もっと裁量を持って働きたい。
クリエイティブな仕事にチャレンジしたい。
社会人経験を数年経て、さらなる挑戦を求めている方もいるのではないでしょうか。電通グループで4年間働いた圓谷も、「与えられた枠の中の仕事を飛び越えていきたい」と考え、2022年にNateeへの転職を決断しました。
圓谷は、Nateeが推進するクリエイター共創型マーケティングを代表するような新しい取り組みをいくつも生み出し、クライアントの成果創出に貢献してきました。その経験を経て、2025年4月にはセールスユニットのリーダーに就任。そんな圓谷にアカウントプランナーとしてのやりがいや、チームへの想いについて話を聞きました。
▼プロフィール:圓谷 将祐(つむらや しょうすけ)
東京都出身、さいたま市育ち。立教大学現代心理学部を卒業後、2018年に電通グループへ新卒入社。広告代理店の営業として、多岐にわたる大手クライアントを担当する。2022年、Nateeのミッションや経営陣の人柄に惹かれ、アカウントプランナーとしてジョイン。2025年4月にセールスユニットのリーダーに就任し、若手メンバー育成の役割も担っている。
ミッションに向き合う経営陣に触発され、Nateeにジョイン
━━まずは圓谷さんの自己紹介をお願いします。
Nateeのセールスユニットでリーダーを務めている圓谷と申します。
大学卒業後、2018年に電通グループに入社し、営業職として大手流通・小売企業、外資系たばこ会社などのクライアントに提案を行っていました。2022年4月にNateeに入社し、現在はアカウントプランナー兼セールスユニットのリーダーとして日々業務に取り組んでいます。
━━Nateeに入社を決めた経緯や理由について教えてください。
電通グループに入社した私ですが、「広告」という枠を超えて、「創作」や「クリエイティブ」といった分野にも関心がありました。前職でも「ものづくり」に携わっているときが、自分の強みを発揮できる感覚があったんです。
社会人経験を積み、20代後半を迎えるにあたって「よりクリエイティブな新しい領域に挑戦したい」「スタートアップ、ベンチャーの勢いのある環境で、自力をつけたい」と考え、転職活動を始めました。たまたま友人がNateeを紹介してくれて、代表の小島や取締役CROの朝戸と面談しました。「人類をタレントに。」というミッションを掲げて個性と才能が輝く社会を創ろうと愚直に取り組む熱意に心打たれ、「ここで働くべきだ!」と直感的に感じ、Nateeへの入社を決めました。
クリエイターと企業が共に価値を生み出す「共創型マーケティング」は、まだ確立された正解がない領域です。だからこそ、自分自身の創造力を発揮できる余地が大きく、強いワクワクを覚えました。
━━圓谷さんの業務内容について教えてください。
まずはアカウントプランナーとして、以下の業務に携わっています。
①営業・プランニング
クライアントの課題を把握、定義し、最適な解決策となる企画を立てて提案します。時には代理店と連携し、継続的な支援につなげていきます。
②プロジェクト進行
「営業・プランニング」が机上の空論で終わらないよう、プロジェクト全体の進行管理も行っています。クリエイティブチームと共に、施策実行後のレポーティングや改善提案にも責任を持って取り組みます。
その他にも、セールスユニットのチームビルディングや行動管理、外部プラットフォーム(SNSや広告メディア)との連携強化にも努めています。
Give&Giveで、クライアントと信頼関係を構築する
━━アカウントプランナーの業務について、より詳しく教えてください。
クライアントへの直販、代理店との連携強化の2軸で業務に取り組んでいます。
クライアントへの直販によるアカウントマネジメントで意識しているのは、単発のプロモーション提案で終わらないことです。クライアントの本質的な課題に向き合い、時にはSNS活用に関するセミナーやインハウス支援なども含めた長期的な視野での提案を行っています。
代理店との連携強化も、継続的に新しいビジネスチャンスを創出するために重要な仕事です。ただ、ここでもクライアント(=広告主)の満足度向上を最優先に考えるべく、クライアントの課題に向き合いながら仕事に取り組んでいます。代理店にとっても、一緒にプロジェクトに取り組むパートナーの存在は心強いもの。クライアントと代理店の両方から信頼してもらえるように、能動的にアプローチを行っています。
━━セミナーやインハウス支援は、どのような意図で行っているのでしょうか?
