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フロントエンドエンジニアに何をやってるか聞いてきた

こんにちは。マネーフォワード広報です。マネーフォワードの中の人を知ってもらうため、いろんな部署にインタビューをするこの企画。今回は、フロントエンドエンジニアの皆さんへのインタビューです!

語り手

頼本 篤
2008年 株式会社マネックスFXに入社。ウェブサイトの企画・開発・制作・ディレクションなど全般を責任者として担当。2013年 マネーフォワードに参画。フロントエンドエンジニアとしてUI設計、View周りの設計・実装、フロントに関連するRails周りの実装やマネジメントに従事。

石井 光次郎
公務員→ニート→Webエンジニア13年弱。マネーフォワードには1年業務委託をした後に2017年にそのまま就職。主にMFクラウド会計のフロントエンドを担当。

大須賀 洋(ひろし)
情報系の大学でプログラミングに触れて以来プログラム歴10年。IT企業をながれて4社目。2016年にマネーフォワード入社。

境 章宣
福岡で6年間エンジニアとして従事。その後上京しブラウザーゲームのフロントエンドに携わる。2017年5月にマネーフォワード入社。フロントエンドエンジニアとして「MFクラウドシリーズ」のフロントエンドを担当。

インタビュアー

青木 香菜子 (広報):インタビュー・編集担当

生命活動の中でプログラミングが一番楽しかった

青木:今日はエンジニアの皆さんonlyのインタビューで緊張してます。まずは自己紹介からお願いします。

石井:緊張しなくていいです(笑)。はい、石井です。僕は、千葉で国家公務員をやっていましたが、惜しまれつつ退職したという過去がありまして。

青木:え、国家公務員だったんですか!

石井:ええ、実は。その後は会計士を目指しましたが、どうやら厳しそうだな…と思っていた頃に、趣味のネットゲームをきっかけにプログラミングをやりはじめたんです。

青木:じゃあそれがエンジニアになるきっかけに?

石井:そうですね。学校でプログラミングをやった経験はないんですが、そのネットゲームにはまった時に仲間と連絡を取るためにホームページを作ったりスクリプトを書いたりしていて、その時にHTMLやPerl・CGIの知識が必要になりまして。すごい独学ですけどプログラミング自体は出来るようになったんです。

青木:なるほど。

石井:で、改めて今後どうするかを考えた時、僕の生命活動の中でプログラミングが一番楽しかったので、プログラミングを職業にしようと。働くならこれが一番良いし、これなら続けられるなと思ったんですよ。

そこからPHPのSIの会社やPythonでサービスを作っていたベンチャーを経て、直近はフロントエンドとNode.jsのフリーランスのエンジニアをやっていました。マネーフォワードとの接点は、MFクラウドファイナンスの加藤さんからの紹介がきっかけでした。RailsでのJSのメンテナンス方法に興味があったので、2015年10月にジョインすることになって今に至ります。

青木:元々ゲームなどがお好きで、そこでやりたいことの手段としてプログラミングが必要になり…という感じなのですね。

石井:そうですね、僕は問題解決ベースなんですよ。プログラミング自体に興味があったわけではなく、「こう動くものを作りたい」とかが先にあって。ただ、壮大なものを作りたいというより、「今が不便だから作ろう」というのがトリガーですね。

青木:エンジニアの方はそういったタイプが多いんでしょうか。目的があり、その手段としてプログラミングを選ぶというか。

石井:プログラミングの手法に魅力を感じてこの世界に入る人もいると思いますよ。もちろん、両方な方もいるし、その比重はそれぞれだと思いますが。ただなんとなくですが、Webエンジニアは作りたいから、動かしたいからとか、その手段としてやる人が多い気がしますね。

青木:ふむふむ。非エンジニアの素朴な疑問ですが、「エンジニアになりたい」が目的の人より、「これを解決するにはテクノロジーだ」が目的の方がエンジニアとして成長するんですかね?

石井:うーん…人によりますかね…。ただ、学校でちゃんと勉強してきた人は有利かなと思うことはあります。やりながら身につくことは多いものの、例えば自分は数学的な知識がほとんどないんですが、そのために実装に時間が掛かったり、より良い手法に気付かなく品質に影響がでる場合があります。バランス良く色んな知識が必要で、その穴埋めが大変で。ちゃんと勉強してきた人は、埋めにくい穴を最初に埋められていると思います。僕はそれができていない方の人間なので…って、完全に主観ですけどね(笑)。

青木:面白いです。また別で続きを聞きたいです。

石井:いつでもどうぞ(笑)。


ここにきたらお金の不安が解消されるのでは

青木:では大須賀さん。

大須賀:大須賀です。僕のことは以前卜部さんにインタビューしてもらった記事があるのでそちらをご一読くださ…

青木:もう少しだけお願いします(笑)。

大須賀:僕は元々プログラマーになる気はなかったんですが、大学の授業でやってみたら面白くてそのまま職業にしたという感じです。言語的には最初からJavaScriptで、授業ではサーバーサイドのPHPとかJavaを触っていました。ちょうどWeb2.0とかいわれ始めたころで、不便なことが色々あって、便利なものに作り変えるならGreasemonkeyがラクで。そこでJavaScriptを書きはじめたのがスタートですね。

