TableCheckが目指す“Connect”の実現において、レストランとゲストの出会いを形にしていくのが、オンボーディングチーム(以下、オンボチーム)。
契約が決まった後、最初にレストランと向き合い、プロダクトの初期設定から操作説明、導入までを担うのがこのチーム。お客様にとっては、TableCheckとの関係が本格的に始まる最初の接点の一つでもあり、活用が定着するかどうかを左右する重要なフェーズでもあります。まさに“顔”として、TableCheckの価値を届ける役割を果たしています。
TableCheckの導入は、店舗の業態や運用に応じて柔軟に設計されるため、オンボチームは1対1でお客様に寄り添い、細かな設定まで丁寧に対応します。朝礼で最新情報を確認した後は、訪問先(オンラインでも実施)で導入作業や操作説明を行い、社内に戻って報告、タスク整理、そして次の準備へ。
そんなスピード感のある日々のなか、チームは会社の拡大フェーズを力強く支えています。
そんな成長真っ只中にある今、オンボチームもその歩幅に合わせて、さらに進化していく必要があります。高品質な導入を維持しつつ、新たな仲間の育成やチームの土台づくりを一層強化していくフェーズに差しかかっています。
今回は、そんなチームを率いるマネージャーであり、面接官としても多くの候補者と向き合ってきたTakayukiさん(通称:Takaさん)に、現場のリアルやマネジメントの工夫、そしてオンボーディングの魅力について話を聞きました。
―― まずは簡単に自己紹介をお願いします。
旅館のフロントや支配人を経験したあと、Web販売のコンサルや教育系SaaS企業での導入支援など、10年以上カスタマーサポートや導入領域に関わってきました。
TableCheckには、宿泊業界と共通点の多い飲食業界に可能性を感じたのと、新しいチャレンジができそうだと思って入社を決めました。
―― 当時Supervisorとして入社してすぐ、どのように現場とキャッチアップしていったのでしょうか? 最初にぶつかった壁や、大変だったことがあれば教えてください。
正直最初は大変でした(笑)。
当時はチームとしてまだ未熟だったため、入社後すぐにオンボーディングの全体フローや業務プロセス、プロダクト仕様など、膨大な情報を一つひとつ理解していく必要がありました。現場でメンバーと動きながら、お客様の課題とTableCheckの機能がどう結びつくのかを整理し、毎日学んでいきました。
特に意識していたのは、お客様の困りごとを正確に捉えたうえで、「どの機能がどう貢献できるのか」を紐付けて理解すること。また責任者として、導入の基本フローを型化したり、新人に同行してフィードバックしたりと、チーム全体の底上げも意識していました。
同時に、チーム拡大に伴い、面接や育成、仕組みづくりにも注力しました。仕組みを整えたことで、以前は入社から導入を一任できるまでに半年ほどかかっていたのが、今ではおおよそ3カ月で現場を任せられるようになっています。
―― オンボーディングはどんなチームですか?
飲食やサービス業出身のメンバーが多く、ホスピタリティと現場目線の対応力に強みがあります。そうした姿勢があるからこそ、正解が一つではない導入でも、お客様と一緒に最適解を探すことができます。
一方で、オンボーディングは社内で最も他部署との関わりが多いチームの一つです。TableCheckの仕様や社内の運用フローも日々アップデートされていくため、毎週の定例ミーティングなどを通じて部署内外で共有、最新情報のキャッチアップし、日々の業務に反映させています。
最近は、役割意識もはっきりしてきました。SVが期待値を明確に伝えることで、メンバーも自ら考えて動けるようになり、チームとしての成熟を感じています。
大変さはありますが、お客様と直接関われることもこの仕事の魅力です。導入が完了したときに直接『ありがとう』と言っていただけるのは何よりも励みになりますし、導入したお店にプライベートで行ってみる話もよく聞きます。そんな話をよくメンバーから聞くので、僕自身も「楽しそうだな、現場に戻りたいな」と思うことは正直あります(笑)。
―― マネジメントで意識することはありますか?
TableCheckに入社してから、マネジメントのスタンスを大きく見直しました。僕は最初からプレイヤーではなくSupervisorとして入ったので、メンバーとまったく同じ業務をしているわけではありません。その分、現場で起きているモヤモヤやつまずきにすぐ気づくのが難しくて、「自分の経験ベースだけでメンバーをサポートするのは限界があるな」と思ったんです。
それ以来、“仕組み”と“対話”の両輪を意識するようになりました。業務のベースとなる仕組みを整えるのはもちろんですが、同じくらい「対話の積み重ね」も大切だと思っています。たとえば、行き違いが生まれないように、スーパーバイザーとメンバーだけで完結せず、僕自身も全メンバーと定期的に1on1の機会を持つようにしています。立場や役割にかかわらず、直接話すことで小さな変化やサインにも気づきやすくなるからです。
また、会話の中では“できたこと”をダイレクトに言葉にして褒めることも意識しています。これだけでも相手の気持ちや自信って大きく変わるんですよね。もし状況がつかめない場合は、スーパーバイザーと連携しながら、メンバーの強みをどう活かすか、どうすればやりがいにつながるかを一緒に考えるようにしています。
それともう一つ意識しているのは、「伝わらなかったら、それは自分の責任」というスタンスです。メンバーに意図が伝わらないなら、相手を変えようとするのではなく、自分のアプローチを見直すことにしています。これって実は、育児とちょっと似てるんですよ(笑)。僕にも子どもがいるんですが、声のトーンひとつで返ってくる反応が変わるなって、日々感じてます。
マネジメントって難しいですけど、その分、試行錯誤しながら仕組みを改善していくプロセス自体が面白いんですよね。そうやってチームが少しずつ前進していくのを見ると、「やっててよかったな」と思えます。
―― 今後のオンボチームにどんな期待をしていますか?
今後は、これまでのようなホスピタリティのあるメンバーに加えて、「拡大フェーズの組織で働いた経験がある方」や「SaaSなどのITサービスに関わっていた方」など、異なるバックグラウンドの方にもぜひ加わってほしいと考えています。
実際、「前職ではこうしていました」「こんなツールが便利でした」といった具体的な知見の共有は、チームに新しい視点をもたらし、現場の柔軟性を高めるきっかけになります。
また、今いるメンバーも日々の業務に真摯に取り組みながら、SVやマネージャーといった次のステップを見据える動きが少しずつ出てきています。自分に求められるスキルや役割を考えながら、主体的に学ぶ姿勢は今後ますます重要になると思います。僕自身も、動画や記事の共有などを通じて、学びのきっかけを意識的に作っています。
TableCheckのオンボーディングは、飲食業界を変えたいという想いを持つ方にとって、非常にやりがいのあるポジションです。そういった想いを行動に移せる人が一人増えるだけで、チームも組織も大きく前に進めると感じています。
(趣味のカメラ)
――最後に、未来の仲間にひとことお願いします。
飲食業界って、まだまだ変えられる余地がたくさんある業界だと思っています。そしてTableCheckには、その変革を本気で実現できるだけのポテンシャルがある。
だからこそ、「飲食業界を変えたい」というあなたの想いが、これからのチームや業界にとって大きな力になります。
飲食業界をより良くしたい、変化を楽しみたい、仲間と一緒に成長したい、そう思える方には、きっと楽しんでもらえると思います。
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