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今回は大手芸能事務所2社で8年ほどアーティストやアイドル、俳優のマネージメント経験をされた辻井さんに「なぜTORIHADAに転職?」など芸能業界のリアルについてお話を聞きました。
辻井 敬太(つじい・けいた)
スターダストプロモーションに入社後、有限会社YARDに転職。
株式会社TORIHADAに入社し、PPP STUDIO株式会社にてクリエイターのマネージメントを担当。
趣味はダンス、お酒、ゲーム。
ーTORIHADA入社までの経歴を簡単でいいので教えてください!
どの面下げてと私事で大変恐縮ですが、家業の広告代理店で働きながら俳優を目指しておりましたが30歳目前にして何と会社が、、、涙(お察し下さい)
その際今後のキャリアをどうしようと考えた時に、自分が叶えられなかった俳優の夢を裏方として、縁の下の力持ちとなって人の夢を叶えたいと思ったんです。
そこから芸能事務所に入り、マネージャー業に就きました。初めての業界で最初は戸惑うことばかりでしたが、結果自分に合った職業に出会えることができ、正解だったと思っています。
ー転職を考えた理由を教えてください!
デジタル方面を極めたハイブリッドなエンタメを創出をしたいと!と思ったことがきっかけです。
元々私が担当していた領域は良くも悪くも少し閉鎖的で、SNSの活用などを重要視していなかったため、SNSやデジタルに関しては遅れているとコロナ前から感じていました。
そういった方針の中で、いざコロナ禍でエンタメ×デジタルの営業を受けた時に、IT関連の横文字に対して「どういう意味だろう?」から始まるのでいかにデジタル領域で遅れを取っているか実感しましたし、危機感を持ち始めていました。
自分なりの分析の結果芸能業界、エンタメ業界のデジタル領域を極めないとこの先は残っていけないし、なんとかこの業界をエンタメ×デジタルで活性化していきたいと思い、自分のキャリアを活かして活躍できる場を探すべく転職を決意しました。
-TORIHADAに入社を決めた経緯を教えてください!
エンタメ×デジタルに注力している事務所で働きたいと考えていたところ、wantedlyでTORIHADAの求人を見つけました。
当時のTORIHADAのビジョンである””鳥肌の立つ感動”を作り続けるというところ。
AIやロボティクスなど、便利な仕組みが整っていく世の中に今後なるけれど、感動するという人間らしさの本質を作り続けると言い切るところに、この会社いい意味でヤバいし熱いなと思いました!
”感動”というのは私が通ってきたアーティストのマネージメントというところと共通しているんです。
例えばLIVEツアーを実施した時、いざ本番!とアーティストがステージに登場して最初に起こる歓声に私は感動を覚えていたタイプなんです。
この歓声のためにツアー準備期間はほぼ毎日裏方として終電まで準備して、エンタメとしての”鳥肌の立つ感動”を実際に味わいながらも、仕事をする上で大切な軸としていました。
なのでTORIHADAが目指している方向と、自分のエモーショナルな部分とクロスできそうだと思い、この会社で働きたいと思い入社を決めました!
ー実際にTORIHADA/PPP STUDIOで働いてみてどうですか?
まず働いてみてですが、とてもやり甲斐があり夢があるなと感じました。
基本的に担当クリエイターの個性を活かした仕事の設計や獲得、外部との交渉から現場への同行ケア、更にはオーディションの提供をしています。
前職の繋がりで案件をいただく活動も行っています。
また、実際に働いてみて難しいなと感じるのはクリエイターさんによって方向性が違うところですね。
例えばクリエイターAさんは女優になりたいが為にTikTokを足がかりとするために所属していたり、片やクリエイターBさんは趣味でTikTokを利用していたところPPP STUDIOに偶然スカウトされたから所属しているなど、個々によって方向性が異なるんです。
もちろん前職の芸能事務所の場合は所属している人は目指しているもの、方向性が基本的には同じですが、クリエイターさんの場合は異なるので、異なるベクトルの整合性を、クリエイター毎に向き合い方を変えてケアするという部分で難しいなと感じています。
個々の方向性が異なる分、ズレが生じないように一人一人としっかり向き合うように心がけています。
定期的な個別面談でコミュニケーションを図ってメンタルケアをしたり、何気ない会話でちょっとした変化に気付けたりもするので、そういうところでそれぞれのクリエイターさんとの関係性を築いています。
-転職前の職場とTORIHADA/PPP STUDIOのギャップはありましたか?
私としてはデジタル領域でのマネージメントが初めての経験なので毎日が新鮮なんです。
エンタメ×デジタルの領域はまだまだ新しい可能性が沢山あります。その可能性を作り上げられているという実感があるので、ワクワクしながら働けていますし良い意味でギャップの毎日です!
