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「カーボン・ニュートラル」という言葉を聞いたことはありますか。地球規模の気温上昇による気候変動のリスクを回避するため、世界中で脱炭素やGX(グリーントランスフォーメーション)への取り組みが急務となっています。こうした動きを受け、国内のGX支援市場は急成長しており、IT専門調査会社のITRによると、サプライチェーン全体にわたる温室効果ガス(GHG)排出量の算出や可視化を支援する製品・サービスの2022年度の市場規模は、2022年度の25億円から2027年度には460億円に達すると予測されています。
スキルアップNeXtは、AI/DX部門に加え、GX部門の人材育成・組織構築も展開しており、この成長市場において、企業が持続可能な未来を切り拓く支援をしています。今回は、マーケティングユニット長のK.Nさんに話を聞きました。
マーケティングユニット ユニット長
K.N
長年、化粧品のマーケティング・ブランディングに従事し、新規ブランドの立ち上げなどを行う。社会課題にダイレクトに携われるサービスやプロダクトのマーケティングをしたいという想いで、2022年にスキルアップNeXtに転職。マーケティングユニット長として12名のメンバーをマネージメントしながら、GXやDXのクライアントイベントなども推進。
導入期のGX人材育成、情報収集ニーズの高さと企業の葛藤
急成長中のGX人材育成市場は、現在はどのような状況ですか?
GX市場、特に人材育成はまだ導入期にあります。スキルアップNeXtはAI/DX人材育成も支援しているため、よく比較にあがりますが、そのサービス(スキルアップAI)は成長期から競合との差別化を打ち出し、自社製品のシェアを拡大する成熟期に差し掛かっています。一方でGX人材育成は、その必要性は認識され始めてきてるとはいえ、育成の具体的な計画策定や、そのための予算確保まで至ってる企業はまだまだ少ないのが現状です。
GX推進のカギも人材育成。「育成」と「検定」で現場で活躍できるGX人材輩出へ
スキルアップNeXtは、GX事業で具体的にどのような取り組みをしていますか?
スキルアップNeXtでは、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進するための人材育成サービス「スキルアップグリーン」を提供しています。事業立ち上げ当初はGX関連の教材制作や研修の実施を中心に行なっていましたが、さらに発展させ、「GX検定」という認定資格制度を開始しました。GX検定に合格すると、環境省認定の資格「脱炭素アドバイザー(※)」を名乗ることができるので、個人のリスキリングを希望する方々の受験も多く、企業内での推奨資格とされているところもあります。企業単位や事業部単位で大規模に受験するケースも増えています。
※現在は「脱炭素アドバイザーべーシック・アドバンスト」が認定
顧客獲得から育成まで。多面的な役割に関われるポジション
GX事業におけるマーケティングチームの役割を教えてください。
GX事業におけるマーケティングチームの役割は、大きく分けて「見込み顧客の獲得」と「顧客の育成・エンゲージメント強化」の二つです。具体的には、展示会などの外部イベントやSEOなどで新規リードを獲得し、メールマガジンやホワイトペーパー、セミナーなどを活用して育成(ナーチャリング)を行います。これにより、顧客企業にGX人材育成への理解や関心を深めてもらい、商談のきっかけを創出します。
また、GX検定の認知向上や個人リスキリング市場の開拓も重要なミッションの一つです。合格者向けイベントなどを通じて、個人の獲得を促進するとともに、コミュニティ形成にも注力しています。
具体的にどのような施策を実施しているのですか?社内外のイベントについて教えてください。
マーケティングファネルの各段階に合わせた、イベント施策を展開しています。通常開催のウェビナーに加えて、「展示会」、「GX検定合格者の会」、「Green Leaders Network(GLN)」といったリアルで接点を持つイベントもあります。
