こんにちは。株式会社PIGNUSの採用広報、西です!
PIGNUSは、社会に存在する「未解決課題の解決」を目指して、Webマーケティングをはじめとした複数事業を展開する現在9期目のベンチャー企業です。
弊社の事業部は、Webマーケティングを担う部署、独自サービス「FitGap」を運営する部署、経営管理部の大きく3つに分かれています。
今回は、そのうちWebマーケティング事業を担う部署の一つ、「SEO Div」についてご紹介します!
SEO Divとは?
そもそもSEOとは?
部署の説明に入る前に、そもそも「SEO」とは何かをご説明します。
SEOは、”Search Engine Optimization”の略語で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
GoogleやYahoo!などの検索画面上で、自社のWebサイトを上位表示させるため、技術的にWebページを最適化することを言います。
検索エンジンは、コンテンツの内容やリンクの構造、サイトの信頼性など、さまざまな観点から総合的にページを評価し、表示順位を決定しています。
したがって、上位表示のためには、これらの評価軸に則ったWebページの改善や、質の高いコンテンツの発信が重要です。
SEOは、Webマーケティングの代表的な手法の一つです。
適切な改善を施すことで、サイトの問い合わせ数増加や、サービス・商品の売上の向上に繋げることを、本質的な目的としています。
SEO Divの役割~Adコンサルとの違いは?
PIGNUSのSEO Divは、顧客のWebサイトに対して、SEOを専門的に支援する部署です。
広告運用を中心とするAd Consulting Div(アドコン)とは明確に分けて組織されており、それぞれ異なる課題解決に特化しています。
この分業体制の背景には、SEOが”実装力”に課題を持つことが多いという特性があります。
Webマーケティング支援は、提案して終わりではなく、実際にサイトへ反映(=実装)されて初めて効果が出るものです。
しかし、SEOは多くの場合、この実装を行うのが顧客側であるケースが多いです。
「社内での意思決定が進まない」
「エンジニアの手が足りない」
などの理由で、戦略はあるのに施策が動かない、ということが少なくありません。
こうした実行の壁を乗り越えるため、PIGNUSのSEO Divでは、コンサルティングと制作チームを一体型の組織とし、スムーズにプロジェクトを進行しています。
PIGNUSのSEO Divのターゲット
PIGNUSのSEO Divの主なターゲットは、「中〜大規模のデータベース型サイト」や、「リードタイムの長いBtoB領域のコンテンツ」です。
1つずつ解説します。
まず、「データベース型サイト」とは、データベースに保存された膨大な情報を使って、ページが自動生成されるサイトのことです。
エリア・賃料ごとに物件情報が表示される不動産サイトや、職種や勤務地ごとに求人一覧が出る求人サイトなどが、その一例です。
そして、「リードタイムの長いBtoB領域のコンテンツ」とは、検討から契約・導入までに時間がかかる法人向けの商材を扱う分野です。
業務を効率化するツールや設備・機械など、社内検討に時間がかかる商材は、信頼度が高いコンテンツでの発信が必要になります。
こういったコンテンツの領域は、SEOの難易度が高く、一般的に知られているSEOの知識のみでは成果が出にくいと言われています。
SEO Divでは、未解決課題を抱える企業が多い、高難易度な領域で結果を出すことで、唯一無二の価値を提供することをミッションとしています。
高い専門性だけでなく、実行力の装着や、上流からの意思決定支援にまで踏み込み、実際の成果へ繋げることを重視しています。
SEO Divの業務内容
PIGNUSのSEO Divは、コンサルチーム・コンテンツチーム・Web制作チームの3チーム体制で顧客のサポートを行っています。
それぞれの役割は、以下の通りです。
1.コンサルチーム
「中〜大規模のデータベース型サイト」のサポートをメインとしたチームです。
顧客と直接やり取りを行い、課題のヒアリングからSEO戦略の立案・実装支援・効果分析まで、一連の流れを牽引します。
業界特性や競合状況をふまえて最適な施策を立案した後、施策を実装するにあたって不明瞭な要件のFAQや、実装難易度が高い場合の代替案の提示を行います。
直接エンジニアやコーダーの方とコミュニケーションを取らせていただくこともあります。
2.コンテンツチーム
「リードタイムの長いBtoB領域のコンテンツ」のサポートをメインとしたチームです。
検索上位を狙うため、必要なコンテンツの企画・構成・ライティングを行います。
SEOの検索意図をふまえたキーワード設計、内部リンクの最適化など、検索エンジンに高く評価される質の高いコンテンツ制作を担当しています。
3.Web制作チーム
主にCVR(※)改善を目的としたWeb制作を行うチームです。
サイト構造の見直しや導線改善、デザイン最適化など、成果に直結する「実装」部分を担当し、ユーザー体験の向上を図ります。
また、他2チームが担当する案件において、クリエイティブ制作やWebサイトの構築・改善が必要な場面では、ディレクターや制作部隊としてプロジェクトに入り、全体をリードすることもあります。
※CVR:コンバージョンレートの略。商品購入や資料請求、サービスへの申し込みなどの”成果”に至った割合のこと。
