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自己紹介
はじめまして!セーフィー法務の平川(ヒラカワ)です。
私は、セーフィー初のインハウスローヤーとして2023年6月に入社しました。
セーフィー入社前は町弁として個人の法的トラブルを扱っていましたが、「事業の当事者として成長したい!」という想いから企業法務の世界へ飛び込みました。そんな私も、今では海外プロジェクトを担当し、リーガルアワードを受賞するほどの成長を実感しています!
セーフィー法務部は、意志さえあれば誰でも成長できる環境と機会に恵まれた場所です。4歳の娘を育てながら、家庭と仕事を両立し、楽しく働いている私のリアルな体験をお伝えします。
「企業法務にチャレンジしてみたい」「新しい環境でキャリアアップしたい」そんな方に、少しでもセーフィーの魅力が伝われば嬉しいです!
(※インハウスローヤーとは:企業・官公署等の公私の事業体(弁護士法人を除く。)において役職員として勤務する弁護士のことを指します。)
① 入社前の軌跡
町弁からインハウスへ(前職とセーフィー入社の決め手)
以前は、町弁として個人の法的トラブルを解決していましたが、「もっと事業に深く関わり、当事者として成長したい!」という想いが強くなり、娘が幼稚園に入るタイミングで企業法務への道を選びました。
“マイナスからゼロ”ではなく、未然に防ぐことで“プラス”を生み出したい
町弁時代は、すでに発生した法的トラブルの解決が中心でした。どれだけ適切に対応しても、一度失われた信頼や悪化した状況を元通りに回復することは難しくもどかしく感じる場面が多くありました。その経験から、「問題が起こる前に防ぐことでしか根本的な解決にはならないのではないか?」という思いが強くなり、リスクをコントロールし事業の成長をサポートすることで“プラス”を生み出せるインハウスへの魅力を強く感じました。
企業の本質を知り、“本当に価値のあるリーガルサービス”を提供したい
外部弁護士として企業の相談を受けるとき、いつも感じていたのは「情報の壁」でした。スポット対応が中心のため、企業の意思決定の背景や制約を深く知ることは難しいです。たとえば、システムの制約なのか、組織のオペレーションによるものなのか、経営層の意向なのか。表面的な情報だけでは、本当にその企業にとって最適な解決策を導くことはできません。
また、どんなに良い提案をしても、実行するかどうかは企業側の判断次第です。外部の立場では関与できる範囲が限られ、もどかしさを感じることも多くありました。
そこで、「自ら当事者として企業の内側に入り、意思決定に関与しながら、最後まで実行に責任を持つことで、本当に価値のあるリーガルサービスを提供できる」と考え、インハウスへの転向を決意しました。
セーフィーを選んだ理由
セーフィーを選んだ理由は、大きく3つあります。
- 柔軟な働き方ができる環境(リモート勤務・フレックス制度)
- 上場企業としての安定感 × 成長企業ならではの挑戦の機会
- 社会の課題を解決し、未来に貢献できる事業の魅力
「カメラ=防犯」のイメージがありましたが、セーフィーのサービスは、クラウド接続やAIとの連携によって、遠隔接客や作業支援、業務改善など、働き手が不足する社会にとって欠かせないソリューションになっていると感じました。
「この成長事業に関わることで、娘の未来にも貢献できる。」そう確信し、セーフィーへの入社を決めました。
② 入社後のギャップと、企業で働く面白さ
入社後に感じたのは、セーフィーは子育て世代の社員が多く成長を楽しみながら働く仲間が集まっているということです。また、上場企業ならではの安定性と、ITベンチャーらしい挑戦の機会が共存していることを実感しました。私が入社の決め手とした「リモート勤務・フレックス制度」と「成長過程で挑戦できる環境」は、まさにその通りだったと確信しています。私は、入社から現在まで、以下のような幅広い業務を担当してきました。
✔ 海外事業進出プロジェクトの法務サポート
✔ 新規サービス展開における契約・規制対応
✔ 日々の法律相談・契約書レビュー業務
✔ 株主総会・株式管理などのコーポレート業務
✔ 社内研修の企画・実施
企業法務も事業会社での勤務も未経験の私にとって、可能性を狭めず広く業務に関われる環境は、とてもありがたいものでした。
法務が「事業の当事者」として価値を生み出す
なかでも、特に注力してきたのが新規サービスの立ち上げです。
新規サービスのプロジェクトは、法務などの管理部門だけでなく、企画・開発・営業・業務設計など、さまざまな部署と連携しながら進めます。
法務は単なる契約チェック担当ではなく、事業推進の選択肢を広げ、柔軟な法令対応の基盤を整える役割を担います。
セーフィーには「異才一体」というカルチャーがあります。これは、異なる分野のプロフェッショナルたちが「セーフィーの価値を高める」という共通のゴールに向かう文化を表した言葉です。お互いをリスペクトしながら、「セーフィーにとって最適な形」で議論し、論点を解消できる環境があります。
法務グループも、単に「リスクを指摘する立場」ではなく、事業にとって必要な要素を自ら作り出し、会社の利益を最大化する形で支援することが求められます。そして、それが歓迎される文化と一緒になって伴走してくれる仲間がいる。これは、他の企業にはなかなかない、セーフィーならではの魅力なのではないかと感じています。
支え合う文化があるから、安心して挑戦できる
私自身、入社後すぐに大規模なプロジェクトにアサインされましたが、そこで支えになったのが、法務部長の存在でした。
法務部の部長は、社員の意思を尊重してくれるので安心して「セーフィーの利益最大化」に邁進することができました。
新しく法務にジョインされる方にも、この安心感のなかで、裁量を持って挑戦する楽しさを存分に味わってほしいなと思っています!
