社員インタビューvol.12|「火事場の馬鹿力」で人生を切り開く──人事責任者が語る、強い組織の本質
こんにちは、Senjin Holdingsの広報・田中です。
今回は人事責任者の武智さんのこれまでの経歴や価値観、そして人事責任者としての思いをお伝えします。「火事場の馬鹿力」で壁を乗り越え、部活からビジネスまで全力で取り組む姿勢で駆け抜けてきた道のりをお届けします。
目次
サッカーからラクロスへ──「本気で頑張れる場所」を求めた学生時代
「火事場の馬鹿力」とプライドの正体──不死鳥魂で生んだ逆転劇
自分にはないものを持った人のもとで──Senjinに飛び込んだ理由
採用責任者として、会社を300人規模に成長させる未来
「ギブする人」に囲まれて働く、組織づくりへの情熱
サッカーからラクロスへ──「本気で頑張れる場所」を求めた学生時代
まずは学生時代について教えてください。サッカーからラクロスに転向したのはなぜですか?
武智:幼少期から高校3年生までずっとサッカーをやっていました。父の影響で3歳から始めたんです。でも高校時代、思うような結果を出せなかったんですよね。体が小さいこともあって、「筋トレをして体を大きくすれば試合に出られるのに」と言われ続けて…結局試合に絡むことができなかった経験が、かなり悔しかったんです。
大学は慶應義塾大学の法学部に進学したのですが、どうしても体育会の部活に入りたかった。
「四年間を充実した時間にしたい」という気持ちと、正直「就活に有利だろう」という打算もありました(笑)。
あと、早慶戦という大舞台で活躍したいという気持ちも大きかったですね。
大学から始められるスポーツで、かつ高い目標を掲げているところがいいと思って探していて、アメフトとラクロスの2択だったのですが、当時の私は166cm・52kgと小柄だったので、アメフトでは戦えないと思い、そこで見つけたのがラクロス部でした。
慶應のラクロス部は大学日本一に何度も輝いたことのある強豪校で、日本一を本気で目指せる環境でした。先輩方・同期のメンバーも馬が合う人ばかり。サッカーで悔しい思いをした自分の「スポーツ人生」をリセットするには最高の場所だと思って入部を決めました。
「火事場の馬鹿力」とプライドの正体──不死鳥魂で生んだ逆転劇
これまでの人生で、最も自分らしさを発揮できた出来事はありますか?
「火事場の馬鹿力」というか、周りからは「フェニックス」と呼ばれる”らしさ”が、僕の最大の持ち味だと思っています(笑)。追い込まれてやっと火がつくタイプなんですよ。
大学時代のラクロス部での経験がそれを象徴しています。
ラクロス部は140人中40~50人が高校からの経験者で、試合に出る10人は基本的に経験者が占めている状況でした。
私は3年生までずっとCチームか、運がよければBチームという感じで、「何のために入ったんだろう」と思い始めていました。
そこで、思い切ってポジションを変えることにしたんです。それまで攻撃側のポジションだったのですが、3年生からディフェンス側に転向しました。
「どういった役割を担えば試合に出てチームに貢献できるんだろう」と考えたときに、そちらの方が適性があるなと思ったんですよね。
これが自分にフィットして、4年生からは試合に出られるようになった。そして、リーグ開幕戦の早慶戦で、自分のファインプレーで勝利に貢献できたんです。
この経験から学んだのは、「目的から逆算して腹を決めたら、そこに向けて一直線に走る」という姿勢の大切さです。でも同時に、ギリギリまで追い込まれないと動けない自分の性格も実感していて…。これは反省点でもあるんですよね。高みを目指すなら、もっと最初から逆算して合理的に動けないといけない。じゃないと、逆算思考→行動が染みついている人に勝てるわけがないんです。
だからこそ、そういった人の近くで働きたいと思うようになりました。
自分にはないものを持った人のもとで──Senjinに飛び込んだ理由
Senjinに入社するまでの経緯を教えてください。
実は新卒の時に大手企業の就活は一切していなくて。ラクロス部の同期40人のうち、ベンチャー就活したのはたった2人で、その一人が僕でした。最初は20人規模のコンサルティングファームに入り、その後、ヘッドハンティングを受けて外資系のセールス会社で1年働きました。