またTORIHADAは若いメンバーが多いので非常に刺激的で、勉強になるところも多いです。
やはりエンタメ業界は若者が作り上げている部分もありますし、若いメンバーの方が感覚を掴むのが早いなと感じます(笑)
なので、自分よりも若いメンバーが多いことにネガティブな印象は一切なく、逆に彼らからどんどん吸収していき、自分も負けないぞと奮起し、精進していきたいなと思います。
ー芸能業界でのキャリアも長く、若いメンバーが多いTORIHADAの中では年長組の辻井さんですが今後どのような存在でありたいですか?
これまで芸能業界において培った経験や人脈、知見を活かして自分ならではのアウトプットで”感動”を生み出し、若いメンバーにその姿を魅せていきたいです。
やはり新人のスカウトや育成など、マネージメントって経験が必要な部分もあります。
若いメンバーより経験は積んできていますし、ある程度勘所も押さえられていると思うので、そこを活かして作り上げる面白さを発信できる立場でありたいですね。
「エンタメっていえば辻井だよね」「辻井なら間違いない」とTORIHADAメンバー全員に言われるぐらいの存在になりたいと思います。
ーTikTokクリエイターのマネージメントと前職でのマネージメントでの違いはありますか?
前職と同じマインドで向き合っていますが”温度感”という部分で少し悩むことはあります。
従来の芸能マネージャーだと熱くいかないとダメなんですが、今はクリエイターそれぞれ方向性が異なる分、こちらが熱すぎると離れていってしまうリスクもあるので、そこの違いは大きいです。
その個々への温度調節という部分は難しいなと日々痛感していますし、エモーショナルな熱いパッションは秘めつつ、どこまでぶつけていいのか、出力の加減に悩む場面は多々あります(笑)
またTikTokクリエイターさんの場合は、本人のやる気の度合いも勿論ですが、フォロワー数やコンテンツ内容等が指標となるのでMCNとしてはそういった部分を重視していく必要がありますね。
ーTORIHADA/PPP STUDIOの強みってなんだと思いますか?
大きく2つありますが、1つは有名TikTokクリエイターを多数抱えているところですね。
2つ目は若井社長のPPP STUDIOにかける尋常じゃない熱量がクリエイター間で話題になっているところです。
昨年、PPP STUDIOがByteDance(TikTokを運営している会社)公認の国内最大規模のMCN会社となりました。
その結果「PPP STUDIOっていい事務所らしいよ」「PPP STUDIOってお仕事たくさんもらえるらしいよ」と口コミで広がったおかげで所属クリエイター、そして様々なお問い合わせや、仕事の依頼が増えているのでそこは強みだなと思います。
また前職の繋がりで、PPP STUDIO所属クリエイターを起用したいと案件の話をいただいたりしているので、PPP STUDIOが同業界内で噂になっていることはすごいことだなと実感しています。
ー今後PPP STUDIOで仕掛けていきたいこと、チャレンジしたいことはありますか?
今「ケチャップ」と言うクリエイターさんでメジャーデビューの道を作ったのですがその後はNFTであったり、メタバースをキーワードに仕掛けていきます。
TikTokフォロワー240万超え!トランジションクリエイター「ケチャップ」3/23(水)アーティストデビュー!|株式会社TORIHADAのプレスリリース (prtimes.jp)
入社面接時に役員のお二人にもお伝えしたのですが、自身のこれまでの経験を活かしてインフルエンサーを音楽業界で活躍させたいと前々から考えていました。
要はハイブリッド型のクリエイティブをしたいんですよね。まずはエンタメ×デジタルというところでインフルエンサーをアーティスト化させていきたいなと。
インフルエンサーをメディア進出させ、デジタル・マスメディアの両方のマーケットを握れるタレントというよりか「インフルエンサー」をPPP STUDIOのアイコンとして私は創出したいです!
ーTORIHADAは3年後上場を考えていますが、その時に辻井さんはどのようになっていたいですか?
先述したアーティストのケア・育成の場所として自分が代表取締役社長として「TORIHADA MUSIC」設立を目指したいと考えています。
PPP STUDIOとしても規模感が出てきましたし、「TORIHADA MUSIC」を権利管理、アーティスト育成、マネージメントや各制作を一気通貫で行える場所として確立したいです。
ーTikTokクリエイターを募集するにあたって、どんな人に来てほしいですか?
芸能マネージャー、クリエイターマネージャーをキャリアとして積んできたが、
デジマスを通して自身の手でゼロから新しいものを創出したい!!担当クリエイターの人生を背負って二人三脚で勝負したいという熱い思いがある方に来てほしいですね。
DX化が当たり前の時代と共にエンタメ業界、芸能界、マネージャーとしての在り方というのはどんどん変わってきているので、今までの常識を自分の力で変えていき、新しい常識やあり方を作りたい!くらいの熱量を持った人に是非来て欲しいと思っております。
辻井さんありがとうございました!
併せてPPP STUDIO代表若井のインタビューもご覧ください!
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