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新卒入社後に"爆速で成長する人"は何が違うのか?ポイントは「事業の越境」と「業務の仕組み化」
【撮影場所:WeWork麹町】
2023年に新卒でシナジーマーケティング(以下、当社)に入社し、今年3年目を迎える島田さん。彼が所属するのは、当社が提供するマーケティングSaaS「Synergy!(シナジー)」の新規顧客の獲得をミッションとする営業グループです。島田さんの仕事は、単なる営業活動にとどまりません。グループ全体の「営業の仕組み化」やプロダクト開発、グループを超えた新規事業のディレクションまで、その活躍の場を広げ続けています。入社わずか3年で、異例の”爆速”成長を遂げている彼の原動力はどこにあるのか。その秘密に迫ります。
■プロフィール
島田 崚晟 / クラウド事業部 第1アカウントソリューショングループ
2023年新卒入社。大学では環境学を専攻。入社以来、マーケティングSaaS「Synergy!」、Salesforce連携型アプリケーション「Synergy! LEAD」の新規営業担当として、幅広い業界のデジタルマーケティング支援に携わる。入社2年目でOJTトレーナーを経験し、同年の全社会議で新人賞を受賞。現在は、グループの営業体制構築やプロダクト開発にも関わっている。
※部署名・役職は取材当時(2025年8月)のものです
思考の「言語化」が、成長の第一歩だった
――入社1年目はどのような環境で過ごしましたか?
2か月間の研修を経て、新規顧客の獲得をメインミッションとする営業部に配属されました。入社前は、営業職は個人プレイで、メンバー同士が営業成果を競い合うようなピリピリとした環境のイメージがあったんです。しかし、いざ配属されてみると、とてもフレンドリーかつお互いに助け合うカルチャーのある環境で、驚いた記憶があります。OJT※1トレーナーの先輩が、単に業務内容だけではなく、「目標数字に対してどうアプローチすべきか」という思考法から、「行動した後の振り返り方」まで丁寧に教えてくださいました。並行して、先輩の商談に同行して営業現場に出ながら、自分のできることを増やしていく、といったプロセスを繰り返しました。OJTトレーナーの先輩だけでなく、部署全体が私の成長を気にかけて、困っていることがあれば、課題解決やスキルアップにつながる適切なアドバイスをいただけました。
先輩からのアドバイスのなかで、特に成長につながったのは、「目標達成までのプロセスをブレイクダウンする思考法」です。目標から逆算して、週単位、日単位の行動量まで数値に落とし込み、それらを実行しては振り返って改善していく。このPDCAサイクル※2を1年目から徹底的に回したことで、それまで曖昧な感覚でしかなかったことが言語化され、やるべきことが明確になりました。この思考法は、今でも私の仕事のベースになっています。
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※1 OJT:On the Job Training (オンザジョブトレーニング)の略で、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法のこと。
※2 PDCAサイクル:Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階を繰り返すことで、業務を継続的に改善していく手法。
――入社当初から、非常にスムーズに業務に取り組めたんですね。
そうですね、幸運だったと思います。営業の標準スキルを体系化した、営業の教科書の役割を果たしている「営業プレイブック」が整備されはじめた頃の入社だったので。手探りでゼロから進めるのではなく、先輩たちの営業経験から導かれた「ある程度の正解」がすでにある状況でした。そこに、自分なりのアレンジを加えていくことができたので、商談を一人で進められるようになるまでのスピードは、ほかの企業で働く友人たちに比べてもかなり早いほうだったと思います。
最速の成長戦略は「教える」ことだった
――2年目の終わりには「新人賞」※3を受賞されていますが、ご自身の成長をもっとも実感したポイントはどこでしたか?
2年目にOJTトレーナーとして後輩の指導を任されたことです。正直、自分に務まるのかと不安でした。教える立場になると、これまでインプットしてきた知識を、自分の言葉で、誰にでもわかるように説明する必要が出てきます。後輩からの質問に答えるために、何度も頭の中で考えを巡らせるうちに、「なるほど、こういうことだったのか」と業務への理解がどんどん深まっていきました。比例して、教える不安も払拭されていきました。この経験が、私の成長スピードを大きく加速させてくれたと感じています。
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※3 新人賞:毎年年末に行われる全社会「UNITE」で優秀な成果を収めた新人(入社1~2年目対象)に贈られる賞
――インプットした知識をアウトプットすることで自分のものにしていく、と。
その通りです。学校の勉強で教科書を丸暗記するだけでは応用が利かないように、営業プレイブックに書いてあることをただ実践するだけでは、本当の力にはなりません。お客様に喜んでもらえた行動やコミュニケーションを、「なぜ上手くいったのか?」と深く掘り下げ、再現可能な成功パターンとしてロジックに落とし込んで後輩に伝える。この経験が、営業としてだけでなく、人を育てるという視点を持つうえでも大きな財産になりました。
――OJTトレーナーを経験するなかで、周りのサポートはありましたか?
