monopoではnoteにてメンバーのバックボーンや仕事観をインタビュー形式で紹介する企画「Stories of monopians」を連載しています。
今回ご紹介するのはコピーライター・プランナーの鎌上真帆。イギリスへの留学経験を通じて、海外と日本をつなぐクライアントの案件を担当し、観光業界やホテル業界に関する知識を活かす彼女のバックグラウンドや仕事観をご紹介します。
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鎌上 真帆 Copywriter / Planner
北海道生まれ。英国サリー大学観光学部卒。ホテルベンチャーでのインターン中に、ライターとしてキャリアをスタート。様々なメディアの執筆・編集の活動を行いながらmonopoに参画。入社後は、2つの国での経験を活かしながら、コピーライター、プランナー、プロジェクトマネージャーとして、toCの商品・サービスのブランドストーリーを伝えるプロジェクトを多く担当。2024年 ヤングライオンズ日本予選 メディアファイナリスト。
monopoとの出会いはロンドンにて。
ー monopoを知ったきっかけは何ですか?
イギリスの大学に留学していたのですが、当時の友人が偶然ロンドンのイベントでmonopo Londonのメンバーに出会ったことがあったんです。その後monopo nightに参加した彼が「monopoっていうおもしろい会社がある」と教えてくれて、とても興味を持ちました。就職活動を始めた時にそのことを思い出して調べてみると、ちょうど佐々木さん(monopo Tokyo CEO)が採用についてXで呟いていて。「今だ!」と思って直接DMを送りました(笑)。最初はmonopo Londonで働くことにも興味があったのですが、日本語コピーライター枠がなく、結局卒業後にmonopo Tokyoにインターンとして入社することになりました。
ー 最終的にmonopoで働くことを決めた理由は?
メンバーが本当に素敵だったからです。monopoには海外のバックグラウンドを持っているメンバーが多く、私もイギリスで過ごした経験があったので、共感できる部分が多くありました。少人数のチームで、みんながそれぞれに強い個性を持っているけど、お互いに尊重し合っている雰囲気がすごく心地よくて。そういう人たちと働くことができるのは、大きなポイントでした。
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ー 鎌上さんのmonopoでの仕事はどんな内容ですか?
海外から日本に来るクライアント、または日本から海外に進出するクライアントの案件を担当することが多いです。直近ではスイスに本社を置く女性下着ブランド「Triumph」や、NTTソノリティの新しいヘッドホン「nwm ONE」の北米ローンチなどのプロジェクトに参加していました。またmonopo NYが担当していた「Yonex」のテニスシューズの販促キャンペーンでは、英語コピーを日本語に翻訳するトランスクリエーションを担当しました。英語と日本語ではターゲットやブランドでの状況が異なるので、単なる翻訳にとどまらず、マーケットに合わせた提案を心がけています。
ー 仕事へのモチベーションを支えてくれるものごとはありますか?
一緒に働くみんなから感化されることが多いです。先輩後輩、同期に関わらず、スキルだけでなく精神的に学ぶことがとても多くあります。monopoでは外部の方とお仕事をすることも多いので、そこから新しい発見を得ることも。一緒に仕事をする方々の姿勢や、常に高いレベルを追い求める姿勢を見て気を引き締めています。
ホテル業界志望から、コピーライター志望へ
ー 大学ではイギリスの大学に通っていたとのことですが、なぜイギリスを選んだのでしょうか?
ものすごく単純なのですが、子どもの頃に通っていた英会話教室の先生がイギリスの方だったんです。先生が帰国したあと、一緒に教室へ通っていた友達とイギリスまで会いに行く機会があって。その際に文化や街並みに感動して「絶対にここに住みたい!イギリスの大学に進学しよう!」と思ったのがきっかけでした。また、せっかく行くなら日本ではあまりメジャーじゃないことを学ぼうと思い、ホスピタリティマネジメントやサービス経営を中心とした観光学部に在籍していました。
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ー ホスピタリティ業界に興味を持ったきっかけは?
父が料理人だったことや自分も飲食のバイトをしていたことから、ずっと接客業に興味を持っていました。特にホテルに興味を持ち出したのは、大学進学から1年くらい経った頃。ちょうどそのとき日本で、ライフスタイルホテル・ゲストハウスが流行り始めていたのを知ったことがきっかけでした。宿泊業の自由度や可能性がどんどん広がっていく様がおもしろく、そういう会社で働きたいと思っていたんです。
ー ホテル業界からコピーライター志望に転身した経緯は?
ホテル業界での就職を考えていたので、大学の制度を利用して日本のホテルベンチャー企業で1年間のインターンシップを経験しました。しかしそのときにパンデミックが起こってしまい、ホテルは休業に。なにかできることはないかと模索していたときに、ホテルのオウンドメディアで記事を書く仕事があったんです。そこから本格的に「言葉を考える仕事」に興味を持ち始めました。あと実は高校生の頃から短歌を趣味で詠んでいたので、もともと言葉には興味があったんだと思います。
ー 海外の大学での経験は今の仕事にどう活かされていますか?
ホテル業界のクライアントを担当させていただくこともあるので、観光学部で学んだ知識はもちろんですが、何よりも「母国語じゃない国で暮らした経験」が役立っています。monopoは外国籍のメンバーも多いので、過去の自分と同じような状況にあるメンバーとの橋渡し役ができるようになったと感じています。あとはどこでもなんとかやっていけるだろうという自信がついたことと、世界中に友達ができたことは本当に大きな財産ですね。
言葉を起点に、世界と繋がっていく仕事を。
ー 趣味や息抜きはありますか?
やっぱり旅行は好きです! 観光もしますが、ホテルを目的に旅行することもしばしばで、最近は鎌倉や東京など近場のホテルにふらっと泊まったりもします。オーナーや運営会社、そこで働いている方々の想いが透けて見えるようなホテルが好きです。他には高校生の頃から短歌を書いていて、季節の風景やそのとき考えていたことをランダムに詠んでいます。たとえば右から四つ目のものは、通勤途中にLuupで通る代々木公園通りの秋の落ち葉が本当に綺麗で、覚えておきたいなあと思って詠んだものです。
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あとはライターやクリエイティブディレクターの先輩たちと、「karpus」というニュースレターを隔週で書いています。「部屋に花を飾るような余白を、思考にも。」というテーマで、時々のニュースや感銘を受けた言葉などを、それぞれの視点でお届けするエッセイ式のニュースレターです。コピーライターとしてはあまりない自由な文章を書ける場所として、私自身の生活の余白にもなっています。(ぜひご登録ください!)
ー 5年後、10年後にはどんな自分になっていたいですか?
monopoは日本のかっこいい部分を海外に広げていくお手伝いをすることも多いので、その一員として日本の魅力をもっと発信していきたいです。そしてどんな道に進んだとしても、monopoで出会った人たちとはずっと関わり続けながら、言葉に携わる仕事をやっていたいなと思います。
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ー 最後に、あなたにとって「monopoらしさ」とは?
一人一人が自立していて、それぞれの色を持ちながら、でもお互いを尊重し合っていること。それぞれの色が重なり合いながら一つの大きな絵を作り上げていくような感覚を毎日感じることができて幸せです。
イギリスでの留学経験を経てホテル業界から広告業界へと志望を変え、海外と日本をつなぐ仕事を続けている鎌上。今後も言葉のパワーで世界の人々と繋がり、monopoの仲間たちと共に成長していく彼女に乞うご期待ください。
多文化なバックグラウンドを持つメンバーが集まるmonopoは、国際的な視点で日本のブランドやカルチャーを発信しています。
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