まず「展示会」では、脱炭素経営EXPOなど、展示会業者が主催する自社のサービスに合致するテーマのイベントに出展し、新規リードを獲得し、商談機会へとつなげます。
「GX検定合格者の会」では、ライトニングトークや講演、交流会などを開催し、個人のリスキリングやGX検定を受けていただいた企業間の交流を促進します。参加者の満足度は92.6%と高く、非常に好評です。
また「Green Leaders Network(GLN)」は、GX推進企業の担当者向け有料コミュニティです。GX推進の先進企業の事例共有や有識者の講演を聞いていただき、参加者同士が知識やアイデアを共有し、自社のGX推進活動に役立てることを目的としています。主体的なアウトプットを促すことで、より深い学びを促進します。
合格者の会とGLNは、私たちが支援するクライアントが抱えている課題に、深く直接、向かい合える貴重な機会です。腰を据えて企業のGX推進に包括的に伴走することで、短期的な売上や商談の創出だけでなく、長期的なエンゲージメントを構築したいと考えています。
イベントの規模・目的に応じで柔軟な企画・運営が求められる
GX検定合格者の会
イベント企画・準備の具体的な仕事について教えてください。
イベントの規模や種類に応じて、必要なリソースとメンバーの関わり方は大きく変わります。
大規模な展示会(脱炭素経営EXPO等)では、準備から運営まで多くの時間とリソースが必要です。ブース制作やスタッフ手配等では、マーケティング、コンサルティング、CE(カスタマーエンゲージメント)など、多くの部門が連携します。他部署が参加することで、サービス理解の促進や顧客ニーズの深化にも繋がります。
一方、「GX検定合格者の会」や「GLN」のような小規模でコミュニティ志向のイベントは、限られたリソースで効率的に準備します。特にGLNでは、3名で企画から運営まで行い、講演内容や登壇者の選定には代表・田原のネットワークを活用します。
主導はマーケティングですが、コンサルティング側の意向も聞きながら密に連携し、推進します。
変化と混沌に立ち向かう。GX人材育成の最前線で、自らの力で新しい価値を創りたい方へ
GX検定合格者の会運営メンバー
GXマーケティングやGX事業に関わる仕事に向いているのはどのような人ですか?
何より「変化を楽しめる人」です。GX人材育成はまだ導入期であり、状況やニーズが日々変化するため、昨日の仮説が今日覆ることも珍しくありません。市場の立ち上げフェーズという不確実性の高い環境で、柔軟かつ主体的に動ける人が活躍できるフィールドです。
求められるのは、スピード感を持って行動できること、変化を前向きに捉えられること、従来の手法や成功パターンを参考にしながらも、それに固執することなく柔軟に自らの頭で考えられることです。
GXに関する知識があれば心強いですが、現時点でなくても問題ありません。入社後に習得可能です。GX検定ベーシックの取得支援制度も充実しており、必要な知識は十分に身につけられます。
最後に、応募者の方にメッセージをお願いします。
GX人材育成市場は、今まさに立ち上げの真っ只中です。このフェーズだからこそ、まだ誰も正解を持っていないことが多く、自ら主体となって仮説を立て、それを高速で検証・アップデートしながら前に進んでいく必要があります。
スキルアップNeXtのGX事業は、こうしたダイナミックな環境を楽しめる人にとって最高の舞台です。「変化が激しい環境で自分自身が成長したい」、「既存の枠組みにとらわれず、自ら最適な施策を生み出したい」、そんな想いを持つ方であれば、GX分野の経験や知識がなくても大きな活躍ができるチャンスがあります。
当社は、GX人材の育成や企業のGX推進をリードする立場として、多様な企業・個人との出会いや交流を通じ、社会的意義のある取り組みに貢献できます。この挑戦にワクワクできる方、ぜひご応募ください。一緒に市場を創り、社会を動かす仕事をしてみませんか?
マーケティングチームと連携しながら、企業のGXを加速させるエンタープライズセールスを現在募集しています。情熱を持ってチャレンジできる方のご応募を、心よりお待ちしています!