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始まりは「危機感」。地元企業からスタートアップに移る転機となった仕事との向き合い方と3年間で磨いたCore Valuesとは
こんにちは、テラドローン広報チームです。
テラドローンで働く人たちが仕事上で大切にしている価値観やキャリアの軸を紐解く「Core Values」。
今回は土木事業本部データソリューションユニット・オペレーションチームのマネージャーである名嘉原陸さんにインタビューしました!
地元の沖縄で建築業界に長らく身を置き、一念発起で上京してスタートアップのテラドローンに入社した名嘉原さん。プライベート優先で過ごしてきた20代前半の時期を経て、仕事との向き合い方を変えたきっかけとは一体何だったのでしょうか?さらに今回は、テラドローンでの約3年間を通じて名嘉原さんが磨いてきた「軸」についてもインタビューしました。
ーーまず、これまでの経歴を教えてください。
建築系の専門学校に通い、卒業後は約8年間建築業界にいました。最初の4年間は現場の施工管理の仕事を経験し、その後父の知人の設計事務所で働いていました。
8年間地元の沖縄で仕事をしている時、頻繁に感じていたのは「新たな技術や仕組みは大体本土から来ている」ということでした。本土の業者が来て新しい技法を自分たちに教えてくれる機会は多く、技術職として成長するには地元にずっといるのではなく、東京に出ていかなければ…と意識し続ける日々でもありました。
転職も意識しながら今後を考えていた時、たまたまテラドローンの求人を目にしました。建築系の仕事をしていたので測量のことは知識としてありましたが、「ドローンで測量をする」ということがどういうものか当時は全く分からず新鮮に映ったことを今でも覚えています。
転職活動は建築系の仕事をメインに探していました。ただ、ドローンで測量を手がけるテラドローンに興味を持ってエントリーすると、選考のスピードが驚くほど早くて気がつくと入社に至っていました。
ーー現在、テラドローンではどんな仕事を担当していますか?
現場で測量するメンバーの統括するプロジェクトマネージャーをしています。営業チームが持ってきた案件に関してお客様とのやり取りなどを通じてスケジュールを調整し、現場のメンバーたちが効率的に動ける体制を作っています。
ーー最初のキャリアとして建築関連の専門学校に進んだ理由を教えてください。
この辺りは他のCore Valuesのような熱い話を語れないのですが…(笑)、高校時代は将来のことをあまり考えず、特にやりたいことも見つかっていませんでした。建築関連に進んだのも、父が建築士だったという理由で選んでいました。
周りも明確に将来を考えている友人より、自分と同じように漠然と進路を考えている人が多かったように思います。正直、自分の中でも建築に興味があったわけではなく、「仕事として何をするか」との選択肢で専門学校に進んだのがスタートでしたね。
社会人になってからも、20代前半まではどちらかといえばプライベート優先で過ごしていました。
ーー当時の仕事ではどんな部分に楽しさを感じてましたか?
実際、施工管理の仕事をしていて建物が出来上がっていく姿が見れることは楽しいと感じていました。
ーーそこからなぜ仕事に対する向き合い方が変わったのでしょうか?
建築会社、設計事務所のどちらの時もそうだったのですが、世の中の技術がどんどん進化する中で「スピード感をもって学んでいかないとヤバいな…」との意識がありました。
実際、技術職だとわからないことが多いと現場で困ることも多く、次第に「勉強しないとヤバいな」と感じ始め、本腰を入れて仕事に打ち込むようになったと思います。そうした中で色んなことを自分で能動的に学んでいくと、今やっている仕事でルーティンをこなすのは将来が何となく見えるような不安も感じていました。
プライベート優先の生活はもちろんいいのですが、「何十年もこんな感じが続くのか…」といった危機感も正直感じていました。20代中盤には東京に出てみたいと思うようになっていましたね。当時子供が生まれるタイミングだったことも、キャリアを考える上で影響を与えたと思います。子供が生まれると、生活のことも考えてキャリアを大きく変えるには勇気が必要です。一方で「本土に行きたい」との気持ちはずっとあったので、当時の仕事をずっと続けていたら後々後悔するだろうなと考えた末、本土での転職を決意しました。
ーーそうした意味で建築関連の仕事を8年間続けて軸になった部分はありますか?
