2017年に入社し、社内で様々な業務を経験されてきた萩原さん、今回は現在担当されている新規事業やこれまでのキャリアについてお伺いしました。
現在のお仕事について教えて下さい
新規事業を担う事業開発部に所属し、法人向けのドローン講習事業の推進や運用設計を中心に担当しています。講習事業では、国家資格(二等無人航空機操縦士)取得に向けた講習に加え、企業ごとのニーズに応じたプログラムの整備にも取り組んでいます。
さらに、国や自治体が公示する助成事業の申請や進行管理を担当するほか、自社サービスの成長を後押しするためにIT導入補助金などの公的制度を活用した支援体制づくりにも力を入れています。加えて、自社にとどまらず、他企業と連携するオープンイノベーション系のプロジェクトにも積極的に参画し、新たな可能性を切り拓く役割を担っています。
事業開発部全体としては、企業のドローン・AI活用を支援するため、業務導入に向けた検証や運用設計をはじめ、橋梁などのインフラ構造物の点検、AI画像解析、空撮といった幅広い領域をカバーしています。ドローンを「導入」から「活用」「高度化」まで一気通貫で支援し、企業や自治体における新たな業務プロセスの創出を推進しています。
入社からこれまで担当されてきた業務について教えて下さい
2017年の入社当初は、前職の経験を活かし、ドローンを活用した測量業務を担当していました。ゼネコンや測量会社への営業提案、実際の測量・点検業務などに従事してきました。その後、建設現場向けの定点観測アプリ「ドローン施工管理くん」の立ち上げに関わり、現場導入の検証や提案を行いました。
2019年からは屋根外装点検アプリ「DroneRoofer」のマーケティング担当として、展示会やオンラインセミナーの企画・運営、共同開催企業との調整、自社メディアの取材・記事作成、業界メディアへの広告掲載、さらにIT導入補助金など公的制度を活用したマーケティング支援に幅広く携わってきました。
そして2024年3月から事業開発部に異動し、新規事業や会社全体の成長に関わる業務に挑戦しています。
それぞれの業務で大変だったことはありましたか?
入社当初のドローン測量事業では、前職が営業職ではなかったこともあり、営業活動自体が新鮮で大変な経験でした。加えて、会社としての実績がまだない状態からのスタートだったため、自社のアウトプットと、提案先が求める水準との乖離を少しずつ埋めていくことに苦労しました。 その後、「ドローン施工管理くん」の立ち上げに携わる中で、測量事業で関わっていたゼネコンとの接点が増え、顧客視点を意識した提案の重要性を学びました。 さらに「DroneRoofer」事業のマーケティングでは、広告施策を展開する上で検索ワード分析やデータに基づく仮説立案、PDCAの運用を初めて本格的に経験し、現在の事業開発部の業務でも非常に役立っています。
入社当初は、事業部が分かれておらず、全従業員が同じ部署に所属していました。業務も細分化されておらず、職種に関係なく一人でさまざまな業務を担当する必要があったので今思えば大変なことも多かったです。 しかし長く働く中で、部署や業務、役割が徐々に細分化・最適化され、それぞれのミッションが明確になったことで、社員一人ひとりが自分の役割に集中しやすくなり、より効率的かつ主体的に業務に取り組める環境に変わったと感じています。会社としての成長とともに、社内の見え方や働きやすさも大きく変わってきました。
事業部や役割ごとに業務が細分化される中で、ゼロベースで新しい事業を立ち上げるハードルは以前より高くなっています。そんな中で、長く在籍し、過去の事業立ち上げを含むさまざまな業務経験を積んできたことで、その経験が評価され、新規事業の立ち上げを任されることになりました。
新規事業を作るにあたって、大変なことややりがいはありますか?
現在の業務の中で特に面白さを感じているのは、今後提供していく新サービスの設計から実行、改善まで一気通貫で携われる点です。たとえば、昨年スタートした講習事業では、国土交通省が定めるルールをベースに、運営体制をゼロから構築してきました。立ち上げ当初は部署間の連携や各フローでさまざまな課題が生じましたが、それらを一つひとつ解消し、運用面でストレスなく業務を進められるよう最適化を図ってきました。
単に企画を考えるだけでなく、現場での実際の受講者の声やデータをもとに次の施策を検討・実装するPDCAサイクルを高速で回すことが求められます。改善を重ねるたびに申込数や満足度が目に見えて伸びていくことは大きなやりがいです。現在では、全国に講習会場を拡大し、安定的に引き合いをいただけるまでに成長しており、市場からの反応を事業成長につなげていけるスピード感が新規事業ならではの醍醐味だと感じています。
新規事業は文字通り「ゼロからの立ち上げ」であり、計画どおり進まないことのほうが多いです。そのため、ターゲットとなる業界の動向だけでなく、国や自治体の新技術への投資方針など、より広い視点で情報収集を行い、事業の方向性や提案内容の精度を高め、変化に柔軟に対応できる体制を整えることを心がけています。
また、プロダクト開発部と連携して新サービスや新機能の開発に取り組める点も大きなやりがいのひとつです。既存サービス部門とは異なり、明確な前例や実績がない中で仮説を立て、実証・検証を重ねながら事業の形をつくっていくのが新規事業の特徴です。スピード感を持ってPDCAを回すことが求められる一方で、組織を横断して関係者を巻き込みながら調整を進める難しさも感じます。
その中で、助成金・補助金制度の理解や申請スキル、自治体との折衝、サービス設計に関する知見など、これまでの業務では得られなかった知識や経験を多く積むことができました。特に、制度の要件を正確に理解したうえで事業計画を設計する力や、複数部署を横断的に調整して物事を前に進める推進力は、この仕事を通じて大きく成長した部分だと感じています。さらに、補助金や助成金といった公的制度をお客様や自社に活用できる体制を整えることで、結果としてお客様や会社全体の成長にもつながっており、自らの挑戦が組織の成長に直結することに大きなやりがいを感じています。
今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
まずは講習事業をしっかりと軌道に乗せ、別の新規プロダクトの案件獲得を推進していきたいと考えています。
事業開発部としては、既存サービスとの連携を図る取り組みをすでに進めており、今後はそれらを成果につなげるための仕組みづくりに注力し、CLUE全体に新しい価値を生み出せる環境を実現していきたいと考えています。
部署単位の目標に集中するあまり、会社全体としての成長につながる機会を逃してしまう場面もあるため、個人的には新しい事業やサービスをつくる中で、全社的に効果をもたらすアプローチができる人材になれたらと考えています。部署の枠を越え、会社全体にプラスのインパクトを与えられる存在になりたいです。
どのような方が新規事業に向いていると思われますか?
新規事業は不確実性が高く、短期的に成果が出ないことも少なくありません。そのため、コツコツと地道に取り組み、中長期で成果を積み上げていける粘り強さが大切だと考えています。 また、日々のトライ&エラーを繰り返しながら課題を整理し、改善策を考え実行できる力が求められます。
CLUEでは、そうした挑戦をサポートするカルチャーや体制が整っており、自分の適性や強みを見つけ、それを伸ばしていくことが可能です。若い社員が多く、フラットでオープンなコミュニケーションが取れる環境も大きな魅力です。
ドローンは多くの業界で活用が進んでいますが、CLUEではただドローンを使うだけではなく、テクノロジーを活用してこれまで解決できなかったレガシー産業の課題に挑み続けています。先端テクノロジー×課題解決という新しい分野で、自分の可能性を広げたい方にとって、大きなやりがいを感じられる環境だと思います。