クライアントによっては、担当者が熱意を持っていても、クライアントの上層部に対してSNSの提案をなかなか通せないという相談を受けることがあります。「どうすればクライアント社内で企画の承認がもらえるか」を一緒に考え、「どのようなコンテンツ・運用であれば成果を創出できるか」など具体的な筋道を示す役割を担っています。いわゆるコンサルタントのような立ち位置とも言えます。
━━クライアントと長期的な取り組みをするためには、企業との信頼関係構築が欠かせません。普段、提案やコミュニケーションで大切にしていることは何ですか?
一番大切にしているのは、「Give&Give」の精神です。クライアントにとって価値のあることは迷わずに提供すること、これを継続することに尽きますね。
クライアントとの信頼関係があれば、新しい企画を立ち上げる時や、社内調整の壁に直面した際に、「Nateeに相談してみよう!」と声をかけていただけるようになり、ご支援のチャンスや範囲を広げることができると思います。
━━他に意識していることはありますか?
理性と情緒のバランスですね。
クライアントの成果創出を目指すということで、ともすれば定量的な効果が見込めそうな施策に偏りがちになってしまいます。もちろん重要なことではあるのですが、クライアントがワクワクしなければプロジェクトは始まりません。「心を動かしながらも、ちゃんと効果が出る」という両方を叶えるような提案を意識しています。
まさに、2024年に花王様と実施したクリエイター共創型マーケティング施策「CREATIVE BREAKING SUMMIT」は、理性と情緒の両方がバランス良く提案できたと思います。
━━どのような施策だったのでしょうか?
長きにわたり魅力的な商品を生み出し続けている花王様ですが、ヒアリングを重ねると「SNS施策で独自性を出すのが難しい」と課題を感じていることが分かりました。そこで、プロモーション設計段階でクリエイターとブランドがディスカッションを行い、自由な発想でアイデアを創出し合う「CREATIVE BREAKING SUMMIT」を提案しました。
多くの場合、企画の枠組みが決まった後でプロジェクトがスタートします。しかしそれでは自由な議論ができず、新しいアイデアが生まれづらい。ブランドにとっても機会損失になる可能性があります。
本施策を実施するにあたり、Nateeからはクリエイターを含めた7名の提案者が参加。花王様の関係者が一堂に会した中で、クリエイターはアイデアを発想するに至った背景や思考プロセスも含めてクライアントにプレゼンしました。アイデアが生まれる過程まで開示することで、両者の間にあった見えない「壁」が取り払われ、お互いを深く理解した上で、本質的なクリエイティブを生み出すことができました。
花王様とのお取り組みは、MarkeZineさんにも記事にしていただきました。詳しくはこちらをご覧ください。
記事URL:https://markezine.jp/article/detail/47881
飄々としていた自分を変えるチャンスは、今しかない
━━圓谷さんは2025年4月からセールスユニットのリーダーを務めています。アカウントプランナーとして成果を上げる中、リーダーというポジションはすぐに受け入れられたのでしょうか?
