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グローバル開発の実際ってどんな感じ?バングラデシュ拠点担当者に聞いてみた。

 採用広報インターンの二神です!

 今回はバングラデシュチームでPMやセールスマネージャーとして活躍する濱村さんに、バングラデシュ拠点での開発の実際について話を聞きました!

ーまずは入社までの経緯を教えて頂けますか?

 出身は静岡の三島です。大学は筑波大学だったのですが、とくに情報系ということではなく、農学の専攻でした。4年生までは真面目に勉強していたんですが、就職活動であまり入りたい会社に出会えなくて。それで1年間休学してバックパッカーとして世界に出ていました。

 その途中で出会った旅人の友達が、ノマドプロジェクトのサイトをやっていて、そのデザイン改修に携わったのがウェブ制作に関わる始まりです。これをきっかけとしてWebの仕事に就きたいと思っていたら、友達がウェブ制作の会社を立ち上げる話があったので、大学6年生の4月にジョインしました。

 1年後、当時のクライアント先のデザイン会社にエンジニアとして入社し、1年半程NPOが抱えるデザイン課題解決を担当しました。そのうちに、大きなチームで開発したり海外のベンダーとも働きたいと思うようになり、モンスター・ラボと出会って入社を決意したんです。

ー現在はバングラデシュチームに所属されていますが、入社後、バングラデシュチームに配属されるまでの経緯を教えてもらえますか。

 面談時に、モンスター・ラボの人事の方、エンジニアの方と出会い、彼らと話した時に「こんな人になりたい!」と思っていました。

 その後、クライアントワークで、2年ほどゲームの実況サービスに関わりエンジニアとPMの経験を積みました。中国の拠点とも一緒に開発をしていたので、たまに出張に行ったり。その後は開発プロジェクトのマネージャーを1年務めたのですが、もっと海外でやりたいなと思うようになって。海外拠点への所属を申し出たところ、バングラデシュ拠点にポジションが出たので、そこに行きました。今ちょうど1年経った所です。

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(バングラデシュのエンジニアたちに囲まれて)

ーバングラデシュチームでの具体的な動きは?

 現在はPMとセールスマネージャーを務めています。後者に関しては、クライアントの8割が日本人の方なので、案件の獲得や期日までの納品など、営業とマネジメントの両方を担っています。

 前者に関しては、私が実際にプロジェクトに入りながら、日本のクライアントとバングラデシュのエンジニアの間のやり取りの円滑化を進めています。特に営業の流れは、⑴アプリなどをつくりたいお客さんへのヒアリング ⑵受注に関してバングラデシュ側とのすり合わせ ⑶受注となった場合は自らPMとしてプロジェクトを立ち上げ、バングラデシュのエンジニアとお客さんの間の通訳・ニーズの読み取り、という感じです。

ーこれまでバングラデシュで手掛けた主な案件を教えて下さい。

 バングラデシュ向けのものだと、企業・求職者向けの採用サイトをリリースしました。また、日本向けのものだと、駐車場の空き情報チェックと予約が可能なサービスや、社内向け人事管理システムがあります。もうすぐヘルスケアアプリもリリース予定です。

ー国籍などが異なる人々と働く上でのコミュニケーションで、苦労した点はありますか?

 距離的に離れている中で、日本にいるよりもクライアントの顔が見えにくかったり、温度感が伝りにくいところはあると思います。実際にバングラデシュ拠点のエンジニアは日本のマーケットをほとんど知らないので双方の目線合わせは難しいですが、日本のクライアントが思っている以上にバングラデシュのエンジニアは期待に応えようとがんばってくれます。なので、ただ彼らを繋ぐだけではなく、クライアントとも「一緒によりよいサービスをつくる」という同じ目的をもったチームとして動いていけるようにするのが自分の役割だと思います。

ーバングラデシュチームに所属する日本人メンバーのバックグラウンドを教えてもらえますか?

