新卒2期生から事業責任者へ。挑戦の連続だった8年間
「事業を創ることができる人間になりたい。」
その原点は、2011年3月11日。
福島県南相馬市で東日本大震災を経験した学生時代の佐藤は、町の景色が一瞬で変わり、人とのつながりや活気が失われる様を目の当たりにした。
「地元の人や友人たちと楽しく働ける事業を、いつか自分の手でつくる」――その思いがキャリアの芯になった。
2018年、青山学院大学経営学部を卒業。大学時代は金融業界を志望していたが、「挑戦し続けられる場所」「事業を生み出せる場所」を求め、SOELに新卒2期生として入社した。
目次
新卒2期生から事業責任者へ。挑戦の連続だった8年間
営業管理から店舗展開、そして異業種への挑戦
失敗と挫折の中で見つけた支えと信念
「みせサポ」に懸ける想い——AIと業界特化の強みで課題解決を
SOELの強みと、求める人物像
営業管理から店舗展開、そして異業種への挑戦
入社1年目は食べログ事業の営業管理を担当。2年目にはチェーン店の店舗展開を推進し、プランアップを任されるまでに成長。その後は美容やヘアカラー、民泊などの領域へ挑戦し、事業の幅を広げていった。
4年目以降はホテルに特化したSNSマーケティングを経験。
2024年4月にはトラベルプロモーション事業部の立ち上げに合流し、新規顧客開発を担当した。
結果として20社以上のクライアントを獲得、売上は月額1,000万円以上伸長。
当初1名+インターンから始まった小さな組織は、わずか数ヶ月で10名規模の事業部へと進化した。
失敗と挫折の中で見つけた支えと信念
佐藤のキャリアは、決して順風満帆ではない。
新規事業は狙った通りに成功することの方が少なく、数え切れない失敗を経験してきた。
契約が取れず、売上が低迷する日々もあり、「正直、何度もやめたいと思った」と本人は語る。
しかし、踏みとどまれたのは上司や仲間が「どうすれば前に進めるか」を共に考え続けてくれたからだ。この経験が「今度は自分が後輩を支える番だ」という信念を生み出した。
さらに、トラベルプロモーション事業部での経験からは大きな学びを得た。
「自分一人で抱え込むのではなく、仲間に頼る方が成果は大きくなる」。その気づきは、得意分野に集中し、不得意な領域は仲間に任せるという行動を促した。結果、チーム全体の成長が加速したのだ。
「みせサポ」に懸ける想い——AIと業界特化の強みで課題解決を
佐藤が率いる新規事業「みせサポ」は、ホテル・飲食店向けにInstagram運用をAIで支援するサービスだ。事業開始が決まったのはわずか1ヶ月前。それでも佐藤は「1年以内に1億円規模の事業に育てたい」と明確な目標を掲げている。
その強みは、SOELが長年培ってきた旅行・飲食業界への特化にある。汎用的なAIでは十分なアウトプットを得られないことも多い。しかし、業界に根差した知見と掛け合わせることで、他社にはない付加価値を生み出せる。
「飲食・旅行業界の事業者は日々のオペレーションに忙しく、マーケティングの最新トレンドを追う余裕がない。『何をすればいいのかわからない』『知識がない』という課題が大きい。そこを解消するだけで大きな価値になる。」
SNSやマーケティングに不慣れなお客様にとって、「みせサポ」は単なるAIツールではない。業務効率化を支援し、知識差を埋め、本質的なマーケティングを実現する存在だ。
佐藤はこう語る。
「美味しくないものを“美味しい”と偽るようなマーケティングには意味がない。本当に価値のあるものをお客様に正しく届けることこそがマーケの本質だと思う。AIを活用することで、本来的な価値をより多くの人に届けられる。」
SOELの強みと、求める人物像
SOELには他社にはない強みがある。
- 業界(旅行・飲食)に特化していること
- 職域としてもマーケティングに特化していること
- 今後成長が見込まれる市場であること
- お客様に多い「SNSが得意ではない」という課題を解決できること
- 新しい挑戦を受け入れる土壌があること
「新規事業はうまくいかないことの方が多い。だからこそアクションを増やし、失敗しても折れずに打ち手を考え続けることが大事。失敗を辛いとしか捉えられない人には厳しい環境かもしれないが、挑戦を楽しめる人にとっては最高の舞台だと思う。」
そう語る佐藤が話す、求める人物像は明確だった。
- 失敗を恐れず挑戦できる人
- 知的好奇心を満たすために行動できる人
- 教わるよりも、自ら道を切り拓ける人
「自分でも最初から責任者になれるとは思っていなかった。SOELでは、やる気と結果さえあれば年次や肩書きに関係なく大きな裁量が与えられる。」
こう語る佐藤の経歴がそんなSOELの環境を物語っている。
あなたなら、この可能性をどう広げますか?