Nateeでは以前、別事業のマネージャーを担当したことがありました。その時は、力不足もあり、成果が出せずに終わってしまったんです。
落胆しましたが、その後に執行役員の大江のもとでアカウントプランナーとして奔走する中で、自分の適性はプランニングやセールスにあると考え、個人のスキルや専門性を高めることに特化しようと決めていました。
その後、またリーダーというポジションを提示されたのですが、これまでの経緯もあり、最初は乗り気ではありませんでした。それでも大江からは何度も「チームをつくるべきだ」と説得されて。意識が変わったのは、「個人で成果を出すことよりも、チームで成果を出す方が事業成長につながる。その会社全体の事業成長を一緒に牽引してほしい」という大江の言葉と、独力での成果・実績創出の限界を感じていたという事実でした。組織で大きな成果を出し続けた大江の言葉だからこそ、説得力がありましたね。
━━圓谷さんの中で“腹落ち”できたことで、リーダーとして振る舞えるようになったんですね。
そうですね。
私にとってもうひとつのターニングポイントが、株式会社YOUTRUSTの代表取締役CEO・岩崎由夏さんを招いての社内勉強会でした。そこで岩崎さんがおっしゃっていた「努めて」という考え方に、文字通り衝撃を受けました。
当人の性格や価値観がどうであれ、メンバーを鼓舞し、ポジティブなムードを“努めて”つくっていくことが重要だという考え方です。実は、私はこれまで「飄々としているね」と言われることが多かったんです。プライベートではどんな自分でも良いけれど、何かを成し遂げるには「努めて」明るく振る舞うこと。そうすることで、会社全体の空気を良くできるし、成果が出しやすいチームを作れるんだ、と気づきました。「自分を変えるチャンスは今しかない」と思い、チームへの向き合い方を変えました。
━━具体的に、どのようなことを変えたのでしょうか?
常にポジティブな言葉を意識し、メンバーへの期待を伝えています。話しかけられたら絶対に手を止めて、メンバーの話を聞くように心掛けています。
またメンバー育成においては、ふたつのことを大切にしています。
①誰にでも分かりやすいよう、具体的な言葉で伝えること。
抽象度が高いフィードバックは、特に若手メンバーの行動変容を促しづらい。「次はこれをやってみたら?」と具体的に伝えることで、次の行動につながりやすくなります。
②メンバー自ら考えてもらうこと。
「どう思う?」と問いかけることで、自分で考える習慣を身につけてもらいます。そのときに丸投げで問いかけるのでなく、自分も仮説や意見を持った上でメンバーと同じ目線に立ち、同じ課題に向き合うことを意識しています。
━━圓谷さんが考える理想のチームはどのようなものですか?
理想のチームは、お互いが「一緒にやれば大丈夫」と信頼できる関係です。それぞれが異なる役割を担っていても、困ったときには助け合えるようなチームを目指しています。
セールスユニットは、ルーキーから経験豊富な仲間まで多様なメンバーで構成されています。みんなが「自分でボールを持とう」と強く意識しているので、全員がNateeを背負う存在まで成長できるポテンシャルがあると確信しています。
熱い仲間と大きな夢を追いかけよう
━━セールスユニットのリーダーとして、今後の目標について教えてください。
2026年までに、セールスユニットを3倍の規模に成長させたいですね。「Nateeの事業成長は圓谷のセールスユニットにかかっている」と思ってもらえるように、一人ひとりの戦力化を図っていきたいです。
また、圓谷のチームはいつも新規性のある面白い仕事に取り組んでいるね、と思われるような、クライアントの成果につながるのであれば、未知の領域にもどんどんチャレンジしていきたいです。
━━心強いですね。今後、チャレンジしたい領域やプロジェクトはありますか?
大規模なオフラインイベントを企画・実行してみたいですね。前職での経験とNateeの強み、そしてアカツキとの経営統合で広がったケイパビリティを掛け合わせて、Nateeならではのプロジェクトをつくりたいです。特にアカツキへのグループインは大きなチャンス。あらゆるプロモーション提案に積極的にチャレンジしていきたいと思います。
━━ありがとうございました!最後にNateeへの入社を検討されている方にメッセージをお願いします。
Nateeへの入社は、私にとって「人生が変わった」と思えるほどの転機でした。ビジネススキルを高められただけでなく、「もし会社が潰れても、このメンバーとまた会社をつくっていける」と思える仲間と出会えました。かけがえのない財産です。
少し前に、私の人生の悩みを上司に相談したことがありました。直接仕事とは関係ないことで、上司にとっては何の得もありません。なぜ親身になってくれたのかを聞くと、「だって仲間やん」と温かい言葉で返してくれました。思わず泣いてしまいましたね。
そんな心強い仲間が、Nateeにはたくさんいます。自分の人生を変えたい人、熱い仲間と大きな夢を追いかけたい人には最高の環境です。ぜひ一緒に働きましょう!