こんにちは!スターマイン株式会社(以下、STARMINE)人事総務部の宮本です。
現代では、家庭と仕事の両立に悩む方がまだまだ多く、子どもや家庭の時間を大切にしながら働くことに課題を感じる方も少なくありません。しかし、STARMINEでは多くのメンバーが子育てをしながら活躍しています。
そこで今回は、STARMINEで働く3名のママ・パパに、以下のテーマについてお話を伺いました。
・ある日のスケジュール・現在の働き方についての考え・出産・育児を機にキャリアを諦める方が多い現状についての想い・実現したい働くママ・パパの理想の世界・STARMINEで感じる働きやすさ
【それぞれのタイムスケジュール】忙しい毎日を支えるスケジュール管理の工夫
※雇用形態(正社員・業務委託)の違いにより、勤務時間はそれぞれ異なります。
【今村さん:一児の母(業務委託)】
7:00 〜 8:45 起床〜お弁当準備〜身支度
8:45 〜 9:15 幼稚園への送り
9:15 〜 9:30 家事
9:30 〜 13:45 業務
13:45 〜 19:30 子どもとの時間
19:30 ~ プライベート・残った業務
【川元さん:二児の父(業務委託)】
8:45 起床~子どもの見送り
8:45 ~ 9:30 準備
9:30 ~ 15:00 業務
15:20 ~ 15:40 子どもとの時間
15:40 ~ 19:00 業務
19:00 ~ プライベート
【野口さん:三児の母(正社員)】
9:30 ~ 子どもの送迎・見送り完了次第 業務
18:30 ~ 19:00 子どもの迎え
19:00 ~ プライベート
宮本:皆さん、とても忙しいスケジュールをこなされていますね。スケジュールを立てることも、それを実行することも大変だと思いますが、工夫している点はありますか?
今村:固定のスケジュールがありますし、我が家では就寝時間も厳格に決めているため、空いた時間を活用して仕事をするしかなく、ミーティングもその時間に合わせて調整してもらっています。
例えば、通院などプライベートな時間を午前中に使うと、午後には子どもが帰宅するため、日中の業務時間が削られてしまいます。その分の業務は、子どもが寝た後の19時半以降に行うことが多いです。
日によって仕事の時間帯は午前、午後、夜と変わりますが、動かせない予定があるため、自然とこのスタイルに落ち着きました。
川元:私は、子どもがいない時間は業務に集中できています。子どもが帰ってきた後も、「仕事部屋の扉が閉まっているときは入ってはいけない」というルールを理解してくれているようで、部屋に入って来るといったことはありません。例外があるとすれば、ママとケンカをしてパパに助けを求めに来るときくらいですね。
それ以外の時間はしっかりルールを守ってくれているので、毎日比較的スムーズに業務に向き合えています。
野口:子どもたちの協力のおかげで、私は業務を円滑に進めることができています。一番上の子に保育園のお迎えをお願いすることもあり、また、真ん中の子も洗濯や食事の準備を手伝ってくれています。
フルリモート・フルフレックスで叶える理想の働き方と育児
宮本:現在、フルリモート・フルフレックスという形で働いていらっしゃいますが、この働き方で良かったと感じる点を教えてください。
川元:私はフルリモート・フルフレックスの環境で働き始めて約3年になりますが、プロフェッショナルとして仕事をしながら理想とする父親像を追求できているのは、この働き方のおかげだと感じています。
私には5歳と3歳の娘がいるのですが、日々のコミュニケーションの積み重ねがとても重要で、多くの時間を共有することが彼女たちの成長にとって大切だと思っています。また、子どもたちに対しては、常に愛情を持ち、優しく穏やかな父親でありたいという思いがあるため、寝る前や幼稚園に行く前、帰宅後などには、できるだけ接点を持つようにしています。
もし今の働き方ができなくなったとしたら、子どもとの関わり方や考え方を大きく変えざるを得ないだろうと感じるので、できる限り今の環境を維持していきたいと思っています。
今村:コミュニケーションの量が重要だという点には、私も同感です。我が家にも娘が一人いるのですが、夫が非常に多忙で、終電や始発での通勤が続き、リモートワークも一切できなかった時期がありました。その頃は、娘と夫がほとんど会話する機会がなく、たまに「一緒にお留守番していてね」とお願いしても、娘は「知らないおじさんといるみたい」と嫌がるほどでした。
しかし、夫の忙しい時期が落ち着き、娘と過ごす時間が増えるにつれ、次第にパパにべったりになっていきました。やっぱりコミュニケーションは、子どもにとってすごく大切ですよね。
宮本:野口さんと今村さんは、現在の働き方について、特に良かったと感じる点はありますか?
