結果を出さなければ生き残れないベンチャー企業で、「失敗を賞賛する」文化は本当に成り立つのかーー。
「より多くの人にグローバルという選択肢を」をミッションに、日本最大級の海外教育旅行サービス「StudyIn」を国内外で展開するブルード。代表の田中はその社風を「世界で勝つことにこだわるプロアスリートチーム」と表現します。
プロセス以上に結果を問う組織でありながら、今期は4つの新規事業が一気に立ち上がり、社内では毎月のように新規事業の公募が出ています。
今回は、ブルードのアンジーが面接で実際によくいただく質問を田中にぶつけました。
新規事業を任せる4つの基準や撤退の判断、そしてブルードで伸びるメンバーの共通点とはーー。意図して設計された「挑戦を応援し、失敗を賞賛する」カルチャーの中身をひもときます。
写真右:株式会社ブルード 代表取締役社長 田中 彰太(たなか しょうた) アメリカでのカレッジ留学を経て、創業期の株式会社リジョブに入社。新規事業開発部にて複数の開発責任者を統括。2012年に株式会社ブルードを創業し、代表取締役に就任。映像メディアマーケティング「StudyInネイティブ英会話」「Dive Into Japan」、海外教育旅行サービス「StudyIn」などを展開する。
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写真左:株式会社ブルード マーケティング部 シニアリーダー アンジー
早稲田大学卒業。幼少期から計10年をシカゴ、オランダ、シンガポールで過ごす。在学中に役者を志し卒業後、2年間は役者活動に従事。弊社では、マーケティング部シニアリーダーを担当。
※この記事は、公式YouTubeで配信中の動画を編集して記事化しています。
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世界で勝つことにこだわる「プロアスリートチーム」
アンジー:早速1つ目から、ブルードの社風について聞かせてください。
田中:一言で言うと、『世界で勝つことにこだわるプロアスリートチーム』ですね。
ビジネスにおいて、結果から対価を得る行為は、アスリートと変わらないと思っています。プロアスリートの人たちは意識の高い人が多いと思うんですけど、ブルードではそれに近い意識を持ったメンバーが多いです。
綺麗事抜きにベンチャー企業は結果を出さないと生きていけないです。
なのでアスリート同様に、プロセスよりも結果を重視しています。もちろん、プロセスも大事ですけどね。
アンジー:「アスリート」と聞くと個人主義的なイメージを持つんですけど、その点はどうでしょうか?
田中:一匹狼な感じはしないです。
Slackのスタンプでもよく「ONE TEAM」「一蓮托生」が押されています。
アスリートといえど、一人で「結果」という残酷な現実とずっと対峙し続けるのはしんどいじゃないですか。だからこそ、チーム感が重要になると思うんです。
個人(ピン)としても強いけど、一人では届かない目標をチーム全員で掴み獲りにいく。そういう会社だと思います。
「まだやれるのに」とくすぶっている人ほど、ブルードで成果を出す
アンジー:次の質問もよくいただきます。ブルードではどんな人が活躍していますか?
田中:よくあるパターンの1つ目は「自分はまだまだやれるのに。」とふつふつ燃えているのに、環境要因で過小評価されてしまっている人です。
本人がやる気がみなぎっていれば、うちでは他の人が気づいていない「きらりと光る強み」を見つけようとしますね。それは面接や、社内育成のスタンスとして一貫しています。
そんな人が適切に強みを発揮できる環境に身をおけば、圧倒的に成果が出ることが多いです。
2つ目は伸びているマーケットに出会えていない人。
マーケットが伸びていなければ、会社も伸びない。
それによりバッターボックスも限られるので機会が欲しくても得られないですよね。
そういう人がブルードに入ると機会は山ほどあるし、本人もそれを求めているので、渡すと成果が一気に跳ねることが多いです。
「自由と責任」のカルチャーと、新規事業を任せる4つの基準
アンジー:「機会」について、今期は4つの新規事業が一気に立ち上がりました。これはトップダウンで決まったんですか? それとも手が挙がったんですか?
