっていることや不満をうまく伝えられず、実は周囲との信頼関係が全然築けていなかったことがありました。ここは突き詰めると、自分が嫌われたくないという想いがベースにあったのだと思います。
――それを経て、自分の中で変わったことはありますか?
結局、できないこととかうまくいかないことって、突き詰めると自分の価値観とか考え方に落ちるのではないかと思っていて、僕の場合は、自分が認められたいという思いがすごくありました。
なんで抱え込むかと考えた時に、自分がやらないと評価されないんじゃないかという思いがあって、自分に自信がないから自分がやって自分が評価されたいという延長線で人にボールを渡していなかったことに気付いたんです。
そこに気付けたのは同じインターンであり新卒同期の子が、仲間を信じ、うまく周りを巻き込みながら高速で仕事をまわしている姿を見た時に、そっちの方が仕事やお客さんに対しても真摯なやり方だなと気付かされました。
Researchチームのリーダーとしては、自分が理解をしないと明確に指示が出せないので、新しいリサーチ手法を使うタスクについては全体像がみえるまでは自分自身で粘り強くやり、全体像がみえてきたら周りにお願いしながら、タスクを配分していくようにしています。
また、今では「お茶」と称して、チームメンバーと1対1で話す時間を設けており、そこで自分が気になったことや、相手も思っていることなどをオープンに話し合い、何でも言いあえる雰囲気作りを心がけています。
――今後Researchチームをどのようにしていきたいですか?
メンバーが自分たちの個性を活かせて、楽しく働けるチームをつくっていきたいと思っています。インターン生一人をとっても、ユーザベースで働く理由やモチベーションも千差万別だと思うので、みんなで楽しく働くためにはどうしたら良いかをひたすら考えています。
Researchチームを立上げてから半年間は、30人くらい面接をしても1人も採用ができない時期もあったので、念願かなって立ち上がった今、一緒に働いているメンバーが気持ちよく働ける環境をつくっていきたいと思っています。
――色々迷い、自問自答しながらも進んでいる松井くんにとっての将来の目標は?
将来的には、自分の仲間と事業をしたいと思っています。なので今は経験を積みながら、この分野で勝負したいと思えるような事業を探し中です。ユーザベース創業者の梅田さんたちも、投資銀行やコンサルで仕事をしている中で生まれた問題意識をベースにして事業を作っています。僕も日々働いていく中で、社会の中で解決すべき課題のストックを増やしていきたいと思っています。
あとは、失敗談でも話しましたが、自分自身、ネガティブなことを伝え合わなければならない場面が非常に苦手だと感じているので、そこも含めてユーザベースが大切にしているオープンコミュニケーションをしっかりとりながら、周りとの信頼関係をさらに築いていくことで、機会があれば新しいサービスの立上げになども関わっていきたいなと思っています。