今回より、「安武社長、本音聞いてもいいですか?」連載が始まります!安武さんに、最近話題なこと、仕事・経営のことなどを根掘り葉掘り聞いていくシリーズになります!!月に1本のペースでお届けしますので、ぜひご覧ください。
記念すべき第1回目は、生成AIについて聞いてみました。AIの進化が止まらない中、経営者はどうAIと付き合っているのでしょうか?安武さんに、AIとの出会いから活用法、そして今後の働き方に込める想いまで伺いました。
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ーAIに興味を持ち始めたきっかけは何でしたか?
「2022年の年末にニュースで取り上げられ始めて、周りが騒ぎ始めていたのがきっかけです。当時はまだ有料プランが高価で、「どう使うんだろう?」と半信半疑でしたね。しばらくは様子を見ていて、少し経って無料版や法人向けプランが出てきたタイミングで、本格的に使い始めました。」
ー当初の印象と、今の印象は変わりましたか?
「大きく変わりましたね。当初は面白そうだなと思う反面、嘘も多くて思ったより使えない印象でしたが、ここ1年くらいで一気にAI技術が進化して、一般化したと感じています。自分の周りでもみんな何かしらに使っている印象ですね。今は壁打ち相手としてすごく役に立つ存在になっています。」
ー具体的には、仕事でどのように活用していますか?
「事業アイデアの壁打ちやレビュー、資料の骨子作成、論定整理などで使っています。提案書を作成する際にも、企業分析や競合・マーケット調査などで活用していますね。今までは情報を整理する時間が結構かかっていたのですが、短時間で質の高いアウトプットが出せるようになりました。」
ー私生活でも活用しているそうですが、どんなシーンで?
「子どもの進路や教育に関する情報を調べたり、相談にも使っています。子どもをインターに入れたら日本語能力どうなるんだろう、とか(笑)あとは株式投資の情報収集にも使っていますね。生活の中で小さな意思決定をする時に、視野を広げてくれる存在になっています。ただ意図的に使いにいかないといけないので、情報が垂れ流してくるYouTubeやTikTokとは異なる存在ですね。今後はこの辺りも変わっていくと思います。」
ーAIに任せるべきところと、人間が担うべきところはどこだと考えていますか?
「事実調査やデータ収集のような単純作業はAIに任せていいと思います。でも、経営者の立場だからという誰が何の経験に基づいて言っているのか、ということは依然重要だと思っていて、最終的な意思決定は人が担う領域として残り続けると予測しています。」
ーAIの進化によって、仕事のスタイルや求められる能力はどう変わると思いますか?
「例えばRITにいるエンジニア、デザイナー、コンサルタントといった職種では、単純作業が減り、創造性・交渉力・コミュニケーション能力の重要性が増していくと思います。コンサルでいうと、今までは業務のうち情報収集・整理・分析が8割、交渉やコミュニケーションが2割ほどだったのが、半々もしくは逆転するんじゃないでしょうか。
開発者も、コードを書くよりも要件の詰めやクライアントとの対話、AIが書いたコードのレビューが求められるようになるかな。単に「書ける」人ではなく、「経験と照らし合わせて判断し、説明できる」人が強くなっていくと思いますね。」
ー今後、メンバーに期待するAIとの付き合い方と働き方は?
「AI活用を強制する必要はなく、自然と使われるようになると考えています。AIにはできない領域を伸ばして欲しいので、やはりコミュニケーションに対する意識は高く持って欲しいですね。「人と対話して情報を集める力」や、「みんなで何かを創り上げる力」を大事にしてほしいです。
最終的には、「人を動かせる人が一番強い。」ある意味原点回帰ですが、そう思っています。」
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次回は「稼げるコンサルと稼げないコンサル」について聞いてみたいと思います。
乞うご期待!!!