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スタディストのCTOに就任!スタディストへの想いや仕事に対する考え方とは~後編~

2019年1月1日付で開発部部長の佐橘がCTOに就任しました!
後編では、仕事に対する考え方やプライベートについて聞きました!
※前編はこちら

「良いプライド」をもって仕事をするということ

ここまでスタディストや開発部についてお伺いしてきましたが、「佐橘さん」についてもう少し聞いてもいいですか?
 どうぞ(笑)


仕事をする上で大切にしていることはありますか?
 説明が難しいのですが、「その時正しいと思うことを精一杯やる」ことを大事にしています。

 何か新しい取り組みを始めるとき、知識不足で非効率な進め方をしようとしていたり、そもそもの方向性自体が間違っていたり、仲間と意見が食い違うことがどうしてもあります。それでも、精一杯考えて自分なりに正しいと思えることをやっているならば、議論を通じてより良い方向を見つけ出せるかもしれないですし、間違った結果に至ったとしても、反省を生かしてその次はもっとうまく進めることができるはずです。不安があっても自分なりに考えて、まずは前に進んでみるということを大事にしています。こうやって生き続ければ、どれだけ失敗しても自分の市場価値が落ちることもないだろうという打算的な考え方でもありますね(笑)。

 「正しいと思うこと」は別に仕事に限ったことではなくて、家族との時間を疎かにしてしまっていると思えば仕事上で何かを諦めることを考えますし、このままやるとメンタルが危ないと思えば堂々と休みを取ります。人生いつ死んでもおかしくないですし、後悔がないように生きたいですね。


CTOに就任した佐橘一旗


話は変わりますが狩猟が趣味なんですよね?始めたきっかけは?
 3年前、25歳の時に漫画を読んで、日本で狩猟ができることを知ったのがきっかけです。もともと30歳で隠居したかったんです(現在28歳)。隠居といっても何もしないのではなくて、いわゆる資本主義社会の束縛から開放されたくて。生活のためだけに働き続ける人生はつらいじゃないですか。なので豊かに生きるためには「大金を得てお金にお金を稼いでもらう仕組みを作る」か、いっそ「社会から離れて自給自足するスキルを身につける」かの2択しか無いと学生の頃からずっと思っていました。

 25歳の時にふと、目標まで残り5年しか残っていないことに気付きまして。1チャレンジが3年と考えると2回チャレンジできるかどうかの時間しか残されていない。じゃぁ果たして何をやるかと。

 周りに起業している友人が何名かいるのですが、事業が最初からうまく軌道に乗っている人は殆どいなくて。どれだけ上手くいかない状況でも、齧りついてまでやりきりたいと思える、そんなテーマがなければ起業は絶対にうまくいかないと思い、まずは好きなことを探し、出会ったのが狩猟でした。農作物被害の増加や猟師人口減少などのビジネスチャンスがある一方で、失敗しても「社会から離れて自給自足するスキル」が身につくから一石二鳥だと思いましたね(笑)。


狩猟は具体的なビジネスにもなるんですか?
 転職もあって、活動を一時的に止めているのであまり公言はしたくないんですが…(笑)。そもそも猟師の平均年齢は現在60代後半、若手は徐々に増えつつありますが、まだまだ少ないのが現状です。各県に数店舗ある銃砲店が全てのハブになっていて、手続きも案内も全て紙ですし、銃の在庫情報でオンライン化されているのはほんの一部です。猟の知識やテクニックを学ぶにしても、猟友会やグループにまずは所属して親方や先輩から教わるしかありません。IT化はほとんどされておらず、エンジニアからしてみれば白地しかないんです。

 さきほど平均年齢が60代後半と言いましたが、10年も先になれば必ず猟師の不足が発生します。例えば平成29年度、神奈川県ではイノシシによる農作物被害が3,800万円でした。3,800万円という被害額がでている一方でベテラン猟師は減っていくので、若手猟師の育成が求められる。でも若手が猟を始めようにも紙とリアル店舗が全てなので始めにくい……ここから先の話、興味がある人は是非スタディストへの入社をご検討ください!(笑)

 ビジネスとは別の話になってしまいますが、普段の仕事と全く性質の違うコミュニティに入る経験というのは貴重だと思います。IT系の会社で働いていると、体育会・縦社会的な要素って薄いじゃないですか。猟のグループは完全な縦社会。グループには親方と呼ばれる人がいて、年長者が言うことは基本的に絶対ですし、作業はとにかく若手が買って出る文化。挨拶をハッキリしないだけでも当然怒られます。

 それでも厳しい一方で優しさを感じる側面もあります。分からないことは正直に聞けば丁寧に教えてもらえますし、作業を買って出る分経験値も積めます。いろんな人との関わり方を知れる、総じて自分の人生が豊かになっている感覚がすごくありますね。


スタディストのことから趣味のことまでたくさんお話を聞きました。「その時正しいと思うことを精一杯やる」というのはとてもかっこいい姿ですよね。開発部が今後どう進化していくのかとても楽しみです。ありがとうございました!


■CTO/開発部 部長 佐橘 一旗(さきつ いつき)経歴
 慶應義塾大学卒。株式会社リクルートライフスタイルにて、アジャイル開発プロセス導入、各種開発プロジェクトリーダーを歴任。同社TechLead、開発マネージャー職を経て、2018年10月より開発部長として株式会社スタディストに参画。2019年1月にCTO就任。IPA主催 2009年度下期 未踏ユース コクリエータ、慶應義塾大学非常勤講師。

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