それまで続けてきた建築とテラドローンの仕事で関わっている土木は分野が違いますが、「技術者でありたい」という思いがキャリアを通じて今も軸になっています。専門学校に進んだ時点からその意識は強かったのかもしれないですね。
設計事務所で働いていた時も、知識を増やすことでお客様とのやりとりの幅が増えたと感じる時に成長を実感していました。そうした新たなことを見つけ出したり、学んだりすることが自分の仕事の楽しさを追究する上で軸になっていると思います。
ーー畑違いのテラドローンに移り、3年ほど働く中でどんな楽しさを追い求めていますか?
テラドローンでいいなと感じているのは、費用対効果を考えて根拠を持った提示ができれば自分の裁量で新しいことにどんどんチャレンジできることです。最近でも技術面の改良だったり、解析作業だったりといった部分でさまざまなメンバーが入り、入社した時よりも品質や顧客の満足度が目に見えて高まっていると思います。その点は、ルーティンを軸に沖縄で働いていた時と大きな違いです。
普通の中小企業だと既存の取引先がある程度決まっていて、仕事の内容もある程度似通っているパターンになりがちだと思います。それに対し、テラドローンはこの3年間でもどんどん大きくなり、変化し続けている部分に飽きが来ないですね。
ーー仕事内容も前職までと全く違いますが、不安や違和感はありませんでしたか?
テラドローンに入る時も、「とりあえずやってから考えよう」と思っていたので不安はありませんでした。沖縄にずっといて同じことを続けることの方が不安だったので、テラドローンの仕事に対しては面白そうだと感じる部分の方が大きかったです。
実は、入社した当初はいずれは独立したいという思いもありました。さらにいえば、最新のテクノロジーを地方に持ち込む仕事をしたいと考えていました。ただ、独立するにしろ、どこかの会社に勤めるにしろ、仕事のフィールドがローカルになると最終的に仕事の流れがルーティンになると感じたことで独立ありきの意識は変わっていきました。
それよりも、全国、世界を舞台に、テラドローンで新たなプロジェクトをどんどん進める環境に身を置く方が自分の技術力や経験値を高める上で大事だと考えています。だからこそ、今は独立するよりもテラドローンで新たなことにチャレンジする選択肢を選んでいると言えますね。
ーーそうした意味ではこれからテラドローンでどんなことに挑戦してみたいですか?
現在は測量部門にいて基礎から学ぶところは多くあるんですけど、今やっていることをより深めつつ、測量分野でテラドローンを日本一まで持っていき、「テラドローンに頼めば何でもできる」と思ってもらえるようにしたいと思っています。
そこまでなると、自分の技術的な知識や経験値も確実に上がっていると思います。そのためにはチームでまとまってやらなければならなくなります。この1年でも新たなメンバーがどんどん入り、チームの能力も段違いに高まってきました。経験値のあるメンバーがいることは心強いですし、自分が意識していなかった部分も見えてさらに大きなことができるなと感じていますね。
ーーこの1年で変わったと具体的に感じる部分は?
以前は外注することもありましたが、新しいメンバーが入ったことで内製化が可能になってスピード感が出たことですね。提供する成果の品質も大幅に変わってお客様の満足度も高まりました。
ーー最後に、これからテラドローンで働く仲間に向けてひと言お願いします。
テラドローンはさまざまなバックグラウンドを持つ人が集まり、常にブラッシュアップし続ける環境があります。私が入社した約3年前と比べても、エキスパートなメンバーが集まったことでさらなる成長を遂げています。今はドローンや測量に関する仕事に携わっていない方でも、自分の能力を発揮できる場所が必ず存在します。より広いフィールドで仕事を成し遂げたいと感じている皆さんと一緒に働けることを今から楽しみにしています!