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タビアンのエンジニア内で話題になった記事まとめ 2023年夏編

こんにちは、タビアンのエンジニア 梁瀨(やなせ)です。営業職のバックグラウンドを持ち、2022年5月からタビアンで働いています。主にNuxt 3とAWS Amplifyを使ったアプリ開発をしています。最近ではIonicとCapacitorを使ったモバイルアプリの開発も行なっています。タビアンでは、週に一度気になった記事を発表する共有会を開いています。さまざまなバックボーンを持つエンジニアが多数在籍しているタビアンで、どんな記事が話題になるのかまとめてみました。

タビアンで話題になった記事5選

食べログがChatGPT連携機能の提供開始!ネット予約可能店の検索がスムーズに

食べログがChatGPT連携機能の提供開始!ネット予約可能店の検索がスムーズに | LIMO | くらしとお金の経済メディア
飲食店を探すときに欠かせないレストラン検索・予約サイト「食べログ」が、ChatGPTを活用した機能拡張の提供を開始しました。具体的にどのように便利になるのでしょうか。
https://limo.media/articles/-/40028

世界中で注目を浴びているChatGPTと食べログが連携した新しいサービスがついに始まりました!このサービスは個人的にも嬉しいニュースです。

以前に妻の誕生日に使うお店をChatGPTで探そうとした時に、実在しないお店ばかり表示されてしまい、がっかりしたことがあります。このサービスを使えば、そんなことはなくなりそうです。

使い方は簡単です。ChatGPTプラグインを有効にする(※)と、希望のエリアや料理ジャンル、予約したい日時や人数を指定するだけで、食べログに掲載されているさまざまな飲食店の中から、予約可能な空席があるお店を検索してくれます。さらに、ChatGPTの検索結果から簡単に食べログに移動し、ネット予約を完了することもできます。

新しいサービスを使えば、お店選びが楽しくて簡単になりますよ。素敵な食事体験を求めて、ChatGPTと食べログのコラボレーションをお楽しみください。

※記事執筆時点では、プラグインの有効化にはChatGPTへの課金が必要です

ChatGPTの対抗馬

ChatGPT対抗「Claude」が10万トークン対応。人間が5時間以上かけて読む資料を1分以内で理解
AI開発専門企業のAnthropicは11日(米国時間)、同社のAIチャットボット「Claude」のコンテキストウィンドウを、従来の9,000トークンから10万トークンに拡張したと発表した。約7万5,000単語に相当するとし、数百ページの資料も理解できるようになるという。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1500434.html

ChatGPTの対抗馬が現れました。Anthropicが新たなAIチャットボット「Claude」を発表しました。Claudeはコンテキストウィンドウを10万トークンに拡張し、約7万5,000単語に相当する情報を理解できるとされています。通常5時間以上かかる情報の消化や分析を1分以内で実行できるとか。

たとえば、「華麗なるギャツビー」の全文をClaudeに読み込ませ、その中のセリフの一部を編集したものを入力し、「元のセリフとの違いは何か?」 と尋ねたところ、22秒で正しい答えを導き出したそうです。

この10万トークンの拡張により、Claudeは長文の読解だけでなく、ビジネスや知識分野での情報抽出にも役立つとされています。総合的な知識を必要とする場合にも、複数のドキュメントや書籍をClaudeに読み込ませることで、Claudeに質問して疑問を解決できます。

Auto-GPTの中で一番使いやすい『GoalAI』が超絶オススメ

GoalAI by Nando.AI
Achieve Your Goals with GoalAI: Automatically Create an Action Plan for Success!
https://beta.nando.ai/goalai.php

GoalAIは、ユーザーの設定した目標に向かって自律的に考え、タスクを自ら生成・分析し、ゴールに導く驚くべきAIです。

GPT-4対応、ブラウザ上で手軽に利用できることが魅力です。ChatGPTとの違いは、GoalAIはユーザーが設定した目標に向かってタスクを自律的に考え、反復生成し、タスクを分析して回答に辿り着く点です。会話を通じて問題を解決するChatGPTとは異なる点ですね。実際のタスク管理や目標設定に使ってみてGoalAIの凄さを感じてみてください。

Vue3の衰退を招いたのは<script setup>とCompositionAPIかもしれない という考察

Vue3の衰退を招いたのは とCompositionAPIかもしれない という考察 - Qiita
6/8 12時頃追記] Vueは死んでないし殺すつもりもないし私はVueが大好きだ、誤解しないでほしい Vue3でOptions APIは消えてないし今後消えていく方向のAPIでもないし挫折した人もこっちつかって再挑戦してほしい [...
https://qiita.com/fruitriin/items/81691ce68cf3678f3bda