こうした3チームに分かれて、それぞれが専門性を活かしながら、戦略の立案から実装・振り返りまでをサイクルとして回すことで、継続的な成果の創出を実現しています。
SEO Divの状況
(左から、八木さん、阿部さん、坪さん)
新しく立ち上がった部署
SEO Divは、昨年PIGNUSが新たに立ち上げたばかりの部署です。
PIGNUSは、「価値を、本気で」というタグラインを掲げています。
顧客の利益を何よりも追求することを最重要指標とし、Webマーケティング支援に取り組んでいます。
これまで、運用型広告を主軸事業として顧客をサポートをしてきました。
しかし、価値を本気で追求するのであれば、サポートできるマーケティング領域の範囲は、広告のみに閉じるべきではありません。
Webマーケティング全体を俯瞰し、戦略から実行までを一貫して支えられる体制へ。
その第一歩として、SEOの専門組織である「SEO Div」を立ち上げました。
SEO Divには、経験豊富で実力あるメンバーが集結しています。
ここからは、事業部を動かす主要メンバーを、数名ご紹介します。
メンバー経歴【坪 昌史】
株式会社サイバーエージェントにて、SEOに特化したR&D機関の立ち上げにエンジニアとして参画。
その後、株式会社リクルートにて全社SEOの技術責任者を務め、5年間にわたり多様なサービスのリニューアルやSEOの数値改善をリード。
2017年には、自身で株式会社ヒトノテを立ち上げ、SEOを中心としたWebマーケティング支援を提供。
2024年10月、縁あってPIGNUSに入社。事業部長として、SEO Divの技術と戦略を牽引している。
メンバー経歴【八木 淳史】
22歳でアフィリエイト広告配信を手がけるベンチャー企業にアルバイトとして入社し、わずか2ヶ月で正社員登用されチームリーダーに就任。
25歳で広告配信プラットフォームとアフィリエイト広告事業を立ち上げ。
並行して自社メディアを立ち上げ、SEOを中心としたさまざまなWebマーケティングに従事した。
30歳でメディア事業部長に就任し、SEOを軸に複数のメディアを構築・運営。
時代に応じてアフィリエイト事業からコンテンツSEOへと軸足を移しつつ、幅広いWebマーケティング支援事業に携わり、拡大に貢献した。
2023年、「価値を、本気で。」というPIGNUSのタグラインに共感し入社。
コンテンツチームのチームリーダーとして、質の高いコンテンツの提供を牽引している。
メンバー経歴【阿部 文】
新卒で株式会社ワークスアプリケーションズに入社し、Webエンジニアとしてキャリアをスタート。
入社後、最短でマネージャー候補に昇格。2年目からは、PMO組織に異動し、エンジニアがスムーズに働けるような仕組みづくりや、業務の調整に取り組んだ。
また、社内初となる海外開発プロジェクトでは、インドの開発会社と連携し、チーム体制の構築にも貢献。
2019年、PIGNUSの「価値提供を何よりも重視する姿勢」に惹かれて入社。現在はAd Consulting DivとSEO Divを牽引中で、幅広い業界の案件に携わり、テクニカルなSEO改善やUI/UX改善(※)を得意とする。
顧客と伴走するスタンスを大切にし、目先の数値でなく、真に価値ある支援を追求する姿勢が、高く評価されている。
※UI/UX改善:ユーザーの操作性を向上させる目的で行う改善。ユーザーが直接操作する要素(ボタン、メニュー、フォームなど)の外観や配置、またページ全体の使用・閲覧体験の改善など。
SEO Divの今後の部門方針
まずは、SEO Divのサービスを確立するべく、SPFを目指して動いていきます。
SPFとは、”Solution Product Fit”の略です。
課題に対して、どのようなSEOソリューションで応えるのが最適か。
その“型”を社内で確立していくフェーズです。
その後、第2フェーズとしてPMF(Product-Market Fit)の実現を目指します。
これは、顧客の課題に対して満足させるサービスを提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態のことです。
Ad consulting Divとの協力体制
SEO Divでは、広告支援を行うAd Consulting Div(アドコン)と連携しながら、顧客の事業成長をより総合的に支援できる体制を築いていきます。
そのため今後は、アドコンが既に支援を行っている既存顧客に対し、SEOのご提案を行い、広告とSEOの両方からアプローチできる連携体制を整えていきます。
そして将来的には、広告・SEOの両領域での経験を通じて、人材の流動性やスキルの幅を広げていきます。
例えば、広告担当だったメンバーがSEOにも挑戦したり、その逆もあったり。
領域を越えてスキルを広げられる環境を作ることで、広告もSEOも理解し、自ら実行できる “最強のWebマーケター” を育てる環境を作っていきます。
いかがでしたか?
今回は、新たに立ち上がったばかりのSEO Divについて、その業務内容やミッションをご紹介しました。
コンサルティング・コンテンツ・Web制作の3チームが一体となり、提案から実装・改善までをサイクルで回すことで、「提案して終わり」ではなく、「成果が出るまで伴走する」。
そんな支援ができるのが、PIGNUSのSEO Divの強みです。
今後も、顧客の課題に本気で向き合いながら、より多角的な支援を実現していけるよう、SEO Divは進化を続けていきます。