 カントリーマネージャーは、過去には青年海外協力隊としてバングラデシュでの勤務や会社立ち上げを行った経験もある人で、日本の案件のみならず全体統括を行っています。また、ブリッジマネージャーとして活躍中のエンジニアは、モンスター・ラボに入社して東京勤務後、半年ほどしてバングラデシュチームに配属となりましたが、入社前はSIerで開発を行っていました。ほかにも、アメリカの大学での経験もあり第二新卒として半年前に入社して、現在ではモバイルアプリの開発などを担当している人もいます。

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(バングラデシュの開発者と日本人メンバーでの写真)

ーインターン生としてバングラデシュチームで働いているメンバーはいますか?

 東京勤務の学生が現在4名います。アメリカの大学に通う学生2名、日本の大学に通う学生が2名、インターンとして活躍しています。仕様書などの翻訳や通訳など、言葉の障壁を取り除くような業務を中心に、開発の一端にも触れるなど様々な部分で活躍してくれています。

ー海外拠点としてのバングラデシュとは?

 現在設立3年目の拠点で60名程度の規模です。バングラデシュは英語が堪能で優秀なエンジニアが多い一方で、ベトナムなどと比べると外資系企業の拠点としてはまだまだ注目されていないですし、途上国ならではの生活の問題も抱えています。

 しかし、逆にこの状況に踏み出すことで日本企業は大きな注目を得ることも出来ます。実際モンスター・ラボもカントリーマネージャーがベンガル語をマスターしていたことで、メディアにも取り上げられ採用も上手く進みました。

ーズバリいまバングラデシュ拠点やチームで求める人材は?

 PMとブリッジマネージャーが必要です。PMに関しては、日本での開発経験があること。英語は喋れなくても構いませんが、海外への抵抗がなく、臆せずチャレンジ出来ること、意識や関心の高さを求めています。

 ブリッジマネージャーに関しては、開発言語においてエキスパートであること。また、海外勤務に大きな関心を持っていることです。

ー濱村さんから見て、どんな人がバングラデシュで活躍出来るでしょうか?

 自分が中国でのオフショアをやった経験からも感じるのですが、バングラデシュの人達は相対的に積極性が強いです。前のめりにいろんな提案をしてきたり。自分たちに自信を持っているし、プロジェクトの成功に懸ける思いも大きいです。そんな中で、プロジェクトが困難な状況だとしても、彼らに寄り添って解決に向けて動ける人は活躍出来ると思います。

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(バングラデシュで現地メンバーと)

ーなるほど。では、バングラデシュに向いているマインドとは何でしょうか?

 「問題があっても他人のせいにしない」事。チームの仕組みとして課題解決が出来る人は合うと思います。後はやっぱり、今のバングラデシュって高度経済成長期の日本のように急激に成長しているので、新興国やその国の変化に興味を持って楽しめる人が良いと思います。途上国らしい空気感も笑い飛ばせるような。

ー濱村さんがバングラデシュで働いて、嬉しかった事があればお聞かせ下さい。

 1年前くらいに会社の未来について考えるビジョンキャンプを有志で開催しました。3年後にどうなっていたいか?という話をしたのですが、バングラデシュの人達が明確なビジョンを持っている姿・オーナーシップの強さに感動しました。そういう若くて熱い人達に出会えるのも、バングラデシュで働く魅力だと思います。

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(バングラデシュのメンバーと、エントランス前で)

ーグローバルチームでの開発に興味がある人・チャレンジしたい人へのアピールはありますか?

 個人の裁量の大きさが売りです。出来る人にはどんどん任せて行くスタイルなので、自由度高く動きたい人・仕組みづくりをしたい人は是非来て欲しいです。一方で英語能力の高さは問わないので、英語でITの仕事をしたいと思っている人の第一歩として良いのではないかなと。

ー最後にメッセージがあればお願いします。

 バングラデシュの仲間に活躍の場所を提供出来て、彼らが実際に輝いているのを見るのは、本当に誇らしいです。国籍が違ってもチームになれる人・大変な仕事を楽しめる人を待っています!

ーありがとうございました!

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