タビアンではVue3をメインの技術スタックの一部として採用しているので、この記事は社内に大きな衝撃を与えました。

記事の内容を要約すると以下のような趣旨です。

  • Vue3のリリース以降、Vueが流行から離れつつあると感じており、その原因は<script setup>とComposition APIにあるのではないかと考えている。
  • Composition APIは、Vue3を設計するにあたり、「よりTypeScriptフレンドリーな」構文として提唱されたもの。
  • しかし、Composition APIの「使わないのは時代遅れ」という感覚と実際の使いにくさが、初学者を混乱させ、Vue2からVue3へのアップグレードを試みた者を困惑させたと感じている。
  • 公式チュートリアルではOptions APIをベースに話が始まるのに対し、クイックスタートのnpm init vue@latestを実行すると、App.vueが<script setup>で作成されてしまうため、初学者にとって混乱を招く可能性がある。
  • setup関数内ではリアクティブなデータはref()またはreactive()でラップして明示的にリアクティブにしなければならないという点も、初心者からVue3マイグレーションを試みた人たちを混乱させた可能性がある。
  • 結論として、<script setup>の登場により、「わかりやすいVue」という路線が台無しになってしまった感があり、多くのVueを志した人たちの脱落を招いた。愚直にOptions APIを使うのが良い。

この記事の内容には賛否両論のコメントも多く寄せられ、多くの人々の注目を集めているようです。

賛成意見

  • Vue2から移行した自分がうーんって思ってることが纏めてあって救われました。
  • なんとなく最近思っていたことが全部書いてあった

反対意見

  • うーん、残念だけど全くわからなかった……。型が綺麗になることって、できることが増えるよりも大事だと思うんですよ。バグが減るので。
  • メインはバックエンド(と最近は言い切れなくなってきましたが…)の立ち位置から見ると、Vue3とComposition APIってめちゃくちゃわかりやすくなったという印象しかなかったかも。

先日社内で行われた技術共有ランチ会でも、この記事の内容が話題に上り、エンジニア全員で意見を出し合いました。タビアンでは、Vue3+TypeScript+Composition API+<script setup>の組み合わせがデファクトとなっています。タビアンでは満場一致でVue3での開発に満足している、Vue2からのアップグレードは正解だった、との結論になりました。理由として、TypeScriptフレンドリーな開発ができること、データとメソッドを分離することで、コードの可読性を向上できることなどが挙がりました。

代表の難波は、Vue3のリリース以降Vueの開発プロジェクトが減少したことは事実で、プロジェクトでの採用数がReact:Vue=1:1くらいだったのが、現在はReact:Vue=2:1くらいまで差が開いている。ただ、Nuxt3やVuetify3に代表される生態系のVue3移行が年単位で遅れたので、過渡期にVue.jsを選択することを忌避されたことが原因だ、と分析しています。

また、React componentがLegacy APIとして整理されてReact Hooksに移行したように、Vue3でもComposition APIがメインストリームです(Vue3のOptions APIはComposition APIを使って実装されています)。そして、React HooksとComposition APIは良く似ているので、React Hooksが書けるエンジニアは抵抗なくComposition APIが書けると思いますし、Composition APIが書けるエンジニアはReact Hooksにも容易に取り組めます。

フロントエンドフレームワークの2大巨頭であるVue.jsとReactが良く似てきたことは、どちらが採用されても開発できるということなので、フロントエンドエンジニアとしては喜ばしいことなのではないかと思っています。

一方のReactはちょうど過渡期に突入したところで、Create React Appが廃止され、ドキュメントが刷新され、Server Componentsが導入され、SSRに舵を切っているところです。Vue.jsやReactをメイン技術として採用している企業がどのように考えているのか非常に気になるところです。

6桁なら精度100%、ハッカーは「指紋の熱」を読んで携帯パスワードを破る

6桁なら精度100%、ハッカーは「指紋の熱」を読んで携帯パスワードを破る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
グラスゴー大学の研究者による新たな発見が、サイバーセキュリティに関して警鐘を鳴らすことになった。携帯電話のロック解除や、ATMでの取引処理の際に入力するパスワードが、ハッカーに簡単に見破られる可能性があることが明らかになったのだ。同大学の研...
https://forbesjapan.com/articles/detail/62626

こちらの記事ではセキュリティに関する警鐘が鳴らされました。携帯電話やATMのパスワードが簡単にハッカーに見破られてしまう可能性があります。グラスゴー大学の研究者はAIベースのサーモグラフィーを使用してパスワードの推測をテストし、驚くべきことに6桁のパスワードではなんと100%の検出率を示しました。

この記事から学べることは、重要な情報を守るためにセキュリティ意識の向上が不可欠であるということです。例えば以下のような方法でセキュリティを向上させることが可能です。

  • 長く複雑なパスワードの使用
  • 代替認証方法の採用
  • バックライト付きキーボードの選択

悪意のある人々は常に新たな攻撃手法を模索しており、我々を脅かします。このようなリスクについて慎重に考え、セキュリティ対策を継続的に強化する必要があることを忘れてはいけません。

まとめ

やはり注目を集めているだけに、生成AIに関する記事が多く話題にあがりました。ChatGPTやGoalAIのようなテキスト生成系以外にもあらゆるジャンルに生成AIの技術が使われ始めています。タビアンはこれからも最新情報を追っていき、皆さんに良い情報をお届けできればと思います。



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