こんにちは!株式会社Nateeの広報担当、中島です!
今回は、Brand Partner Division 部長としてSNSマーケティング事業を牽引する大塚にインタビューしました。
「本気で勝とうとしないなら、スタートアップにいる必要はない」と言い切る大塚。クライアントに対峙するうえでの信条や若手社員への思い、SNSマーケティング市場の長期的な展望などについて聞きました。
▼プロフィール:大塚 宥吾(おおつか ゆうご)
上智大学を卒業後、マイクロアドに入社し、新規事業開発や営業職を経験。2018年にKaizen Platformに転職し、動画事業の立ち上げ期から営業やカスタマーサクセス、事業企画など幅広い業務に携わる。上場後は事業責任者も務めた。
2023年、Nateeにジョイン。SNSマーケティングのセールス事業責任者として、「日本一成果を出す事業づくり」に熱中しながら、「最強の若者集団創り」にコミットしている。
“最強”の組織を離れ、同世代の経営者がいるNateeに参画
━━Natee入社前、大塚さんはどんな仕事をされていたのでしょうか?
新卒で入社したマイクロアドでは、新規事業開発や営業職を経験しました。当時から誰よりも成果を出したいという気持ちが強く、誰よりも早く出社し、誰よりも遅く帰るワークスタイルでした。ひたむきに営業を続けた結果、半期で全社MVPを受賞するなど社会人の基礎を培うことができたと思います。
その後、転職したのは、企業向けソリューションを提供していたスタートアップのKaizen Platform。動画事業を立ち上げたばかりのタイミングでジョインしました。人数が少なかったので、営業やカスタマーサクセス、事業企画やメンバーのマネジメントなどを一手に引き受けていました。事業は順調に伸び、私自身も動画責任者を務めたり、企業は株式上場を果たすなど、得難い経験を積むことができました。
━━Nateeを知ったきっかけを教えてください。
本業での経験を活かし、副業の機会を検討していました。もともとNatee取締役の朝戸とは知り合いで、「じゃあ、一緒に何かしようか」と関わりを持ったのがきっかけです。当初は、業務委託としてNateeに入りました。
前職は、社員の平均年齢が30代後半でしたが、Nateeはそれより一回りも若い組織。同世代が多く、企業のカルチャーや仕事への向き合い方が全然違っていて、良い意味で新鮮でしたね。
━━なぜ業務委託から、正社員として働こうと思ったのでしょうか?
「今後の未来をどのように過ごすのか」という問いを立てたとき、Nateeで働くのがベストだと確信したからです。
前職はとても恵まれた環境で、経営陣を筆頭に”最強”の組織だったと思います。しかし、だからこそ、その環境に留まり続けることで得られない機会もあると感じました。Natee代表の小島や朝戸は、私と同い年の経営者。彼らと一緒に、正解がない市場で事業を伸ばすことにチャレンジしようとNatee入社を決断しました。
クライアントにとって本質的な課題は何か
━━Nateeにおける大塚さんの役割、業務内容を教えてください。
大きく3つの役割を担っています。
1つ目はBrand Partner Divisionの責任者として、事業戦略や計画の策定を行っています。事業推進に必要なプロジェクトマネジメントも私の役割です。
2つ目はアカウントエグゼクティブとして、クライアント対応を行っています。企業の経営陣やマーケティング責任者とコミュニケーションをとる機会も多く、クライアントの成果創出にこだわりながら業務に臨んでいます。
3つ目は採用と若手社員の育成です。SNSマーケティングの需要が急激に高まるにつれて、事業に関わる人材の需要も高まります。特に私たちの事業モデルでは人材のレベルが事業に直結すると考えているので、HRを担当するメンバーとともに、採用と人材育成に積極的に関わっています。
━━クライアントの期待を上回る成果を出すために、大塚さんが最も意識していることは何ですか?
クライアントが思い描く以上の成果を定義し、それを達成するために本当に「やるべき」施策は何かを徹底的に考え、提案~実行することです。
クライアントの要望を踏まえることは大前提ですが、クライアントが「やりたい」ことを形にするだけでは成果につながらない可能性があります。クライアントにとって理想の成果とは何か。その方向性を明確に見定めたうえで、最短最速で成果を出すためにチーム一丸となって取り組むことが大事だと考えています。
━━そのような意識をもつようになった背景は何でしょうか?
SNSマーケティング市場は今や既存のプロモーションだけで成果をあげることが難しくなってきています。市場の黎明期ゆえに、私たち含めて全ての関係者が“正解”を持っているわけではありませんが、着実にSNS施策の成功事例も増えています。
これまで事業を通じて成果を出してきたNateeだからこそ、短期的な満足だけでなく、クライアントの本質的な課題解決につながる施策を提案できると思います。ときには、クライアントの予算上積みも辞さない覚悟で提案することもあります。
もちろん根拠がなければ、「何を言ってるんだ?」と呆れられてしまいます。課題に対する仮説を立ててはその解決策を考え続ける。これを何度も繰り返すことで課題の本質を見出し、それをチームに落とし込んだうえで、クライアントに納得いただける提案を考えるようにしています。
━━そういった存在になるためには、知識や経験が不可欠です。日々どのようなインプットをされているのでしょうか?