③「JILAインハウス・リーガル・アワード」
2024年度「インハウス パートナー機能賞」受賞と海外進出
このたび、日本組織内弁護士協会(JILA)が社内弁護士や企業の法務部門などを表彰する「JILAインハウス・リーガル・アワード」において、2024年度「パートナー機能賞」を受賞することができました!(※詳しくはこちらの過去記事をご覧ください。)
特に評価されたのは、海外進出プロジェクトにおける法務の貢献です。
法務はリスク管理だけでなく、事業の成長を支えるパートナーとしての機能を果たすことが求められます。セーフィーの環境では、法務が事業と一体となって共に成長を支えることができます。特に海外進出プロジェクトの取組み内容を評価され、今回の受賞につながりました。
セーフィーのグローバル展開は、まだまだこれから!
現在、セーフィーはベトナムやタイに進出していますが、今後もさらなるグローバル展開を見据えています。そのため、「海外との仕事に興味がある方」「英語や外国語に抵抗のない方」と一緒に働きたいと思っています!とはいえ……私自身、正直言うと英語は全くできません(笑)。そのため、海外進出プロジェクトでは苦労しました。
しかし、海外展開を進める中で、特に法務の役割として、言語の細かなニュアンスの違いを理解する重要性を強く実感しました。
完璧な英語力は必要ありませんが、「英語に対する抵抗がない」ことが大きな強みになります。少しでも海外の仕事に興味がある方は、ぜひセーフィーの法務チームにジョインしていただけたら嬉しいです!
④ セーフィー法務部のご紹介
セーフィーの法務部は、知財グループ(2名)と法務グループ(5名)の計7名体制です。7名中4名が子育て中のママ・パパであり、育児や介護など、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方を実現しています。メンバー全員が互いの状況を理解し、業務量を調整しながら助け合う文化が根付いているため、安心して仕事とプライベートの両立ができます!
法務グループ——多様なバックグラウンドのメンバーが活躍!
法務グループは、大手からベンチャーまで他社法務含むバックオフィス全般の知見がある経験豊富な部長のもと、以下のメンバーで構成されています。
・元公務員
・ 元町弁(町の弁護士)
・ ロースクール出身
このような、多様なバックグラウンドを持つ30歳前後メンバーに加え、気配り上手で法務メンバーを万全にサポートしてくれる法務アシスタントの方の計5名で、法務全般の業務を対応しています。
幅広い業務を経験できる環境!
法務グループでは、特定の分野に担当を固定せず、以下のような業務を全員がバランスよく経験しています。
✔ 海外を含む4つの子会社のガバナンス運営
✔ 法律相談・契約書レビュー
✔ ストックオプション・譲渡制限株式を含む株式管理
✔ 新規事業・サービスの法的建付け
入社2年目ですが、すでにこれらの業務を幅広く経験しています。
これは、「法務全般を経験したうえで、自分の適性や意向に合ったキャリアを見つけてほしい」という部長の親心(笑)から実現されているなと感じています。
また法務全般を幅広く経験することで、以下のような場面で役立つと実感しています。
✔ 新規事業や子会社設立時に、将来的に必要な手当を想定した仕組み作りができる
✔ 法律相談対応の際に、他の業務のことも考えた最適な解決策を提案できる
特定の業務に限定せず、法務の幅広い視点を持つことが、結果として事業成長を支える質の高い法的サポートにつながっていると感じます。