野口:私は、このフルリモート・フルフレックスの働き方なしでは生活できないと感じています。
もともとは、子どもが小学校から帰ってきたときに「おかえり」と迎えてあげたいという思いがあり、リモートワークを希望していました。それに加えて、子どもの予定によっては出社が難しいこともあり、場合によっては午前中がまるごと潰れてしまうこともあるのですが、フルリモートのおかげで、そのような状況でも柔軟に対応できるのは本当に助かっています。
保育園や学校からの急な呼び出しがいつあるかわからない中で、その都度半休を取っていたら、とても仕事は回らないと思います。でも、フルリモートなら、一時的に仕事を抜けてお迎えに行くこともできるので、本当に今の働き方に感謝しています。
今村:私の夫は転勤が多く、約2年ごとに異動がある仕事をしているため、結婚を機に以前勤めていた会社を退職しました。もともと人事の仕事をしていたのですが、当時はフルリモートで人事の仕事ができるという発想がまったくなかったので、キャリアを諦めることになりました。
そんな中、STARMINEのフルリモート・フルフレックスという働き方があったからこそ、本来やりたかった人事の仕事に再び取り組めるようになったことを、とてもありがたく感じています。
また、子どもが幼稚園に通うようになり、行事や保護者会などが平日の昼間に開催されることが多いため、柔軟にスケジュールを調整できる点も大きな魅力です。これまでできなかったことが次々と実現できているのは、この働き方のおかげだと実感しています。
宮本:お子さんが小さいうちは、やはりある程度仕事をセーブし、子どもと過ごす時間を優先する家庭が多いのでしょうか?
今村:時間の制約や仕事の変更、さらにはキャリアを諦める選択をする女性も多いと、周囲を見ていて感じます。
川元:私もその傾向が強い気がします。
野口:やはり、パートで働くお母さんが多いですよね。自分で調整しやすい仕事や、子どもの予定に合わせた働き方を選ぶ方が多い印象です。
子育てと仕事、どちらも諦めない生き方とは?
宮本:出産や育児をきっかけにキャリアを諦める方が多い社会について、どのように感じていますか?
野口:私はもともと専業主婦になりたいと思っていて、本格的に仕事を始めたのは30歳の頃、長男を出産したタイミングでした。
たまたま託児所付きのコールセンターを見つけ、長男が生後4ヶ月のときから預けて働き始めたのですが、そこでコールセンター業務やカスタマーサクセスに携わるうちに、採用プロジェクトにも関わるようになり、最終的に今の採用の仕事へとキャリアを広げていきました。その経験から、キャリアはいつからでも築けるものだと実感しています。
「リモートワークは無理」「正社員は残業が多そうだから難しい」といった声をよく聞きますが、私は「子どもがいるからできない」とは言いたくありませんでした。将来、「あなたたちの育児が大変だったから、ママは仕事を頑張れなかった」などと言い訳はしたくなかったんです。
もちろん、その姿勢が子どもに負担をかけることもあるかもしれませんが、今では正社員としてフルリモート・フルフレックスで働くことができています。だからこそ、出産や育児を理由にキャリアを諦めてしまうのは、もったいないと感じています。
川元:私の妻は、子どもが幼稚園に通うようになった頃、「自分の時間ができたからアルバイトをしてみたい」と思うようになったそうです。新しい環境の中でやりたいことや挑戦したいことを見つけられるのは、とても素敵なことですよね。
しかし、今でも「子育ては女性の役割」という考えも社会にはあり、周囲の理解や後押しを得にくいことも事実です。一方で、本当はもっと子育てに時間を割きたいのに、仕事に追われてそれが叶わないパパも多いと思います。
でも、仕事のために家族を犠牲にする必要も、家族のために仕事を諦める必要もないと私は考えています。働きながらでも社会とのつながりを持ち続けることは可能なはずです。
今村:私の周りには専業主婦の方が多く、働いていても隙間時間に数時間ほど飲食店でパートをしたり、ご主人の自営業を手伝ったりする程度の方がほとんどです。しかし、「本当はもっと働きたいんだけど…」という声をよく耳にするので、多くの方がやりたいことを諦めている印象が強いです。また、「私には無理だ」と最初から挑戦を諦めてしまっている方も多いです。
宮本:「私には無理」と感じている方は、一度キャリアを諦めた経験や、ブランクがあることが理由でそう思ってしまうのでしょうか?
