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【対談】キャリアや年次に関わらず、視点の違いを楽しめるチームへ! ~クエスチョンサークルならではの社風とは~

今回は、宮本(写真左)、高橋(写真中央)、兒玉(写真右)の3人で、当社(通称:QCI)社風について語ります!

「クエスチョンサークルってどんな雰囲気?」「力を入れている社内制度とは?」といったテーマについて語るなかで見えてきたのは、組織開発の会社ならではの“チームづくり”への思いでした。
ぜひご覧ください!

視点の違いを楽しむことが、より良いチームをつくる

——メンバーから見たクエスチョンサークルの雰囲気について教えてください。

兒玉:私はおふたりとは年齢やキャリア歴に差があるので不安もありましたが、入社してみると、むしろ私の視点を歓迎してくれる雰囲気で安心しました。入社当初は、「自分は年齢もキャリアも浅いから……」と一歩引きがちでしたが、ミーティングでは必ず「どう思う?」と私にも振ってもらえていたんです。

高橋:発言していない人がいるときに「どう思う?」って誰かが自然と振るのは、いちカルチャーとしてありますね。

宮本:うんうん。僕自身もファシリテーターをしているからか、発言していない人がいるだけでも気になっちゃうし、それぞれの意見を聞きたいんですよね。……職業病なのかな?(笑)

兒玉:そうかもしれません(笑)弊社では、それぞれが持つ別の視点が求められるし、尊重されるんです。年次に関わらず当たり前のように発言機会をもらえる環境は、私にとってすごくありがたくて。
「視点の違いを楽しめた方が、チームとして強いよね」と言い合える社風のおかげで、「私が言ってもな」「これはきっと正解じゃないし」という遠慮はせずに、自分の意見を伝えようと思えます。

——キャリアや年次を問わずに、意見を言い合える環境があるんですね。その社風を実現できているのには、どんな理由があるのでしょうか?

高橋:自分達の事業を通して、「健全な衝突を歓迎する」「視点の違いを楽しむ」ことの意義や効果を実感しているからこそ、自分達も自然と意識できるように思います。チーム感やフォロワーシップを大事にする社風は、立ち上げ当初から変わりません。

宮本:そうですね。組織開発を生業にしてますので、自分たちが「いいCircleでありたい」という思いは変わらずにあって、最近はその思いをより具現化して、形にできている感覚があります。

健全な衝突を歓迎することで生まれる関係性

——関係性を自然と大事にできるのは、組織開発のプログラムを提供する会社ならではですね。

宮本:とはいえ、恥ずかしながら、私自身がその難しさを痛感してきたところもあるんです。お客さんにフォロワーシップの重要性を説きながらも、QCIでは「この場合にはこのやり方がいいんじゃないか」と、自分の“答え”を押し通してしまう場面もありました。僕自身も格闘し続けて、少しずつ健全な衝突や視点の違いを楽しむことを実践できるようになってきたかなぁと……。

高橋:今振り返ると、宮本さんもメンバーもいい意味で変わってきましたよね。立ち上げ当初は、宮本さんが強い思いで立ち上げた会社というのもあるし、彼なりのリーダーシップがあったから、僕も遠慮して意見しないこともあったんです。でも、今はより健全な衝突や視点の違いを歓迎して、意見を言い合えるいい関係性を築けているように思います。

——職場ではつい衝突を避けてしまいそうなところ、「健全な衝突」を歓迎する姿勢は新鮮でした。

高橋:組織づくりでは、ときに本音を伝え合う「健全な衝突」も必要なんですよね。たとえば、過去には兒玉さんから、メンバー間の関係改善のために「物申す!」という問題提起がありました。

兒玉:そんな物申してないですよ、あくまで提案です!(笑)でも確かに、会社の成長のためだと思いながらも、必ずしも宮本さんや高橋さんが受け入れやすい話ではないだろうな…と感じる問題提起をしたので、あのときはとても勇気を振り絞りました。

宮本:まさに健全な衝突に直面した、という場面でした。耳の痛いことを言われると反発したい気持ちも生まれますが、視点の違いを楽しむことを大切にしているので、これは受け止めなければと。

高橋:あのときは、僕たちおじさんが学んで、変わっていかなければと思いましたね。

兒玉:宮本さんも高橋さんも、キャリアや年次関係なく耳を傾けてくれる姿勢があって、すごく柔軟な方なんです。私にとっては、学生時代や前職と比べても、今が一番、自分の意見を積極的に発言できている気がしますね。

強み・弱みは隠さずにフォローしあう。フラットな社内風土を醸成する「仕掛け」とは?

——クエスチョンサークルには、メンバーの関係構築を意識した取り組み・社内制度があるとうかがいました。

兒玉:たとえば、半日合宿、語り呑み、社内セッション、Slack内の感謝チャンネルなどがあります。
特に個人的に思い入れがあるものを挙げるなら、「半日合宿(※)」でしょうか。以前、半日合宿で会社のミッションやビジョンについてディスカッションしたときに、お互いの共通言語や重なる思いを確認できた感覚がありました。

(※)半日合宿…月に1回、半日かけてメンバーそれぞれが持ち寄ったテーマについてディスカッションをおこなう

——半日合宿を通して感じるメリットはありますか?

高橋:本音で意見を言い合う、健全な衝突の場になっているんじゃないでしょうか。特定のトピックについて腰を据えて自分の思いを伝えられるし、改めてメンバーの考えを理解できるという。

兒玉:結果、半日合宿を通してチーム感が高まっている感じがありますよね。「自分たちがやりたいことって、こういうことだよね」と再確認できるというか、自分たちの思いに立ち返れるんです。
宮本さんはどうですか?