でもそこもしっくりこなくて、次のキャリアをどうしようかと悩んでいたとき、高校時代からの友人に相談したんです。
彼が「増田、修慈(二人とも弊社の役員)の話を聞いてみれば?」と提案してくれて、そこから急展開しました。
増田とは高校時代から面識があったんですが、彼の話を聞きに行ったら、もう…
自分より圧倒的に優秀だし、周りで働いている人たちも目を輝かせながら仕事をしていて。
「ここなら成長できる」と直感的に思いました。
僕はこういう時の決断は本能に従うようにしているので、その場で「明日から来ていいですか?」と言って次の日から仲間入りしました笑
周りから、特に大学の部活同期からは「逆張りしすぎじゃない?」と言われることもありました。
親も最初は「大手に行かなくていいの?」と心配していましたが、父親は「お前が行きたいところに行けばいい」と背中を押してくれました。
採用責任者として、会社を300人規模に成長させる未来
採用責任者になった経緯と、今後の目標を教えてください。
入社してからSEOの事業部でマネージャーをやっていたのですが、会社が人数を増やそうという話になったとき、「採用を統一して管理する人がいた方がいいのでは?」という話が出ました。それまで各事業部の責任者が個別に採用していたのを、誰かがまとめて率先してやる必要があったんです。
そこで、私は手を挙げました。学生時代からずっと「強い組織って何だろう?」という疑問を持っていたんです。うまい選手がいればイコール強いチームになるわけではない。じゃあ何が必要なのか…その謎解きをしたいという思いがありました。
しばらくはマーケティング業務と並行してやっていたのですが、事業再編があったとき、「これは自分の天職だ」と思って採用に専念することを選びました。
今では応募してくる方全員の面談をして、「この人はSenjinに合う」と思った人が実際に入社して活躍する姿を見ることが最大のやりがいです。
2年後の目標は明確で、この会社を300人規模まで成長させることです。100人以上の組織を10人の時から作り上げた経験は、ものすごく希少価値があると考えています。
次のステップとしては、事業側の視点で「この事業にはこういう人材が必要」というアプローチができるCHRO(Chief Human Resource Officer)的な役割を担いたいですね。
そのためにも、20代のうちに自分でゼロから事業を作る経験を積みたいと考えています。
「ギブする人」に囲まれて働く、組織づくりへの情熱
どんな人と一緒に働きたいですか?
本当の意味で「素直」な人ですね。ただ、私が言う「素直」というのは、自分が間違っていますみたいな卑屈さではなくて、いい意味でプライドが高い人のことを指しています。
これは尊敬する先輩から教わったことなのですが、世間一般でいう「プライドが高い人」は、何か指摘されると「否定された」と感じてブロックしてしまう。でも本当にプライドが高い人というのは、自分が達成したい目標から逆算して行動を考える人なんです。
目標達成のためなら、恥ずかしさや後ろめたさも全部捨てられる。
それが真のプライドだと思います。
もう一つ重要なのは「仲間思い」であること。くじけそうな仲間がいたら、背中を支えようとする気概を持った人と働きたいですね。
最後は、「厳しさ」を「愛」として受け止められる人です。
Senjinの環境で素晴らしいと感じるのは、経営層との距離の近さです。
週に1回、代表や取締役と意見をすり合わせる時間があって、これはなかなかない環境だと思います。また「やらされ感」がなく任せてもらえる環境も大きいですね。
最初は「未知の領域での挑戦で、何をすればいいか分からない」という状態で辛いこともありました笑
只、今は「これこそが愛やな」と感じています。そのおかげで信じられないほど、仕事ができるようになりました。
この会社に入るべき人は、そういう環境を良しとする人。自分で考え、成長したいという強い意志を持った人だと考えています。
そんな仲間と共に、これからも組織づくりに全力を尽くしていきたいと思います。
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