今村:そうだと思います。社会との距離が開いてしまったと実感し、不安を抱えている方が多いようです。
川元:正社員として働いて責任を持つことに対して、不安を感じている方は私も多い気がしています。ただ、それは能力の問題ではなく、「長い間仕事をしていないから…」「家族のことを優先したい」「今の生活の中で仕事と向き合えるだろうか…」といった考えからくるものなのかなと思っています。
しかし、その不安を抱くほどの責任感が、仕事においてはむしろ強みになることもあります。気遣いが行き届き、物事を深く考えられる力は、今の社会で求められているのではないでしょうか。
柔軟な働き方を支える、理解と支え合いの文化。STARMINEだからこそ実現できるチームのあり方
宮本:STARMINEには、育児や家族との時間を大切にしながら働いているメンバーが多くいますが、実際の働きやすさについてどのように感じていますか?
今村:自分自身の体調不良であれば、何とか頑張ってパソコンの前に座れば対応できることもありますが、子どもが体調を崩した場合はそうはいきません。そんなとき、朝の時点でメンバーに状況を伝えると、「家族を大事にして」「大丈夫だから気にしないで!」と温かい言葉をかけてもらえるんです。
すべての業務をお願いするわけにはいきませんが、それでもそう言ってもらえるだけで気持ちが大きく救われます。このサポートの存在はとても大きいと感じています。私は業務委託という立場なのに、チームの皆さんが手厚くフォローしてくれるんです。正社員であればフォロー体制が整っていることもありますが、業務委託でここまで支えてもらえる環境はなかなかありません。
野口:私は、体調によって朝から業務に就けないことがあるのですが、「申し訳ありません、開始が遅れます」と伝えると、誰一人嫌な顔をせず、温かく受け入れてくれます。
また、プロジェクトのアサインに関して調整をお願いしても、快く対応してもらえるだけでなく、「やりたい」と手を挙げれば積極的に挑戦の機会を与えてくれます。この柔軟で前向きな環境は、とてもありがたいです。
川元:STARMINEは柔軟なスタンスを持ったチームです。お互いを理解し合い、大切なときに支え合える仲間がいるからこそ、成り立っている部分があるのだと思います。
仕事も家族も。人生丸ごと大切にできる環境がここにある
宮本:最後に、今後STARMINEで働きたいと考えているパパやママに向けて、メッセージをお願いします。
川元:「自分の人生」を考えたとき、仕事と同じくらい大切なものがたくさんあると私は考えています。STARMINEは、それらを大切にしたいと言葉にすれば、受け入れてくれる環境です。
また、「自分がどうありたいか」を発信することで、それを支援してくれる仲間がたくさんいます。自分なりの理想の姿を持っていれば、きっとより幸せな働き方に近づけるはずです。
野口:STARMINEは、助け合いの精神を持つメンバーが多いからこそ、支え合いが自然と生まれ、やるべきことを果たしていれば、プライベートも大切にしながら働ける環境が整っています。
「子どもがいる“けど”働く」ではなく、「子どもがいる“から”こそ働く」と、ネガティブではなくポジティブに捉えることで、「だからこそ挑戦したい」「だからこそ実現したい」と前向きに進んでいける。
そんな気持ちを持っている方であれば、STARMINEのメンバーは全力で応援してくれるはずです。
今村:STARMINEには、業務委託と正社員の間に扱いの違いがなく、円滑にコミュニケーションが取れる風通しの良い環境が整っています。
業務委託として働く以上、常にプロフェッショナルとしての水準が求められるのは当然のことですが、STARMINEは、業務委託メンバーに対しても勉強会や知識のアップデートの機会を提供してくれます。フリーランスになると、一人で仕事を進めることが多くなるため、業界の最新知識に触れる機会が減ってしまいがちです。また、自分の担当案件に集中するあまり、視野が狭くなってしまうこともあります。そんな中で、「他の案件ではこういうことをやっている」といった情報交換ができる環境があるのは、とても魅力的だと思います。
川元:私も同感です。STARMINEは、正社員か業務委託かといった区別を前提にしないチームです。その理由は、クライアントにとってその違いは関係ないから。
こうした本質的な関わり方ができることが、他の企業にはないSTARMINEならではの魅力です。