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みなさん、こんにちは!採用広報インターン生の木村です。
25卒のみなさんは、サマーインターンに向けて本格的に動き出している人がかなり多くなってきているのではないでしょうか。
今回は、自己PR 第2弾です!
前回の記事のまとめでも書いたのですが、自分がアピールできる強みは、同じ強みでも違う経験から違うアプローチで言えたほうがいいですし、全ての企業が1つの自己アピールを評価してくれるわけではありません。
また、企業のESでは、自己PRを書くものもあれば、「学生時代力を入れたこと(=ガクチカ)」を聞く企業もありますし、両方聞くものもあります。
今回の記事は、前回の記事と趣旨は同じものの、さらにレベルアップを目指すべく、ブラッシュアップしていくインターン生木村の奮闘記事になっております(笑)
自己PRの書き方をレベルアップさせたい、ガクチカをスラスラ書けるようになりたい学生は必見です!
前回の記事をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ!!
https://www.wantedly.com/companies/torihada/post_articles/508146
https://www.wantedly.com/companies/torihada/post_articles/510360
では早速、今回最初に提出した自己PRはこちら。
私の強みは状況対応能力です。学生の間に多くの社会人と関わりキャリアに関する知見を深めたいという思いから、学生団体に所属し、経営者と学生のイベントの運営に携わりました。そこで、学生集客の難しさに直面しました。当時の主な集客方法であるSNSでのアプローチの返信率が低いことが原因でした。そこで、キャンパスで学生に直接声をかけチラシを配ることで、その場でレスポンスをもらえるアプローチのほうが返答率が上がるのではないかと考え、リーダーと共に実施しました。その結果、返答率は圧倒的に上昇し、15人程度で行っていたイベントの規模を倍の30人規模で開催することに成功しました。また、参加学生の増加により経営者の方にも多く参加していただけるようになり、自身の学生団体の活動目的を果たす事にも繋がりました。今後も強みを活かして、直面する課題に対して臨機応変に対応し、積極的な姿勢で組織に貢献していきたいです。(399字)
前回までのフィードバックを活かし、基本の型にはめつつ、論理的整合性も崩さないように気を付けながら書きました。
字数に気をとられて書きすぎ?アピールしたい「自分」の強みとは
今回もまた、人事の脇坂さんからフィードバックをもらうことに。
脇坂:状況対応能力のエピソードとしては微妙かも。そもそも状況の変化があるエピソードじゃないので。
木村:このエピソードからいえる自分の強みがいまいち言語化できなくて詰みました...確かに。
脇坂 :冒頭と最後を無くしてみようか。エピソードを仕上げてそこから何が言えるか考えてみよ!
木村:わかりました!
脇坂 :集客が課題の場合、原因は複数あるから一旦広げて良いかも。原因が絞られすぎてるところに違和感あるな。
木村:確かに、私が書いた要因以外にもありますよね。
脇坂 :で、結局返信率を上げるのではなく、別アプローチってのも繋がりが微妙なので、原因を先に膨らませた方が良いかな。最初から400字以内にする必要はないので、一旦長文で書きまくろう!
ESで「自分の強み」や「ガクチカ」を書くときに、400字の制限を設けている企業は多く、前回も今回もその設定で書いているのですが、型にはめて書くことと、字数をはじめから気にして書いてしまったため、結論の部分が甘くなってしまいました。
ここで、課題に対する原因の要素を箇条書きしてみることに。そして、一旦結論は無視して、エピソードを膨らませることにしました。
【原因の要素】
- ・イベントの魅力を学生にちゃんと伝えられていなかった
- ・集客の手段をオンラインに限定していた
- ・イベントに参加した学生の口コミ等、二次的にイベントの認知が拡大する経路がなかった
エピソードのみで一旦書き上げたものがこちら。
私は学生団体で、学生に将来のキャリアについて考えるきっかけを与える、学生と経営者の交流イベントの企画と運営を行っていましたが、そこで学生集客の難しさに直面しました。主な原因は、イベントの魅力を適切に広報できていなかったことと、コロナ禍のためオンライン集客に限定していたことです。対策として、学生団体メンバー全員がイベントの魅力を語れるようになるために徹底的な話し合いを行いました。そして、コロナが落ち着いたタイミングでオンラインの集客と並行してキャンパスにいる学生に直接声をかけ、チラシを配ったところ、実際に学生と話すほうがイベントの魅力が伝わり、関心を抱いてもらえることがわかりました。その結果、オフラインの集客メインでイベント参加者を増やすことができ、2か月でイベント参加人数を倍増させることに成功しました。(356字)
次は、このエピソードから言える「自分の強み」について考えてみたのですが...