石井:どこかで聞いた話だなぁ。

大須賀:(笑)。その頃はまだGoogleリーダーとかがあって、RSSも流行っていないから全文が飛んでこないんですよ。だからフィードを選ぶと下側のiframeに該当ページを出すということをやってました。その頃からHTMLのプログラミングに面白さを感じていて、そんなこんなあってエンジニアになりました。

青木:マネーフォワードへの入社のきっかけを教えてください。

大須賀:元々MF KESSAIのエンジニアの信太郎さんと勉強会で知り合ったことがきっかけでしたね。あとは、自分のお金が不安だったからで、そこは解消したいと思っています。

青木:なるほど。大須賀さんといえばVRな方なのですが、この中で大須賀さんのお宅でVRをやったことある方…?

頼本・石井:はーい。

青木:おおお。

大須賀:ゲーマー的な人はうちに来たことがあって、皆に来てもらったタイミングがあったんですが…

:僕は半ゲーマーですもんね…。

大須賀:境さんは入社前だったんですよ(笑)。

青木:VR、楽しかったですか?

大須賀:石井さんがめっちゃ機敏に動いてました。

石井:すっごい汗だくでしたよ。筋肉痛になりましたもん。

青木:先日公開したエンジニアインタビューに出てた内波さんが、VRに興味あるらしいですよ。

石井:え、内波さんが…!!

大須賀:是非来てください。仲間を増やしたいので購入しそうな方は特に大歓迎です。

一同:(笑)。


夢も希望もないままじゃダメだと思って

:僕の自己紹介は短めで。

青木:いえ、境さんは初登場なのでたくさんしゃべってください。

:(笑)。僕は福岡出身なんですが、若かりし頃わりとやんちゃで…。

青木:あれ、20代ですよね?

:いや実は僕36歳で、この中では上から2番目です。

青木:ええ!知らなかった。

石井:境さんはお肌がつるんとしてるからね。

:(笑)。で、20代前半でブラブラしていた時期があって、今後のことを考えていた頃に両親が買ってきたPCを触るようになったんです。それがきっかけでWEBサイト制作などをやるようになって興味を持ち、情報系の専門学校に進み…そんな感じでエンジニアになりました。

一同:えー!知らなかった!

青木:みんな知らないのか(笑)。ご両親が買ってきたPCがきっかけだったんですね。

:そうですね、それを触るうちに「あ、エンジニアなろう」と思って。今に繋がってる気がするのは、当時からパフォーマンスのスピードやロジック的なアルゴリズムが綺麗ということより、作ったものが目に見えるとか、ユーザーの目に触れるものをつくる方にモチベーションを感じていたという事ですね。それがあって今フロントエンドやっているのかなと思います。

青木:ほうほう。

:卒業して数年間福岡のSIerで働いた後に、C向けのサービス開発がやりたくて上京しました。以前はバックエンドを担当していましたが、上京した頃はソーシャルゲームが流行り始めた頃でフロントエンドでやりたい事が増えてきているような状況で。当時はフロントエンドの経験はほとんど無かったのですが、勢いで社内公募に手を挙げ、フロントエンドをやるようになったんです。だから、この分野専門という意味だと、まだ6年くらいですね。

青木:マネーフォワードにはどんなきっかけで?

:以前は長く運用されているプロダクトに携わっていたのですが、どうしても新しいことをやる機会が少なくなってしまって。だから、やりきったと感じたタイミングで次の挑戦をしようと考えたんです。フロントエンドの場合、数年前からやれることが増え、技術的に新しい幅が広がっているので、それをキャッチアップして別のことをやれる環境に行こうと思い、ここに来たという経緯です。

石井:色んな話がありましたが…ところで何歳までやんちゃだったんです?

:23歳くらいまではやんちゃで…アルバイトして遊んで…みたいな暮らしをしてました。

石井:なるほど。しかし、僕より更生がはやいですよ。偉い。

一同:(笑)。

:そういう生活を経て反省したんです。夢も希望もないままじゃダメだと。

一同:偉い。

青木:(笑)。


創業間もないマネーフォワードに入社。社員番号は9番

青木:では、最年少で在籍期間は最長の頼本さん。

頼本:なにげに最年少の頼本です。僕も実は卒業後は半年程遊んでいまして。

青木:あら(笑)。

頼本:そんな時期を経て、WEB制作会社でのアルバイトをしていました。その後に入社した会社が入社2か月後に買収され、マネックスFXという会社になりまして。そこで6年程マーケティングやWEBマスター的なことをやったり、フロントやPHPを書いたり、何でもやっていました。

青木:え!色々やっていたとは初耳でした。

頼本:生粋のエンジニアではなく、必要な時は作っていたという感じです。

青木:そこで当時マネックスにいた辻さんに出会ったんですよね?

