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共に挑める者、求む――吉川社長に求める人物像を直接聞いてみた

たった1人の創業から6年で200名を超える組織へ成長し、誰も開拓していない領域で新たなビジネスモデルを構築。急速に成長を続けるマイベストを生み出した𠮷川さんに「どんな人物を求めているのか」直撃質問してきました。そこで出てきたキーワードは「共感」「ポテンシャル」の2つでした。

プロフィール

吉川徹(よしかわとおる)
新卒で投資銀行へ入社。公開引受部門にて、上場を目指すベンチャー企業に対して上場準備コンサルティングやIPO時のファイナンスの引受業務に約6年間従事。「自分で事業を行ってみたい」という気持ちが強くなり、ITメガベンチャーに転職。約2年間、事業責任者として事業の企画立案から運営までを取り仕切る。2016年、株式会社マイベストを創業。現在に至る。

新卒に求めるのは、共感とポテンシャル。
「ミッションへの共感」に紐づく原体験を聞きたい。


(株式会社マイベストHP:https://my-best.com/company)

「共感」と「ポテンシャル」。このキーワードを掘り下げていくことで、求める人物像を明確にできるのではないでしょうか。まず初めに「共感」について聞いてみました。

吉川──

「共感」は必ず持っていてほしいと思います。マイベストが実現したい世界観にまずは共感してもらい、その共感に対して自身の原体験が紐づいていると良いですね。僕はロジックを見ているので「なぜ共感しているのか」ということに紐づく体験や行動がないと、本当に共感しているのかな?と感じてしまいます。

「情報過多になり、選択困難になる」という課題から生まれたマイベスト。創業時から変わらぬ「最高の選択体験を実現する」というミッションに対する共感を求めています。𠮷川社長は「この共感が強いほど、入社後のモチベーションに繋がっていく」と語りました。

吉川──

「共感」には必ず理由があるはずです。例えば「インターネットを使っていて選択しづらいと感じたことがあった。そこで就活中にマイベストを見つけて、マイベストが実現したい世界観に深く共感した」という体験があった。この世界観と体験が紐づいていれば、ロジック性のある共感を抱いている状態なので、入社後も出力高く活躍できると思います。

将来への期待値を見ている。
ポテンシャルとは、地頭と馬力。

共感とは別に「ポテンシャル」という言葉を発した𠮷川社長に、その意味についても尋ねました。そして、将来の活躍を見据えながら「地頭と馬力を見ている」と言います。

吉川──

スキルやスタンスは、入社後の教育で育めます。だからこそ、教育で育めない力であるポテンシャル、つまり「地頭と馬力」を面接では見ています。「地頭」は、受験でもアカペラでも経験は何でも良いので、物事に対するアプローチ方法や、これまでの人生で考えてきたことの一貫性の有無から判断します。

一方で「馬力」とは、どのようなことを指すのでしょうか。

吉川──

「馬力」は行動力と突破力を指し、過去に頑張った経験から判断することが多いです。例えば、商品管理の仕事の場合。普通は定時までに「効率よくして生産性を上げよう」としか考えないと思います。ですが、突破力のある人間は「2勤制にして採用人数を倍にすれば、2倍生産できるのでは?」と時間や制約の枠を超えた「大胆な発想」をします。大胆な発想をする人は、その後確実に実行してくる場合が多い。そのような人物には期待値が高まります。

マイベストは完成された企業ではない。
自ら開拓していく意志を求めている。

大胆な発想で実行する力があるから、不可能を可能にできる。そんな人物が集まる組織だからこそ、マイベストは急速に未開拓領域を切り拓けました。それ故に、たまに勘違いされてしまうこともあるとか。

吉川──

面接に臨んでくれる学生が有難いことに増えているんですけど、マイベストは成長過程の企業なので、決して「完成された企業」とは思わないでください。仕事の全てを与えてもらえる・教えてもらえるというよりも、仕事環境は自ら作り上げていく。この意識を持てる人の方が、マイベストにおいて活躍できると思います。

本インタビューの半年前にも、吉川さんにお話を伺ったことがあります。その頃から求める人物像は、一切ブレていないことを感じました。

吉川──

募集が増える中で基準は上がっていますが、観点は変わっていません。僕自身もマイベストのミッションを実現することに必死です。だからこそ、人を見る観点も掘り下げて採用活動に臨んでいます。学生の方も着飾らずに自己分析を深く行って、真っすぐに想いを伝えてくれれば嬉しいです。

前提も前例もないマイベスト。
どんな人でも受けに来てほしい。

「理想とする未来に向かって、推進するための力を求めている。マイベストは未完成の企業なので、前提や前例なんて何もない」。こう、吉川さんは語っています。求める人物像について様々なヒントを出してくれた吉川さんへ、最後に一言お願いしました。

吉川──

組織が大きくなる中で、似たような人ばかりになってしまうことは個人的に嫌だなと思っています。十人十色の思考が掛け合わさることで、新たなアイデアが生まれていく。だからこそ組織として様々なタイプの人が居た方が良いと思っています。ミッションへの共感や挑戦し続けられる意思があれば、どんな人でもぜひ面接を受けに来てほしいです。

「社風を変えてもらっても全然いい。皆で会社を変えたらいいんだ」
これまで築き上げてきた会社が変わっていくことに、寛容な吉川さん。変化することに対して、戸惑いや躊躇を感じさせる会話は一切ありませんでした。「創業者自身が会社を作る」のではなく、「会社は皆で作り上げる」という想いが強いからこそ、進化し続けられるのではないでしょうか。

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