大学卒業後、京都府にあるオフィス機器の商社で働いていた中川 雄太さん 29歳。2年前、仕事への物足りなさを感じていた彼は、もっと激しく働きたいとリタワークスへ入社しました。
現在はNPO専門のWebサイト制作サービス、nuweb(ニューウェブ)のチームリーダーを担っている中川さん。nuwebって何?今後どうなっていくサービスなの?
社会課題に対して何かしたいと思っている。けど、何をしたらいいかはわからない。この記事はそんな悩める転職希望者へ贈ります。
ー中川さんはどうして転職をしたんですか?
新卒で入社した会社でも決してのんびりはしていませんでした。でも、20代のうちはもっと自分を向上させたいって感じていたんです。
ただ、転職サイトを見てもどこの企業さんも自社製品を売ることが第一のような印象を受けました。説明会でも会社の理念やビジョンに関する詳しい説明までは聞けないことが多かったです。
そんな時、大学時代のゼミの先生を通じてリタワークス代表の佐藤さんに会いました。会ってまず感じたのは、なんというか戦闘力が剥き出しなんですよね(笑)
何度かお話しさせていただいた中で一番響いたのは、事業とはそもそも利益ベースではなく、社会に役立つことをすべきだという話です。社会性が高い事業をしていたら独自性がついてきて、独自性がある事業は経済性も高まる。リタワークスはまさにその考えのとおりに事業を行っていることと、成長中の会社に加われることに魅力を感じたので転職を決めました。
ー改めて、nuwebってどんな事業ですか?
nuwebはNPO団体様向けのホームページ制作・運用サービスで「社会課題解決をともにデザインする」というミッションを持っています。
ただし、「デザインする」といっても僕たちのサービスは、色をつけて…形を作って…というデザインだけではありません。
団体様の事業内容や課題解決に対する想いが、より外に伝わるように、拡がるように、団体様と共に考えていくサービスです。
結果として、団体様の周りの人や社会から認知され、応援されることに繋がり、全体で社会課題を解決していけるようにするところまでが僕たちの仕事だと思っています。
あと、もうひとつ僕個人の裏テーマもあります。
ー裏テーマですか?
非営利業界って横の繋がりが無さすぎると思うんです。
制作時には団体様のことはもちろん、取り組んでいる社会課題についても詳しく勉強をします。
ノウハウが蓄積された中で団体様と話をしていると「他の団体様ではこんなふうにやってたな」とか、「こんな見せ方をしてたな」ってことが多々あるんですね。
僕が特に意識しているのは業界内でうまくいっていること、時にはうまくいっていないことも共有して、業界に横串を刺していくことです。
ーでは、nuwebってどんなチームなんですか?
もともとの始まりは、リタワークスが病院以外にNPOなど非営利組織への事業にも特化していく中で、代表の佐藤さんが受注した案件を1人のディレクターが対応していくという小さなチームでした。
ちょうど僕が入社した2020年に体制が変わってメンバーも増えて、今では約10人のチームになっています。営業担当は僕だけで、あとは案件の進行管理をするディレクターと、Webサイトの設計を行うメンバーとデザイナーがいます。
ー中川さんはnuwebのチームリーダーとしてどんなお仕事をされているんですか?
僕は普段最終確認や全体の監修を行っていて、基本的に手を動かしているのは他のメンバーです。
今後、リタワークスが300人規模の組織になっていった時、nuwebは30人ほどのチームになっていると思います。その時今いるメンバーたちには、リーダー以上の存在になってもらいたいです。受け身の状態ではなく、自分で考えて主体的に動ける人になってほしいです。
だから僕「考えて」ってめっちゃ言ってます(笑)
提案する時も各団体様よりも強い想いを持って考えて、団体様自身も気づいていない課題を解決させる提案ができることが大切です。そこまでやれるのがプロじゃないのかなって思います。
ーリタワークス、そしてnuwebに加わって2年。印象に残っているプロジェクトはありますか?
eboard様とWELgee様のHP制作はnuwebの分岐点だったと思っています。
それまではしっかり期日までに納品しよう、お客様から言われたことをちゃんと反映させよう、というので正直精一杯だったのですが、この辺りから冒頭でもお話した「団体様の事業や想いが見えるように、かつ団体様の外から見ても分かりやすく、想いが伝わるものになるように団体様と一緒に考える」ことがより濃密にできるようになったと感じています。
事業に関して分かりにくい部分はどこか、こういう見せ方をしたらどうだろう、寄付募集をしていくならターゲット層はどこだろう、など本当に団体様と何度もコミュニケーションを取りました。
結果として完成したサイトは団体様にも非常に喜ばれ、NPO団体様専門のサイト制作ができているなと胸を張れるようになりました。
ー今後nuwebという事業は、どのような展開をしていくんですか?
僕たちの強みは「デザイン力」だと思うんです。
そして、非営利業界にまだまだ不足しているのも「デザイン力」だと思います。
色をつけて、形を作ってというだけじゃなくて、見せ方、言い方…もっと上流のところからNPOをデザインできる事業にしていきたいです。
Web制作だけではなく、デザインを通じて業界に貢献する。そして、社会課題の認知を拡げられる事業にしていき、本当の意味で「社会課題解決をともにデザインする」サービスにしたいです。
ー今後のnuwebにぜひ加わってほしいメンバーってどんな人ですか?
社会課題の解決へ関わりたい、パワーのある方です!
今はまだまだ社会課題解決への関わり方って限られていると思っていて、特定の組織などに関わる方法がメインだと思っています。
でも僕みたいにひとつの社会課題だけではなく、多数の社会課題に向き合いたいって人もいると思うんですよね。
もっと世の中を良くしたいだとか、社会課題解決に自分の力を使いたい、でも具体的に何をしたらいいかはわからないという方には、ぜひリタワークスに来てもらって、nuwebなら何かができる!って思ってもらいたいです。
そのような熱い気持ちを持った人たちと一緒に社会課題解決のために貢献していきたいです。
ー中川さんは、リタワークスにやってきて良かったですか?
めちゃくちゃよかったです!(即答)
もちろんまだまだベンチャー企業ですし、正直しんどいと思う時期ももちろんありました。
でも、辞めたいって思ったことは1回も無いですね。基本毎日楽しいです。ワクワクしてます。
ー最後に、今の仕事に悩んでいて転職を考えている方々にメッセージをお願いします!
とにかく動きましょう!ですね(笑)
動くことで初めてわかることも多いので、とにかく動かないと何も始まらないと思います。