前編では、執行役員・小山さんのキャリアの歩みと、「信頼して任せる」ことがいかに組織のスケールに直結するかというマネジメント哲学について伺いました。
後編では、現在取り組んでいるIPO準備の真の狙い、そして積極的なAI活用を通じて小山さんが見据える「人間にしかできない付加価値」について。
RECEPTIONISTが目指す、これからのコーポレート組織の「新しい標準形」について深く切り込みます。
前編はこちら
「信頼して任せる」のは、組織を伸ばすための合理的な選択。――コーポレートを率いる執行役員・小山が描く、事業を加速させる屋台骨としてのコーポレート | 株式会社RECEPTIONIST
IPO準備と、AI時代における人間の価値
ーー今、RECEPTIONISTはIPO準備という大きな転換期にあります。このプロセスを単なる「手続き」ではなく、「強い組織を創るための絶好の機会」だと仰っていますが、その真意を詳しく伺わせてください。
私はIPO準備を、組織の「OS(オペレーティング・システム)」を再構築する機会だと捉えています。
これまでの経験から痛感しているのは、この成長フェーズで整備した規程・制度・統制こそが、その後10年、20年と組織を支える決定的な土台になるということです。
逆に言えば、ここで場当たり的に「形だけ」整えたものは、将来必ず組織の重荷となり、成長の足を引っ張ります。
だからこそ、RECEPTIONISTでのいまの取り組みは「上場するための通過点」ではなく、「その先も持続的に成長し続けられる、筋肉質な組織を作るプロセス」だと明確に位置付けています。
ーー具体的には、どのような考え方で土台を築いているのでしょうか。
大切にしているのは、「形式論」に陥らないことです。
規程や制度は、単に形式を整えるための道具ではありません。事業部門のメンバーが迷わず、自律して走れるためのデザインであるべきです。
全てのルールは「事業をスケールさせるため」に存在しています。
さらに、このタイミングでAI活用を前提としたオペレーションを標準化しておきたいと考えています。いまの成長フェーズで徹底的に丁寧にやり切る。
この「地力」の差が、次のステージに進んだ瞬間、組織の爆発力となって現れると考えています。
ーーRECEPTIONISTではAI活用を積極的に推進されていますが、コーポレート業務においてAIをどう活かし、どのような「付加価値」を生み出していきたいと考えていますか?
現在、コーポレート部全体で生成AIとSaaSのAPIを連携させた業務自動化ワークフローを構築しており、問い合わせの自動応答や資料作成の補助など、実業務での運用をすでに開始しています。
これからの展望としては、段階的に進めていきたいと思っています。
まずは、今まさに取り組んでいる「考える前の準備作業」を徹底的にAIに寄せていく。一次レビューや資料の初稿作成、データの分類・整理といった「下書き」のプロセスは、すべてAIに任せます。
そのうえで、生み出された時間を「人にしか出せない価値」に100%振り直していく。
経営判断の支援や高度な組織設計、ステークホルダー対応など、AIを使いこなすことで組織の地力を上げること。それ自体が、同規模の他社に対する明確な差別化要素になると考えています。
ーーAIによって効率が飛躍的に上がる中で、小山さんが考える「人間にしかできない価値」とは具体的にどのようなものでしょうか。
究極的には、プロフェッショナルとしての「覚悟」に行き着くと考えています。
まずあるのは、経営陣や現場メンバーの、まだ言語化されていない期待を察する力。これはAIにはできません。
そして、「落としどころの設計」。
組織の文化やその場の空気感を踏まえ、関係者全員が納得して動ける合意形成を行うこと。時には非合理に見える選択であっても、「今のフェーズならこれが最適解だ」と判断し、着地点を見出すのは人間の役割です。
そして行き着くのが、「責任を引き受ける覚悟」です。
リスクが顕在化したときに、自らの判断として責任を負う姿勢。
これは、AIには決して代替できない、プロフェッショナルとしての根源的な価値だと思っています。
コーポレートが目指すプロフェッショナル像
ーー小山さんがメンバーに期待しているのは、いわゆる「事務」の枠を超えたプロフェッショナルとしての動きですよね。
その通りです。私がメンバーに求めているのは、単なるスキルの提供ではなく、プロフェッショナルとしての「向き合い方」そのものです。
まずは、コーポレート用語に逃げず「事業の言葉」で会話できること。
そして、ルールに従わせるのではなく、「なぜそのルールが必要か」を自分の言葉で説明できること。
また、完璧な初手を狙うより、失敗を恐れず「やってみる→直す→学ぶ」という速い改善サイクルを回し、AIなどの新しいツールに「まず触ってみる」という自律的な姿勢も不可欠です。
それらを持って、経営陣や事業部門に対して「対等な専門家」として向き合ってほしいと考えています。
こうした姿勢を持つ仲間が増えれば、私たちの組織は確実に、もっと素晴らしいものになっていくと考えています。
組織の未来:コーポレートの「新しい標準形」を創る
ーー今後、RECEPTIONISTがさらに成長していく中で、どのようなコーポレート組織を創り上げていきたいですか。
「事業を止めない」のは当たり前。
その先にある「事業を加速させるコーポレート」でありたいですね。
AIを使いこなし、少人数でも圧倒的なパフォーマンスを発揮する。人数を増やし続けるのではなく、「人を増やさずに事業を加速させる」。
これがこれからのコーポレートの新しい標準形(スタンダード)だと思っています。次のステージへ進んだあとも歩みを止めず、常に進化し続ける「学習する組織」を目指していきたいですね。
未来の仲間へ
ーー最後に、小山さんと一緒に「攻めのコーポレート」を創っていきたいと考えている方へ、メッセージをお願いします。
「バックオフィスから事業を創りたい」と本気で思っているなら、今のRECEPTIONISTほどエキサイティングな環境は他にないはずです。
IPO準備、AI活用、組織設計、これらすべてに「当事者」として同時進行で関われる場所は限られています。失敗を許容し、挑戦を歓迎する文化があるからこそ、自分の提案がそのまま実装される速度感も圧倒的です。
「コーポレート=コストセンター」というレッテルを、自分の手で塗り替えていける。 それを面白いと思える方には、最高の数年間になることをお約束します。
「攻めのコーポレート」という挑戦に共感いただける方と、いつか共に歩める日を楽しみにしています。
あなたの挑戦が、次世代の「標準」を創る
営業の最前線から、未経験でコーポレートのプロへと突き進んできた小山さん。その原体験があるからこそ、私たちは「任せること」で生まれる非連続な成長を誰よりも信じています。
自分自身の市場価値を非連続に高めたい。
AIを敵ではなく味方につけ、人間にしか出せない「付加価値」で勝負したい。
そんな熱意を持つあなたにとって、今のRECEPTIONISTは最高の舞台になるはずです。
私たちは、全部門において「挑戦し続ける仲間」を求めています。
少しでも私たちのマインドに共感してくださった方、まずはカジュアルに、私たちの「現在地」を見に来ませんか?