2019.10.15 トラッシュブリーフィング合同会社はBAMV合同会社に社名変更しました。
まあ、こんな流れもありましてね。
あんま一般受けはしないだろうけど、会社運営とかに興味あるビジネス層界隈には『へー』くらいに興味ある話かなあと思うので、書きまする。
つか、このブログって求人関連サービスのやつだし。言われずとも書けと言う話なんだが。
さてさて。
1.ここまでの背景
ちなみに、ちょっと前の社内の話はこちら
(2019.06時点のうちのビジネス目標の進捗と、ここんとこで起きたこと書いとくわ。)
https://www.wantedly.com/companies/trash-briefing/post_articles/171844
上記リンク先のブログを見ていただくと、直近までの流れや、変化。『やりたいこと』が出てきます。
今回は、このあたりに絡んだ内輪の話になります。
2.エンゲージメントスコア
んー。上がってはいますが。
部門間連携や、相互尊重など、従業員同士の関係性の深さが不足している的な部分はあまり改善に至らずでした。(従業員が期待するものに届いていないという事。)
担当のコンサル曰く、社員数的にも中間管理層が不足してきているものと考えているようです。50人の壁ってやつが見えて来た感じですか。ネットワークHUBやアクセスポイントが足りず、長距離で通信してて、速度が出てないとか、品質が低くなってるような状態ですかね。
6/17のデータですから、6月入社・8月入社のメンバーについては反映されていません。さすがに次回は下がるかな?。下がらなくても、ノープランで増員を続けたらクソ化するのは見えてます。
このあたりでいったん採用は後回し。階層ごとの役割分担を明確化し、権限移譲を進めなくてはいけないとの考えに達しております。(Wantedlyで何を言っているのだ)
3.CAOG・アジャイル
前回の2019.06時点のうちのビジネス目標の進捗~のほうで少し出た言葉です。
PMOコンサルファーム+アジャイルベンダー、一社体制による、顧客の目的を明確化し、それを関係者全員の共通のゴールとする開発体制。そのパッケージ。
『このサービスを提供する事を、明確にマイルストーンに置きたい。』と言うニーズが発生しました。
コンサルティングセクション(PMOの部署)は、現在7名。歴も2年程度。これからビジネス上の問題点が見えてくるであろうと言う段階ですが、エンジニアリングセクション(SEの部署)は、もう29名。いちおう全員Javaは書ける訳であります。ただ、プログラム書けるようになろうね~。程度の話では目的として合わなくなってきていますし、アジャイルソフトウェア開発をやる為に育成してますと、ゴールの方向性をより明確にする必要が出てきております。
また、ベンダーとしてアジャイルをやるぞ。となりますと、単にアジャイルプロセスの理解やそれを想定したツールを使えればいいと言う話ではありません。我々は、
『自律したチーム』
を比較的柔軟に構成できる必要があります。
こうなりますと、技術者が要求されるスキルとマインドは、大規模ウォータフォールのマネジメントや請負契約を前提にした考え方とはかなり異なってきます。
・当事者意識とプロ意識を持ち、摩擦とも戦う。
・見える化と振り返り、改善活動を重視する。
・責任範囲の限定ではなく、顧客を含めたアジャイル化が求められる。
・外部ベンダー・コンサルタントの立場であるからこそ、顧客内の組織上の摩擦と戦える。
ある意味の、意識高い系です。
こういった価値観を社内外(特に今は社内)に強く打ち出していく必要があります。
そんなニーズも発生する中、エンドに対して自分たちで提供する想定のビジネス掲げといて、いいかげんTrash(ゴミ)- Briefing(簡潔な指令・要旨の説明)はねえだろと・・・。
(若いひとは知らなそうだけど、まあとりあえず読んどけ。話はそれからだ。)
4.実態との乖離 採用ターゲットの変遷
もともとトラッシュブリーフィングと言う名前は、『人材市場での市場価値の無いゴミ(Trash)の様な人材であっても、ちゃんと現状を理解し、組織的に戦略を持って連携すれば、戦える』と言う意味合いから付けた名前だったのですが・・・
おい、どうすんだよ。もうゴミなんかいねえぞ。つか、戦えちゃってるよ。ふつうに戦えちゃってるよ。むしろそこそこつえぇ方だよ。
はい。 社名と実態が乖離してきちゃいましたねー。
ここにさらに、採用傾向の変化があります。
現在の採用傾向ですが・・・
・エンジニアリングセクション
独学であれ実務であれ、十分な量のプログラムを書いている事。(言語は問わない)
弊社の戦略に納得感を持ってくれること
・コンサルティングセクション
マネジメント経験を持っている事(業界不問)
何らかの事柄を推進した経験を持つこと
ディレクションや営業系の経験は尚可
どっちも採用ハードル、そこそこある気がするんですよ・・・。
SE側、戦略に納得感を持ってくれる人て、経験者層に偏りますよね。
PMO側、それもう、普通に仕事できてて活躍してるやつやん。
採用ターゲット層の、市場価値がTrash感はなくなってしまいました・・・。
マーケティング的にも、放置は良くない気がします。
(ちなみに、Trash-Briefingと言う名前はインパクトがクソ強く、採用では効果大だった)
5.取引先にチクっと言われた。
いやー。ちょっと大人げない名前とホームページかなーとは思ってたんですけどねー。
『口座の開設、社内で押しづらいんすよね・・・』
言われまして。もう、うちのメンバーも一斉に
『ですよねー』
思いましたわ。
いやー。正直ね。会社作る段階では、このペースでの進展は想像してなかったんよね。
『ちゃんとしたシステムエンジニアを育成する』『増員もする。』「両方」やらなくっちゃあならないってのが目的もった会社のつらいとこだな。って考えていたのと。
そんな簡単に大手の口座あかねえだろと。考えていたのと。
しかしまあ、なっちゃったものは仕方ないのだ!
6.〆
そういう訳で、いろいろな理由がたまってきたので、
『社名変えるコスト』 〈 『社名変えないコスト』
になったというのが実際のところです。
Trash-Briefing と言う名前は、実際に設立当初より、『採用に特化した、いずれ変更する名前』 として名付けられました。
古き名前が、会社の成長により役割を終えたというか。
社員のスキルと市場価値の伸び幅がこちらの想定を超えたというか。
中二病やってられる時期が過ぎたというか。
感慨深くはあります。
しかし、社内にはTarshを残したい派と言う『抵抗派の存在』がある為、今後もどこかにさりげなーくTrash-Briefingの名前や要素が差し込まれたりしていくんだろうなあと。逃れられない黒歴史として、残り続けていくのだろうなあと。
そんな気がしてならない。(ビクビク)