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【CTOインタビュー後編】CTOが本気で取り組むエンジニアが主体的に働ける環境・体制作り

前編では、顧客課題に徹底的に寄り添う大切さや、スペクティのミッションについても語ってくれたCTO・藤田さん。後編では、ミッションを実現するために、CTOとして重要だと考えている環境・体制作りについて話してもらいました。(前編はこちらから)

チームの心理的安全性の確保が成長につながる

我々のようなベンチャーは少しでも早く顧客の課題を把握し、解決方法を検討・開発していかなくてはなりません。その為には、エンジニア個人の能力ももちろん大切ですが、メンバーが能力を最大限発揮できる環境・体制作りには力を入れています。

いくつか重視していることはありますが、その中でも特に大切にしているのが「心理的安全性」です。色々な考え方があると思いますが、僕は自分の能力不足や発言を非難されることに強い不安がある状態で新しいアイデアや、建設的な議論をしろと言われても難しいと思うんですよね(笑)

エンジニアチームは様々なバックグラウンドや幅広い年齢のメンバーがいるので、経験や年齢にとらわれず自由に発言・相談ができる雰囲気づくりを心がけています。また、相談は積極的にすることを推奨しており、チームのslackのチャンネルで気軽に相談できる様にしています。私が答えることもありますが、メンバー同士のやり取りも活発なので今のところ上手く機能していると感じています。

今年の2月から弊社もコロナの影響でリモートワーク体制になったのですが、当初は相談や共有頻度が減ってしまう、新しいメンバーが遠慮してコミュニケーションがとりづらいという声が聞こえてくる様になりました。

この状況を改善する為、エンジニアチームで9月から始めたのが、チャットアプリを使った毎日15時から15分程度のコーヒーブレイクタイムです。全員参加ですが、仕事に集中したい人はスピーカーをオフにしてもOK。趣味やゲームの話なども雑談が中心ですが、自然に仕事の話になることもあります。

まだまだ、試行錯誤中ですが、リモートでもストレスなく働けるチームにしてゆきたいと思います。

主体的にものづくりをして欲しいので手をあげたメンバーにPJTを任せる様にしています

トップダウンでとにかく開発スピードや作業量を求める会社もありますし、そういうやり方で上手くいく場合もあると思います。ただ、僕らの様なベンチャーはサービスへの満足度が生命線ですし、限られたリソースで生産的に開発を進めなくてはなりません。

顧客や営業の方から言われたことをそのまま実行するのではなく、エンジニアも顧客の課題の本質を理解し、ベストな方法を提案したり、必要であればメンバーに相談するなど主体的にプロジェクトに関わっていくことが重要なんです。

スペクティのエンジニアチームは階層的な組織を持たず、タスクを管理する役割の人、セキュリティの相談をする役割の人、他のチームとの調整をする役割の人などと、役割ベースのフラットな組織で運営しています。その役割自体も、やりたい人が手を上げてするようにしています。

これはエンジニアにとって好奇心が一番のモチベーションになるという考えと、報告・承認フローをできるだけシンプルにするという意図からです。

顧客の要望に応えることが重要なので、ある程度のスピードや効率が問題なさそうであれば手法などはメンバーの考えを尊重することが多いですね。

中途入社の方には自由度の高さに驚かれることもありますが、「働きやすい」と言ってくれています(笑) ちなみに、僕がCTOになってからエンジニアの離職者はありがたいことにまだ出ていません(2020年10月時点)

また、隔週開催される営業・マーケティング・アンカー(提供するSNS情報をチェックするチーム)等が参加するVoC(Voice of Customer)ミーティングでは、顧客の要望や開発したサービスに関する感想などの情報を共有したり、今後のサービス開発について意見を自由に出し合っています。

自分が考えた案が実現して、顧客が喜んでいることが実感できるというのがベンチャーでものづくりをする醍醐味ですから、メンバーにはそういう経験をどんどん積んでほしいですね。

社会問題を解決するサービスを一緒につくりませんか?

スペクティは、エンジニアチームだけでなく社員一丸となって、世界のあらゆる「危機」から人々を守り、安全で豊かな生活を送れる社会の創造を目指しています。

「人々の生活やビジネスを変えるサービスを作りたい」「主体的にプロジェクトに関わりたい」という方がいらっしゃればぜひお気軽にご連絡ください。

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