田中:両方ですね。ボトムアップで「これやらせてくれないですか」と来るケースと、こっちから「これ、誰かやらない?」と公募するケース。
トップダウンで指示すると萎えてしまうメンバーもいるんですよ。(笑)
「いや、俺の意思でやりたいから」と。だから、できる限り意思を尊重するようにしますね。
その代わり、自分でやりたいと言ったんだからやりきろうね、と握る。これもブルードの『自由と責任』のカルチャーですよね。
とはいえ、誰でも彼でも任せるわけではなく新規事業を任せる基準も設けています。
1つ目は、スキルがあること。
2つ目が自燃型。
自分で勝手に自分の機嫌を取って、ガンガン推し進められる人。要は、自分で燃えられるということですね。
3つ目が点火型。
自分の火を周りの人につけて巻き込める人。巻き込んでチームを作って、ガンガン前に進められる方。
4つ目が個人課題の克服です。
得意なことを伸ばすのも大事なんですけど、課題のマネジメントもすごく大事なので。自分で自分の課題を改善していくのか、もしくはその部分を上手に周りのチームメイトに任せていくのか。ここが4つ目として、すごく重要になってきます。
もちろん今のAIのように、「AIネイティブカンパニーにするんだ」と一気にトップダウンで走らせることもあります。ただ新規事業は、ボトムアップの方が当たるという感覚を最近かなり得ていますね。
新規事業に失敗したらどうなるのか
アンジー:失敗したらその先どうなるのか。ここはメンバーとしても気になるところだと思います。
田中:撤退基準は、もちろんあります。「これはうまくいかないだろうな」と思ったら、その事業は畳んで、担当メンバーには別の環境で活躍してもらいます。
そもそも新規事業をやる理由は2つあって、①事業成長と、②そのメンバーを経営人材に育てる人材育成の観点です。
機会を渡して挑戦を促せたら、事業が失敗しても成功しても、どっちみち人は成長します。撤退してもその後、別のポジションでしっかり活躍してくれます。
たまに「新規事業が当たらなかったら終わりなのか」と感じる人がいますが、それはいちばん持ってもらいたくない感情ですね。
新規事業にチャレンジしていること自体が素晴らしいし、それがもう成功だと思っています。
失敗したというよりは「うまくいかなかった」ことで1つ仮説検証できたと考える。そういう意味では、うまくいったと言ってもいい。
かつ本人はチャレンジによって成長しているわけです。会社としてはありがたいですよ。また一人成長しているな、という感覚です。
その人が次に海外をやったり、別の新規事業をやったり、既存事業のトップをやったりするわけです。なので、これはもう本当に、いいことしかないんですよ。
挑戦を応援し、失敗を賞賛する。そのカルチャーは意図して設計する
アンジー:なるほど、面接では「挑戦をちゃんと許容してもらえる文化は本当にありますか」ともよく聞かれますがいかがでしょうか。
田中:会社を伸ばすには大前提、イノベーションが必要です。
そのためには挑戦の数が物を言う。たくさん挑戦しないと成功も出ない。ということは、失敗しないといけないんですよ。
だから逆説的なんだけど、挑戦する文化を作るには失敗を許容する文化を意図的に設計しないといけない。
たとえばピカソは何万点という絵を残す中で、独自の画風にたどり着き、それがヒットしたわけじゃないですか。通常の画家だと、数百点、1000点も描いていればすごいと言われる世界です。だから、桁が違う。それぐらいの挑戦を繰り返しているからヒットが生まれる。
だから、挑戦を前向きに捉えられるカルチャーを先に作らないといけない。
そうやって新しい挑戦をたくさんできる会社だけが、中長期で成長し続けられる。「挑戦を応援し、失敗を賞賛する」文化を意図して設計しないといけないと思っています。
世界で勝ちたい、ふつふつと燃えている人へ。
アンジー:では最後に。これまでの話も踏まえて、改めてどんな方を求めていますか。
田中:世界で勝ちたい人。プロアスリートのように実力をつけたい人。そして、一人ではできないことを全員で達成したいと思っている、ふつふつと燃えている人。
前職やこれまでの分野で、自分の欲しい成長機会が得られなかった方、ちょっとくすぶっている方は、ぜひ一度ブルードに話を聞きに来てほしいですね。
ブルードには伸びているマーケットがあって、バッターボックスは山ほどあります。まだ誰も気づいていない「きらりと光る強み」を、僕らは本気で探しにいきます。
もちろん、すぐに結果が出るとは限らないです。
でも、止まらずにやりきる人のことは、僕もメンバーも信じて機会を渡し続けます。一人では届かない目標を、全員で掴み獲りにいく。そんなチームで一緒に世界と戦える仲間に出会えるのを、楽しみにしています。