はい。指導方法に悩んだ時に、すぐに相談できる先輩方が周りにいてくれたので、本当に心強かったです。「答えを持っている先輩にいつでも頼れる」という安心感がOJTトレーナーをするうえでの不安を払拭する支えになりました。
営業を超えて、複数領域へ。積極的な働きかけで得られた「視座」
【撮影場所:WeWork麹町】
――2年目からは、キャリアプラス制度※4を利用して、新規事業の「FAVTOWN」※5にも参画していますよね。参画した理由や具体的な担当業務を聞かせください。
もともと「ゆくゆくは自分で事業を立ち上げたい」という夢があり、その第一歩として、社内で新規事業に関われることに魅力を感じました。担当している業務内容としては、地域のファンを増やすためのグルメマップの制作ディレクションを担当しています。メインの営業と両立するのは大変ですが、普段の業務では経験できない、地域の関係者を巻き込みながらプロジェクトを推進する企画力や、全体をディレクションするスキルは、大きな学びになっています。
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※4 キャリアプラス制度:シナジーマーケティング独自の制度。自身の業務時間の一部を使い、他部署の業務に挑戦することができる。
※5 FAVTOWN:ふるさとの住民や出身者・行政・ 地元企業・学校・団体などが「地元が好き」という共通項でつながる、ふるさとファンメディア事業。
――その経験は、本業である営業にも活きていますか?
はい。事業に対する「視座」が上がったと感じています。新規事業に関わったことで、新たにプロダクト開発としての視点を持つことができました。営業現場で得られたお客様の声を開発に活かすことも重要だと考え、自ら積極的に働きかけ、プロダクト開発チームとの定例会議に参加しています。営業、マーケティング、プロダクト開発と、複数の視点から事業全体を俯瞰できるようになったのは、キャリアプラス制度のおかげです。
目指すのは「誰もが輝ける営業組織」。個人の経験を、チームの力へ
――現在は、「営業の仕組み作り」にも注力しているそうですね。
はい。私が1年目の時に助けられた先述の「営業プレイブック」をさらに進化させる活動を、マネージャーやメンバーと二人三脚で進めています。具体的には、私自身が営業プレイブックを参考に業務を進めるなかで、わかりづらかった点や躓きそうな点を反映させたり、日々変化する市場やお客様の状況にあわせて、適切に対応するためのノウハウ、新しい成功パターンなどを追記しています。
この活動には、「営業の仕事」に対して持たれがちなネガティブなイメージを払拭する意義もあると考えます。世間では営業イコール「辛い仕事」「楽しくない」というイメージを持つ人が多く、当社に入ってくる新入社員でも同様のイメージを持っている人もいると思います。私は、そのように捉えられてしまう理由として、「属人化する体制に課題があるのではないか」という仮説を持っています。仕組みを構築することでノウハウの属人化を防ぎ、新しく入った人でも、効率的かつ質の高い、成果が出やすい営業活動ができるようになると考えています。そうすることで、顧客ロイヤリティが高まるのはもちろんのこと、営業する側もネガティブな気持ちを持つことなく、前向きに取り組めるようになるのではないでしょうか。
――素晴らしい取り組みですね。並行してさまざまな取り組みをしていますが、島田さんを突き動かす原動力は何なのでしょうか?
「部署に貢献したい」という気持ちが、一番の原動力ですね。今の部署は、心からそう思えるカルチャーがあります。一例ですが、メンバーの誰かが困っていたら「なんで出来ないの?」といったコミュニケーションを取るのではなく、「どうしたら出来るか」を全員で考えます。常に同じベクトルを向いて、建設的な会話ができる。そんなポジティブな環境だからこそ、自分の目標達成以上に、「このチームで、普通だったら無理だと思われるような高い目標を達成したい」という気持ちが強くなります。1人では達成できないようなことも、チームメンバーの力を集結し、相乗効果で最大化していくプロセスが何よりも面白いです。
――最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。
【撮影場所:WeWork麹町】
シナジーマーケティングは、ワンチームで同じ方向を向いて、目標達成にコミットできるカルチャーがあります。もし、あなたがそんな環境で、チームとともに自らも成長したいと感じているなら、ここは最高の場所だと思います。
特に私が所属する部署では、新しく入社した方が標準的な営業スキルを最速で学べる仕組みを、今まさに磨いていっている最中です。土台作りをしたうえで、思い切り挑戦できる環境であることは、私たちが保証します。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
シナジーマーケティング株式会社では一緒に働く仲間を随時募集しています。
共感・興味を持ったという方はぜひ話を聞きに来てみてくださいね。