【CTOインタビュー】お客様と真剣勝負?ユーザー目線を徹底追求する開発部の4つのバリュー | 部署紹介
組織開発の話題で耳にすることが多い「バリュー」。バリューとは、仕事をする上での価値基準のこと。"企業DNA"と言った方がピンとくる方も多いかもしれませんね。今回は、当社の屋台骨である開発本部を率...
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スマレジ開発本部CTO室のSです。シニアエンジニアの働き方#6を担当させていただきます。
今回は、人生初の転職活動を振り返り、得られた気づきや考えたことについて書いてみたいと思います。
前職は新卒から11年以上にわたって勤めており、それなりの役職に就き、日々の業務も当たり障りなくこなせていました。会社や仕事に対して特段大きな不満があるわけでもなく、むしろどちらかと言えば、転職にはネガティブな印象を抱いていました。
そんな私が転職に興味を持つようになったのは、前職の同僚が転職活動を始め、その様子を聞くようになったことがきっかけです。転職活動が結構大変という相談(愚痴)を受けていたものの、当時の私は「大変そうだなぁ」と他人事のような気持ちしかありませんでした(笑)。
そんな中、同僚との会話の中で「転職活動に興味ないか?」「良い転職エージェントが居るので話だけでも聞いてみてはどうか?」と誘われ、それもアリかもしれないなと徐々に感じるようになりました。もちろん前述の通り、当時の私は転職にあまり好意的ではありません。でも、プロジェクトリーダーとして仕事をするにあたって「一般的にこのような場合はどうするのか」という判断ができないケースが度々あり、自己流で進めていた節があったため、1社経験しかないことに対して自信の無さも感じていました。
相反する気持ちの中、とりあえず話だけでも聞いてみようかと思い、同僚に紹介してもらったエージェントにコンタクトを取ることにしました。
そもそも、当時の私はなぜ転職にネガティブなイメージを抱いていたのかを振り返ると、主に以下のような理由でした。
これらを踏まえて、担当のエージェントには正直に転職に対して後ろ向きであることを最初に伝えました。ただでさえ転職活動は初めての経験でしたし、自分のスキルが世間的に需要のあるものなのかも分からず、とにかく不安な気持ちでいっぱいでした。
しかし、エージェントからは「企業からの需要は十分にあり、年収も現職と同等以上は狙える」とのお墨付きをもらい、少しホッとしました。ただ、当時の私の年齢だと2〜3社経験している方が多いため、企業によっては1社で狭く深い経験しかないことがマイナスに映る場合もあるとのこと。とはいえ、「転職回数が少ない=長期的に勤めてもらえそう」と判断する企業もあるので、良し悪しではなく棲み分けとのアドバイスをもらいました。
また、エージェントと話をする中で、転職に対するネガティブなイメージに対しては、以下のような理解に落とし込むことができました。
転職すると言っても、世の中にはさまざまな企業・ポジションがあり、まずは自身の方向性を決めていく必要がありました。また、現職に大きな不満がないのに転職に挑戦する理由も改めて考えないといけません。
まず第1の関門となったのが「今後どうなりたいのか」という質問に対する答え。当時の私は、なんとなく今の仕事をこれからも続けていくのだろうという漠然とした考えしかなく、具体的に「こうなりたい」という希望が特になかったので、思わず言葉に詰まってしまいました。
それでも、自分を見つめ直す機会だと思い改めて悩み、考えた結果、以下のような軸が見えてきました。
これらを踏まえ、エージェントからは「プレイングマネージャーが向いているのではないか?」という意見をもらいました。納得感もあったので、目指す方向性が決まりました。
一方で「プレイングマネージャーとしてのキャリアや、今後やってみたいことは今の会社では実現できないのか?」という点についても改めて検討してみることにしました。
当時の状況としては、私よりも入社タイミングが遅い社員は、ほぼ私より年上の方だったので後進の育成に携わることは厳しそう。また、どちらかというと管理者より技術者が不足しているため、マネジメント業務を覚える余裕はなさそう。
これらを踏まえ、当初抱いていた不安も一定クリアになり、自身が目指す方向性を実現するためには現職に残るよりも転職すべきという結論に至りました。早速妻にも転職活動について相談したところ「働くのは自分なんだから、やりたいようにやれば良い」との了承を無事に得ることができ、こうして私の転職活動が本格的にスタートしたのです。
転職活動開始後、幸い多くの企業から採用通知を頂くことができました。その反面、入社する1社を決める過程は非常に悩ましかったです。雇用条件や企業の将来性など総合的に比較して検討をしましたが、最終的に以下を主な理由としてスマレジに決めました。
振り返ってみると、私の転職活動はせいぜい1ヶ月ほどの話です。それでも、実際に行動してみたことで多くの学びを得られたと感じています。特に、今の自分に不足していることを身を以て知ることができたのは非常に大きな成果であり、客観的な自身の強みや弱みに気づけたので、今後はいくらでも改善していけるものと思います。
たとえ今の環境に不満がなかったとしても、転職活動を通じて現在の立ち位置を知り、今後どうなりたいかを考えることはとても価値のあること。当初はネガティブなイメージを抱いていた転職活動でしたが、挑戦してみて良かったと感じています。
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