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受託案件ならではの魅力とは? 「クライアントの想像を超えてみたい」アートディレクター 杉本さんインタビュー

TAMメンバーにインタビューする「TAMのお仕事図鑑」シリーズ。今回はアートディレクターの杉本さんに話を伺いました。

エンジニアから独学し、デザイナーへ

――杉本さんのキャリアについて教えてください。

大学卒業後は、新卒のシステムエンジニアとして働いていました。5年くらい勤めたのですが、日々の運用とか、障害対応とか、マシン室にこもってとか結構孤独な作業だったんですよね。僕の性格的にも「合っていないかも?」と思うようになってきて。

当時扱っていたシステムはインフラ寄りだったので、もっと自分が作ったものがいろんな人に見てもらえる、触れてもらえる、そんな業界にいきたいなと考えるようになり、独学でデザインを学び始めました。

――エンジニアからデザイナーへとキャリアチェンジされたんですね!

いきなりデザインをメインというより、未経験からデザイン1本だけでやるのは難しいので「コーディングができるデザイナー」として徐々にデザイナーへの道を進み始めた感覚です。

TAMに入社するまでに何社か経験を積みましたが、クライアントさんと一緒にWebページを作り上げていくような「受託案件」が好きだなと思うようになり、TAMへ転職。確かWantedlyやnoteを読んだと思うのですが、人柄や仕事のスタンスが伝わってきて「楽しそうだな」と応募しました。

――TAMに入社した時は、デザイナーとして?

はい。2019年に入社して、コーポレートサイトや採用サイトなどジャンル問わず、幅広いデザインを担当してきました。

現在は、アートディレクターとしてデザインの指針や方向性を考える立場が増えています。

クライアントの想像を超えてみたい

――「アートディレクター」は具体的にどんなお仕事をされているのでしょうか?

改めて聞かれると難しいですね。お客さんの窓口はディレクターが担当していますが、どういうデザインにするか? クリエイティブの方向性を決めるのはアートディレクターの役割だと認識しています。

定義的なことはそれぞれのアートディレクターの中にあると思うので「これだ」と言い切れないのですが、僕が意識しているのは、お客さんの課題に対してデザインで想像を超えること。お客さんの想像を超えてみたい、見えない景色をデザインで表現したい、そんな想いはあります。

――どんな時にやりがいを感じられますか?

やっぱりお客さんから喜んでもらえることでしょうか。あと海外のサイトに掲載してもらったり、アワードをもらったりした時も嬉しかったですね。同じプロの方から評価してもらえるのもやりがいになります。

――お客さんから喜びの声をもらえるのは励みになりますね。具体的なエピソードがあれば教えてください。

直近だとテラドローンさんとのお仕事は、個人的にも思い出深いプロジェクトでした。社内公募されていて、TAMの中で手をあげたメンバーでチームを組み2〜3ヶ月ほどで制作しました。

――社内公募ですか?

普段はなかなか、ないんですけどね。通常は、案件ごとにディレクターがアサインするので、自発的にチームをつくるというのはとても珍しいことでした。テラドローンさんの案件は、Slackで公募されていて「もう無理かな?」と思っていたらまだデザイナー枠が決まっていなかったので、やります、と手を挙げ、制作がスタートしました。

動画撮影から編集・3D制作まで、アートディレクターとしてどうしたらお客さんの期待を上回ることができるか? 試行錯誤しながら取り組めたのはとても楽しかったです。お客さんからも「プロに頼んでよかった」と喜んでもらうことができました。

特設ページ:https://terraxross.terra-drone.net/en/
プロモーション動画: 【PV】Terra Xross 1- Terra Drone's New Indoor Inspection Drone

――素敵なエピソードをありがとうございます! これは個人的な興味なのですが……デザイナーからアートディレクターへステップアップしたい人にはどんなアドバイスをされますか? どんな視点が必要なのかな? と思いまして。

いろんな「経験」をすることでしょうか。旅行でも、なんでも経験が積み重なった結果がアートディレクターにつながっていくのかな? と。例えば、個展に行ったり、イベントに参加したり、自分のアンテナに引っかかるものは積極的に足を運ぶようにしています。アートディレクターとしてというより、興味の引き出しを増やしていくことが、仕事にも活かされる感覚です。

アートディレクターって「オリジナリティ」が求められる職種でもあると思います。今ってどうしても似たようなものが多くなっているので、自分が感じたものを自分の感性でアウトプットするためにも、新しいことにチャレンジして実験を重ねていくことが大切なのかもしれませんね。

枠を超えた「チームづくり」にチャレンジ

――TAMに入社して杉本さんが変化したことはありますか?

仕事が面白くなりました。デザインってやっぱり面白いな、と。

入社したばかりの頃は目の前のことで精一杯でしたが、自分主導で自由に「やりたい」ことを突き詰めていけるようになりました。今のTAMって、「このクオリティで作りたいよね」が結構叶えられる状態になってきたな、と思っています。

「今の会社だと技術的にできない」とか「実装できるエンジニアがいない」とか、チャレンジへの弊害がないので、「僕ならもっとできるのに」「本当はこんなデザインがしたいのに」と思っている人にとっては、すごく楽しく働ける環境だと思います。

――ちなみに……杉本さんくらいスキルがあれば、フリーランスや独立への道もありそうですが、TAMで働く理由をお伺いしてもいいですか?

TAMって本当にいろんな人がいるんですよ。それが面白いと思うし、気の合う仲間と「こんなことしたいね」とか「次はこんな自主提案をしよう」と日々Slackで送り合うのも楽しい。フリーランスだと、リアルに人と会ったり、仲間と集まる機会ってどうしても減ってしまうことの方が多いですからね。

今の時代は、会社員・フリーランス関係なくやりたいことができると思っています。社内はもちろん、外部の人とチームを組んでプロジェクトを進めていくこともできる。

イベントで知り合った会社さんと「こんなサイト作ってみたんですけど」って仕事とは関係なく提案したら、すごく喜んでくれて。お客さんという関係性を超えて、いつの日か仕事に繋がる可能性を感じられる、そんな感覚ってTAMにいるからこそできることなのかもしれません。

――組織にいるからこそ、より自由に働けるってすごく素敵ですね! 最後に、これからやってみたいことを教えてください。

社内外関係なく、チームを作ってみたいですね。会社という組織にいながらいろんなことにチャレンジできるようなチーム。立場や組織も関係なく、一緒に面白いことをやってみたい人は、僕のXのDMでもTAMの問い合わせフォームからでもいいので、ぜひお話ししましょう。

――これから杉本さんがどんなチームを作っていくのか、本当に楽しみです。ありがとうございました!




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