仕事のやりがいを感じられなかった最初の3年間
大学卒業後、大手メーカーの経理部に配属されました。初年度から大きな勘定科目を任せてもらい、優秀な方に囲まれ、お仕事をさせてもらいました。2年目には中国新工場の設立に伴い、現地経理部の立ち上げのサポートに、約一ヶ月出張させてもらえるなど、貴重な経験もありました。
他にも会計監査対応、税調対応など、大手企業ならではの様々な経験をさせていただいた反面、ビジネスの現場から遠いことに、仕事のやりがいをどうしても感じらませんでした。振り返ってみると、自分の会社のビジネスへの理解度の浅さ、スキル不足など自分起因のことも合ったのですが、当時は気づくことができませんでした。結局、色々とお世話になりながら3年半で退職を選びました。
経営者の方々との出会いで自分の未熟さを痛感
特に目標もないまま、漠然と留学へでも行こうかと思っていたときに、友人に誘われ、中小企業経営者、幹部の方の所属するコミュニティに参加、たくさんの経営者の方々とお会いし交流する機会に恵まれました。
使命感を持ってリスクを負い、仕事に打ち込んでいらっしゃる経営者の方々に魅力を感じる半面、自分には圧倒的にビジネス経験・スキルが足りていないと痛感したのがその時です。
個人営業、販売でビジネスの現場を経験した次の3年間
そこで、思い切って営業・販売の世界に飛び込みました。ビジネスの基本は営業だろう、と単純な発想です。金融の個人営業、個人宅の飛び込み営業、量販店での販売員など、大企業の経理から180度違う世界で、自分でもよく思い切ったと思います。正直、なかなか結果が出せず苦しい時期もありました。スキルゼロの状態でしたが、親切な先輩、会社のフォローもあって、2年(!)かかって、どうにかこうにか一人前と呼べる成果が出せるようになりました。
あらためて、管理部門で勝負したい
その頃、あらためて自分のキャリアを、やりがいや適性をもとに考えたときに、販売・営業の仕事も好きでしたが、管理部門で会社に貢献することが、自分は最も合っているという結論になりました。
そしてもちろん、現場を経験できたことも、とても大きな収穫でした。最初の会社では自分の仕事にやりがいを感じることができなかったのですが、現場を知ってあらためて、じゃあ最初の会社で自分が何をしていたのか、どれだけインパクトのある仕事を任せてもらっていたのか、初めてわかったんです。結局、ファーストキャリアに戻ってきた形になります。留学情報館に出会ったのはその時です。
はじめは経理スタッフからのスタートでしたが、人事、総務、広報と仕事の機会をいただき、現在は総務部長として経理人事総務広報を取りまとめています。
これからはバックオフィスからグループのシナジーを生み出していく
留学情報館は15人の組織から40人体制へ、グループ会社も全体で250名以上に成長しています。留学情報館が経験してきた成長のフェーズを各社がこれから迎えていく中で、今後は成功事例の横展開を皮切りに、グループ全体の人事や経理業務を確立し、バックオフィスからグループ全体のシナジーを生み出していきたいです。