その経験を、「じぶんごと」に落とし込んで考える
木村:ここで言える強みって、組織で行動する力みたいなところですか、、、?
私個人で何かしたっていうよりはチーム全体で動いた感じなんですよね...
脇坂:イエス!まさに!次のフェーズで考えてもらおうと思ったことがそこでして。なので、一旦400字に絞る必要ないよと言った!組織として何が起こったのかはまとまったので、次、自分自身がどんな役割で何を担っており、何を考え、何を実行したのかを加えてみよっか。
木村:わかりました!
ここでまた、字数を気にせず「じぶんごと」に落とし込んで考えて書いてみることに。
そうすると、最初に書いた自己PRとはかなり視点が変わって、書くべき内容も変わってきました。
どんな役割で何を担っており、何を考え、何を実行したのか
→SNSの集客をメンバーの中でメインで担当していた。その中でオンラインでの学生集客が困難である現状にぶつかり、そのほかの集客方法を模索したほうがいいのではないかと考え、コロナが落ち着いたタイミングであったため、キャンパスでのオフライン集客を提案し、他のメンバーの協力を仰いで実施した。また、イベントの広報をするにあたり、他の集客を担当していないメンバーの中にイベントについて適切に説明できていない人がいることに気づき、組織としてメンバー全員でもう一度活動目的や中長期的な目標といった根本的な部分から話し合いをして共有を深めたほうがいいと思い、リーダーに提案し、実行した。
上記をまとめて、書き直したものがこちら。
私の強みは○○です。私はイベントを運営する学生団体で、学生集客のリーダーを任されました。それまでの学生集客は、一度に沢山の認知を図れるSNSでの呼びかけがメインでしたが、認知はとれるものの実際のイベント参加に結び付きにくいという課題がありました。そこで、コロナが落ち着いたタイミングで大学でのオフライン集客を提案し、かつモチベーションを保つために集客数に応じたインセンティブを設定して他のメンバーの協力を仰ぎました。大学で知らない学生に話しかけることに抵抗のあるメンバーも多かったのですが、リーダーとして率先して集客活動を行い、他のメンバーのやる気を引き上げました。その結果、学生のイベント認知から参加への導線を確立することができ、施策の2か月後にはイベント規模を倍増することに成功しました。さらに、メンバーの学生団体に対するロイヤリティも向上し、組織としての団結力も高まりました。
脇坂:めっちゃ良くなったね!!!
木村: ここから言える強みってなんでしょうかね、、、リーダーシップ??
脇坂 :学生時代に力を入れたことは、この書き出しで良いかなと!あとは最後の主張はいろんなパターンがあるから考えて書いてみよう!
そして、最終的に書き上げたものがこちら。
私が学生時代に力を入れたことは、イベントを運営する学生団体で、学生集客のリーダーを務めたことです。それまでの学生集客は、一度に沢山の認知を図れるSNSでの呼びかけがメインでしたが、認知はとれるものの実際のイベント参加に結び付きにくいという課題がありました。そこで、コロナが落ち着いたタイミングで大学でのオフライン集客を提案し、かつモチベーションを保つために集客数に応じたインセンティブを設定して他のメンバーの協力を仰ぎました。大学で知らない学生に話しかけることに抵抗のあるメンバーも多かったのですが、リーダーとして率先して集客活動を行い、他のメンバーのやる気を引き上げました。その結果、学生のイベント認知から参加への導線を確立することができ、2か月後にはイベント規模を倍増することに成功しました。さらにメンバーの学生団体に対するロイヤリティも向上し、組織としての団結力も高まりました。(392字)
今回の自己PRは、いわゆる「ガクチカ」の形で書き上げてみましたが、いかがでしょうか。
今回書いてみて思ったことは、
・まずは字数を気にせず、エピソードについてどんどん書いて見ることが大事
・その経験から、「自分自身が何を考え、何をし、その結果どうなったのか」を考える、つまり「じぶんごと」として考えることが重要
だということです。
特に2つ目は、意識して書かないと書き上げたときに、
「結局自分の強みってなんだ?」
「自分というよりは、その組織や活動のアピールになっていないか?」
と、自己PRの“つもり”のESが仕上がってしまう可能性があるので、気を付けたいポイントですね。
今回の記事も私と同じ就活生の皆さんや、これから就活を控えている学生のみなさんの参考になれば嬉しいです。
ではまた次回👋