宮本:半日合宿に限らずですが、関係性をメンテナンスできる時間になってるなと思いますね。

——「関係性のメンテナンス」というと?

宮本:人と人との「関係性」というのは、何もしないと固定化しやすいと感じています。日頃コミュニケーションをとっているつもりでも、お互いの気持ちの変化や置かれた環境の変化に気づかず、相手に対する見方が固定化しがちです。

高橋:たしかに。3か月に1回ほどのペースでおこなってきた「語り呑み(※)」もそうですよね。お互いの価値観、今感じている課題や悩みをざっくばらんに話して、理解を深める場になってます。

(※)語り呑み…3か月に1回のペースで、1対1で食事にいく制度。費用は会社負担。

兒玉:特に「社内セッション(※)」は、まさにメンテナンス感があると思います。「社内セッション」は、それぞれが「(自分にとって)問題だ」と感じていることを題材に、他のメンバーが質問を出し合って、真の問題を探っていくというもの。
たとえば「目の前のタスクでいっぱいいっぱいになっている」といったリアルな悩みを挙げて本質的な解決へ導いていくので、「最近どうですか?」と全員に聞いてもらえる定期検診みたいです(笑)。

(※)社内セッション…3ヶ月に1回のペースで、クエスチョンサークルが提供している「質問会議」を社内でおこなうもの

高橋:セッションで質問に答えていくと、自然と本音が引き出されてくるんですよね。これが、うちの本音で語り合う雰囲気の要因にもなっている気がします。
本音も強み・弱みもわかってくるし、みんな嘘がないよね。嘘をついてもばれちゃう(笑)。

宮本:そうですね。みんな強みも弱みもオープンにしていて、それを活かしたチーム感があります。

——定期的に問題意識や悩みを共有する場があるのは、若手にとって安心感がありますね。

兒玉:そうなんです。セッションでは、メンバーからの質問を通して気づきをもらう場面もありますし、最後にはメンバーからのフォローの提案もあるんです。そこで「じゃあ職場としてはこうやってみるね」とか「こうフォローするから、トライしてみて」とサポートを得られるので、かなり救われています。

宮本:なかには「メンテナンス」を重視しない組織もありますが、悩みをなかなか言えずに、いざ相談にくるときにはもう爆発しちゃってるというケースも多いですよね。定期的なセッションを通して、上司部下でもメンバー同士でも、お互いに動きやすくなるんじゃないかと思ってます。

兒玉:実際に自分が体験することで、改めて自分達が提供しているサービスの意義を感じる機会にもなっています。「これくらいの悩みや問題意識なら、わざわざ伝えなくてもいっか」と思ってしまう些細なことも、社内セッションがあることで気兼ねなく共有できるし、その悩みをどうしていこうかと一緒に考えてもらえる。だから、孤独感が全くないんです。

感謝の気持ちを大事にしたら、いい関係性が続く

——リモートワークでコミュニケーションがとりにくいなか、「孤独感がない」と思えるのは心強いですね。リモートワークについては、何か意識していることはありますか?

宮本:ミーティングの冒頭に必ず雑談の時間をとるということをしてますね。昔はランチをしたり、顧客訪問の行き帰りで自然と雑談する時間がありましたが、リモートワークが中心になるとそういう時間がないですよね。雑談には毎度結構な時間を使ってしまいますが(笑)、お互いを知る上で、とても貴重な時間だと思っています。

兒玉:それでいうと、オンライン会議では、みんな必ず顔出しするんですよね。顔出し必須なんてルールがあるわけじゃないんですが、メンバーが自然と「カメラオン」で話すことに、コミュニケーションを大事にする姿勢が表れている気がして、すごいなと。友人に話しても「カメラオフで話すことないの!?」と驚かれます。

あと、今年になってスタートした「感謝チャンネル」もぜひ紹介したくて……!普段使っているSlackのチャンネルに感謝の気持ちを書き込むだけなんですが、これ、すごくいい機能を果たしてませんか?

高橋:うんうん。みんなよく書き込んでるよね。

——感謝チャンネルも、リモートワークがきっかけで始まったのでしょうか?

兒玉:実は、きっかけはリモートワークとは全く関係ないんです。私が仕事で余裕がなくなってしまっていたときに、高橋さんが「そういうときも“感謝”は忘れずにいたいよね」と言ってくれたことが、強く印象に残っていて。

高橋:感謝の気持ちを持ててないときって、人との関係性も希薄になるし、絶対うまくいかないんですよ。逆に、感謝の気持ちを持っていれば、関係性は崩れないし、いい状態が続いていく。僕も人間だからできていないこともあるし、自分に対しての戒めでもあるんだけどね(笑)。

兒玉:本当に大事ですよね。そんな経緯もあり、小さなチームだからこそ、お互いに感謝を伝え合える組織でありたいと思い、Slackチャンネルで発信し合うようになりました。そのおかげで、些細な感謝を気軽に伝えられるし、お互いにモチベーションも上がって気持ちよく働けるなと思います。

——単にお互いの動きに目を向けるのではなく、感謝の気持ちを持つ・伝えることに重点を置いているのが素敵だなと思いました。

宮本:そうですね。常日頃から感謝の気持ちはあるのですが、それを伝えることってなかなかできていないと思います。「ありがとう!」と伝えられる機会がとても増えました。

高橋:ちなみに「感謝の気持ちを持つべし」というのは僕の母の教えでもあって。母の名前にちなんで、QCIでは感謝チャンネルを「みよこチャンネル」と呼んでいます(笑)。

兒玉:「感謝チャンネル」に込められた思いに共感できる方や、こういった制度を楽しんでくれるような方に、ぜひ来てもらえたら嬉しいですね。

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