働きやすい職場づくりに欠かせないのが、有給休暇の取得促進。
制度として“ある”だけでなく、“実際にどう使われているか”がポイントです。
今回の特集では、各部署で活躍する社員たちに、有休取得の実態や感じていることをインタビュー。
社員一人ひとりに個性豊かな「おやすみストーリー」がありました。
銭湯でととのう人、全国ツアーに飛び出す人、ライブ・旅行・テーマパーク…まさに十人十色。
実際にどんなふうに休みを活用しているのか、また、取得時に感じるハードルについても赤裸々に語ってもらいました。
◆ 2021年入社(カスタマーサービス)
Q. 有休の活用例を教えてください。
A. アーティストの全国ツアーが始まると、よく取得しています。
「ファン活動をしているんですが、ライブツアーが全国を巡るタイプだと、平日公演も多いです。平日のライブをあえて選択することで新幹線やホテルの混雑を避けられるし、チケットも取りやすい。大阪・福岡・名古屋など、仕事と両立しながら全国を旅するようにライブに参加できるのは、幸せな時間です。」
Q. 言い出しにくい時はありますか?
A. はい。カスタマーサービスは土日祝になるとアルバイトさんの人数が減ることが分かっているので、土日祝だと遠慮する気持ちがあります。
「 “今月は控えた方がいいかも…”と感じてしまうこともあります。でも、周囲との連携やフォロー体制がしっかりしているので、タイミングを見て伝えれば理解してもらえることが多いです。」
◆ 2017年入社(フィールドサポート)
Q. 有休の活用例を教えてください。
A. 月1日ペースで取得し、勤務リズムの最適化に使っています。
「長期休暇という形ではあまり使っていませんが、3連勤を避けて“2日出勤→1日休み”のように組むことで、常にコンディションを整えた状態で仕事に臨めています。体力的にも精神的にも安定するし、結果的にパフォーマンスの質が上がっている実感があります。こういう働き方ができるのはシフト制と有休制度の柔軟性のおかげですね。」
Q. 言い出しにくい時はありますか?
A. ほとんどないです。ただし目標達成への意識は高まります。
「毎月の予算目標は常にあるので、休んだ分をどうカバーするかを考えます。“気持ちよく休むためには、休み前後でしっかり頑張る”という意識で、自然とオンオフの切り替えが上手くなっている気がします。」
◆ 2019年入社(部門事務)
Q. 有休の活用例を教えてください。
A. 旅行やライブ、テーマパークなど、非日常を楽しむ時間にしています。
「遠方への旅行や実家への帰省はもちろん、ライブやUSJ・ディズニーリゾートなどに有休を使っています。遊び疲れが残らないように、翌日も休みにしてリカバリー時間を確保するのも大事。おかげで気持ちも身体も整った状態で仕事に戻れます。体調を崩してしまった時も有休を使わせてもらっています。」
Q. 言い出しにくい時はありますか?
A. 月初は少し言い出しにくいです。可能な限り避けるようにしています。
「事務職なので月初に作業が集中していて、自分が抜けると他メンバーの負担が増えるのが明確です。あと、急な体調不良や家族の事情で休む場合も月初だと“今大丈夫かな…”と少し躊躇してしまいます。ただ、最終的には伝えてちゃんと取得させてもらえているので、その点はありがたいですね。」
◆ 2016年入社(フィールドサポート → キッティングセンター)
Q. 有休の活用例を教えてください。
A. 毎月1回、平日に有休を取り銭湯へ行くのが自分へのご褒美です。
「土日祝はファミリー層などで混雑していて落ち着かないのですが、平日の朝一ならまるで自分専用の銭湯みたいに静かで快適です。まずお風呂でリラックスして、岩盤浴でじっくり汗をかき、老廃物が出ていくような爽快感を味わっています。そのあともう一度お風呂に浸かって整えたら、ビールとおつまみ。最後はリクライニングシートで昼寝して、再びお風呂へ。夕方にはゆっくり風を感じながら帰るという、まさに“自分だけの贅沢な一日”。これがあるからまた1ヶ月頑張ろうと思えるんです。」
Q. 言い出しにくい時はありますか?
全くありません。
「むしろ管理職として、スタッフみんながバランスよく取れるよう心掛けています。新卒の時は有休を活用するという発想がなかったので、あまり意図的に取得したりしたことはありませんでした。(笑)」
◆ 2024年入社(フィールドサポート)
Q. 有休の活用例を教えてください。
A. 最近だと、石川旅行で美味しいものを満喫しました。
「有休を使って平日に旅行できるのが本当にありがたいです。石川では人気の寿司店や温泉街を巡り、普段は行列になっているお店でもスムーズに入れました。観光地も混雑していないので、時間を有効に使えたと感じます。新人ながらこうした休み方ができることに感謝しています。」
Q. 言い出しにくい時はありますか?
直接的には無いですが、成果への意識は高く持つようにしています。
「やっぱり、有休を取ったことで数字が落ちたとなると私の印象が悪いなと思うので、休暇前には特に集中して仕事を片付けるようにしています。お客様対応も含めて、自分がいない間に誰かが困らないようにすることが、有休を気持ちよく使うコツだと思っています。」
全社として、「取得できる」環境はあるものの、業務の繁忙状況やスタッフ数によっては遠慮が必要だと感じるタイミングはあるようでした。こまめにリフレッシュとして利用する人から連続休暇にして遠征する人まで、用途はいろいろ。体調不良時のセーフティネットとしても機能しているようです。
今回は、有休の取得状況についてのご紹介でした。
少しでも「いいな」と思っていただけたら、ぜひお気軽にお話を聞きに来てください。