毎日、毎分のように解くべき課題が変わる事業環境なので、常に新しい情報を摂取するよう努めています。
例えば誰かとミーティングをしていると、多かれ少なかれ、知らないこと/分からないことが出てきますよね。そこで知識の不足に気付いたら、すぐに情報を集めます。私にとってインプットとは、自分の足りないところを補填するような感覚で行うものです。
余談ですが、インプットしたものはXなどでもシェアしています。若手メンバーから「宥吾さんのX、いつも見ています」と言われることも。Nateeは経営陣はじめ、積極的にSNSでアウトプットしている人が多いので、ビュッフェ感覚でフォローしてもらえると嬉しいですね。
これから「SNS ✕ マーケティング」は競争が激しくなる。若手社員とともに時代をつくるチャレンジがしたい
━━5〜10年後、SNSマーケティングの市況をどのように捉えていますか?
商品開発やPR、販促まで一気通貫したソーシャルファーストなマーケティングがメインになっていると思いますが、正直分かりません(笑)。誇張でも謙遜でもなく、誰も答えを持っていない。だからこそ、短期的にも中長期的にも、市場がどうなっていくのか見極めつつ事業をする醍醐味があると思っています。
私が影響を受けた考え方のひとつに、「あるべき方向に向かって、世界は落下している」というものがあります。前職の代表とリクルートの経営者が対話したときのものです。
▼参考記事:https://sudoken.hatenablog.com/entry/2014/03/22/165919
物事には色々な捉え方や立場、価値観がある。だけどスマートフォンがガラケーに取って代わったように、社会は利便性の高さを追求する性質を持っています。多少の時間のズレはあれど、あるべき未来はすでに決まっています。ならば、あるべき方向に備えて、“落下”するところにいち早く到達した方が良いという考え方で、今も強く意識しています。
━━具体的に大塚さんが考えていること、取り組んでいることを教えてください。
今後も生活者にとってSNSは必要不可欠なツールです。それを踏まえ、企業もソーシャルファーストを意識したマーケティングにシフトしていくでしょう。SNSで商品を話題にし、売上に寄与するマーケティングが当たり前になっていくと思います。
そういった動きに伴い、「マス」という概念も変わっていくのではないでしょうか。実際にインターネット広告が4マス広告を上回り、2010年代にデジタルシフトが急速に進みました。たくさん人が集まる「場」という意味で、SNSも「マス」として見なされていくと思います。
これまで私たちのようなスタートアップが中心となり、SNSマーケティング市場に携わってきました。今後はマス広告やインターネット広告に取り組んできた大手代理店も本格的に参入してくるでしょう。まさに「SNS ✕ マーケティング」が本格化する時代。競争は激しくなりますが、スタートアップとしてチャレンジすべき領域だと感じます。
━━大塚さんは現在、採用や若手育成にも積極的に関わっています。人材への取り組みに力を入れている理由を教えてください。
企業にとって価値の源泉は、突き詰めれば「ヒト」だと考えるからです。
事業を伸ばし続けるための再現性を見出しづらい中で、優秀な人材が組織で活躍することが数少ない再現性の要因になるのではないかと思います。
━━若手社員に、どのようなコミュニケーションを心掛けていますか?
よほど即戦力で結果が求められる社員以外は、日々やることの精度をあげながら着実に成長してもらう必要があります。その日やること、できたこと、できなかったことを言語化してもらい、丁寧にフィードバックする。その過程で、その人に必要なスキルやスタンスに気付いてもらうようなコミュニケーションを意識していますね。
アプローチの仕方は本人の適性によって変わりますが、まずは少し背伸びした目標を立ててもらいます。「ビジネスでは結果が全て」と伝えつつも、簡単に結果を出せるわけがないので、フィードバックではプロセスに向き合ってもらうようにしています。
クリエイティブな仕事を通じて、スタートアップのNateeで“勝ち”に行こう
━━改めて、大塚さんはNateeのミッション「人類をタレントに!」にどのように向き合っているかを教えてください。
私は「タレント」という言葉を、選択肢を持てる人と定義しています。何においても「やりたくないことを、やる」という状況は嫌なものですよね。だけど選択肢がなければ、その状況に甘んじるしかありません。機会がないことで選択肢を持てないのであれば、Nateeが介在して、個人が才能やスキルを活かして選択肢を持てるような環境をつくるべきだと思っています。
せっかく何かをするなら、自分で決めたり選べたりする方が絶対ハッピーですよね。クリエイターに限らず、一人でも多くの方が選択肢を持てるような社会をつくっていきたいと思い、Nateeでの仕事に取り組んでいます。
━━現在、そしてこれからNateeで一緒に働くメンバーに期待するスキルや経験などはありますか?
スキルは仕事を通じて身につけることができます。必要なのは、素直な気持ちでコミットできるかどうかです。事業環境が常に変わるので、自分の中の“当たり前”をアンラーニングすることが求められます。表面的な成功体験に固執していては、事業の成功など見込めないでしょう。市況やクライアントの要件をしっかりと受け取り、求められる成果に向けてやり抜く意思を持てる仲間と一緒に働きたいですね。
Nateeの強みを磨いていけば、将来的には自分たちでブランドを持つこともできるはず。それ以外にも多くの事業創出の機会があると思っているので、社員一人ひとりがクリエイティブな仕事に携われるよう、私自身もNateeの成長にコミットしたいと思います。
━━ありがとうございました!最後に、入社を検討している方にメッセージをお願いします!
マーケティングの領域は、マスからデジタル、デジタルからSNSと新たな「場」が生まれ続けています。ここ数年は、SNSを主戦場にした本質的なマーケティングが求められ、それを起点にオンライン・オフラインを問わずすべての手段を組み合わせた「総合格闘技」のようなものになっていくでしょう。
現時点で、勝者はいません。Nateeは本気で勝ちに行くつもりですし、その気概がなければスタートアップにいる必要はありません。
Nateeは全ポジションで採用を強化していますが、どの立場でも時代をつくる当事者になれるはずです。チャレンジしたい方の応募をお待ちしています!