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今でこそ、iOSで稼働するクラウド型タブレットPOSとして登録店舗数58,000店舗を超えた「スマレジ」ですが、最初から今のスタイルだったわけではありません。今回は、そもそもPOSレジを開発することになった経緯と、「スマレジ」が生まれたときのお話を。
実はこの「スマレジ」、2011年9月当時は「iPod touch」のレジとして販売を開始しました。今も株式会社スマレジのコーポレートサイトには、当時のプレスリリースが掲載されています。ちょっと見てみましょう。
たしかに、「iPhone/iPod touchを用いたスマートPOSレジシステム」って書いてありますね。すっかりタブレットに慣れてしまった今、それってどんなレジなの...と思ってしまいますが、実はこんなレジでした!
(スマレジ発売開始当時のウェブサイトより)
なんと!ジャケットを装着して利用する、バーコードリーダーも兼ねたPOSレジだったんですね。私も入社してはや2年半が経ちますが、このビジュアルは初めて見ました。水彩画のようなイラストのイメージも、今のスマレジ・ウェブサイトの雰囲気とはだいぶ違います。「接客しながら販売する新スタイルを実現!」って書いてあるのも、なんだかグッときますね〜。今では当たり前なタブレットPOSも、世に出た当初は店舗運営や接客にイノベーションを起こすような新しいシステムだったことが窺えます。
では、なぜこのようなPOSレジシステムを開発することになったのか。それは、スマレジの契約ID「1」を有し、現在に至るまでかれこれ7年間スマレジを利用してくださっている、大阪・北堀江の家具屋さんの
POSレジ入れたいけど高いしデカイ...
という一言がきっかけだったそうです。
じゃあ、システムをつくれる我々が、もっとリーズナブルで取り回しのきくものをつくりましょう!
となったんですね。
今や全国各地でたくさんの人に利用していただいているスマレジも、最初は身近な人の「困りごと」をテクノロジーやITのチカラで解決することから始まりました。そして現在も、スマレジの営業担当やサポート担当が日々ユーザーの皆さんの「困りごと」をヒアリングし、開発チームと連携してより良いサービスづくりに取り組んでいます。もっと便利に、さらに使いやすく。スマレジは機能改善や機能追加、連携などによって進化し続けています。
さて。このiPod touchのレジ「スマレジ」は、このあとすぐに軌道に乗って爆発的にユーザー数を伸ばし...たわけではなかったようですよ。料金プランの改定やタブレットへの対応など、紆余曲折を経て今のかたちになりました。ちなみに現在も、iPhoneやiPod touchでも利用はできるんですけどね。画面が大きくて操作しやすいため、iPadでのご利用が多くなっています。その後の紆余曲折については、また別の機会にお話しましょう。今日はここまで。
※本記事に使用したイメージ画像は2011年当時のサービス内容であり、現在のスマレジのサービス内容とは異なります。