頼本:そうですね。辻さんはマネックスFXのマーケティング部の部長で、僕の上司だったんです。

青木:上司!

頼本:途中、辻さんはMBA留学に行かれて、帰国後は別のグループ会社を経てマネーフォワードを起業されました。その後、僕が前職を退職する時にすでに起業していた辻さんに報告の連絡をしたら、遊びにおいでと言われまして。それで当時恵比寿のオフィスに遊びに行ったら…言われた時間に辻さんはいなくて(笑)。

一同:(笑)。

頼本:創業メンバーの皆さんがオフィスにいましたが、知らない人達がたくさんいる中で辻さんを待つという事態になり。取締役の瀧さんは僕に「Wantedlyから応募してくれた人?」と何度も聞いてましたね(笑)。

一同:(爆笑)。

青木:目に浮かびます(笑)。

頼本:そのうち辻さんが帰ってきて、「ちょっと手伝ってほしい」と言われ、手伝うことになったんです。当時は初期メンバーと黒田さんがいるくらいの規模で、サービスはPFM(※)しかなくて。それで、まずはマーケティングのお手伝いをはじめました。

青木:おお、エンジニアじゃないんですね。

頼本最初はエンジニアではなくマーケで、今の『MFクラウド会計』を開発する際に、フロントができる人が僕だけだったのでやることになり。それがマネーフォワードでのエンジニアとしてのスタートでした。そしてそのままフロントをやっています。

青木:初期の話、面白いです。フロントエンドエンジニアが増えていったのっていつくらいです?

頼本:2014年頃ですね。そこから徐々に増えてはいるもののまだ人手は足りません(笑)。

青木:なるほど。これは新メンバーの機運ですね。

>※注:マネーフォワード社内では、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』のことを「PFM」と呼んでおり、本ブログでは『マネーフォワード』のことを「PFM」と記載します。


今までの環境の中では一番プルリクが飛んでいる

青木:チームのことを伺いたいのですが、まず境さん。一番最近入社されていますが、チームの印象を教えてください。

:まず、面接の段階で圧倒的に他社よりフランクで話やすかったです(笑)。見た目とかは他社さんと変わらないんですが…ちなみに、大須賀さんと石井さんが一次面接の面接官でした。

石井:見た目(笑)。

大須賀:普通のおしゃべりしかできないんですよ(笑)。

:前職だとフロントエンドをひとりでやっていましたが、マネーフォワードだったら自分のコードをレビューしてもらい、人のコードをレビューすることで切磋琢磨していけると思いましたし、その環境が魅力的でした。お互いに担当しているサービスは別だけどプルリクを送りあっていることや、サービス付きではなくフロントエンドのチームがあることで、お互いの知識を補完できる環境があるのは良いなと思いましたね。

青木:フロントエンドのチームがあるのは珍しいんですかね?

頼本:サービス付きというパターンが多いかもしれませんね。

青木:なるほど。境さんは入社前に思い描いていた所と違和感はなかったです?

:違和感はなく、フロントエンドという環境で自分が経験した中では一番プルリクが飛んでいるし、一番レビューのコメントがつくし、内容もしっかり確認しあっているなと感じています。

大須賀:そういえば昨日のコメントは結構伸びましたね…(笑)。

:ひさしぶりにread more…(※)というリンクをみました。

一同:(笑)。

※コメント件数が長過ぎる時に表示される


「やる」と言ったことは絶対にやるのは当たり前

青木:実務の部分を教えていただけますか。

頼本:今は『MFクラウドシリーズ』のフロントの開発をメインにやっています。石井さんが『MFクラウド会計』、大須賀さんが『MFクラウド経費』、境さんが『MFクラウド請求書』、僕は横断的に色々…という感じですね。

大須賀:大枠は同じで、使っている技術等はもちろん色々ですが、ざっくりJS書いてます、CSS書いてますというのは同じですね。

青木:チームで大事にしていることも聞きたいんですが、レビューやプルリクの部分にそれが現れているんですかね?

大須賀:今は僕や石井の趣味みたいのが強く出てることもあって、現時点ではそこに同意してくれそうな人にジョインしてもらえているという状態ですかね。

石井:あえていうなら、やると表明したものは絶対にやりますね。仕事って大体「これやるぞ」というのをいろんな人と共有して進めると思いますが、そこでやると言ったことは必ずやります。例えば「プルリクみる」と言ったら必ず見るとか。極端な例を出すと、ただ指置いてOKっていう人もいますが…それはやっていることにならないですよね(笑)。

青木「やる」と言ったことを「絶対やる」って当たり前にできてる人、意外と少ない気がします。

石井:このチームの人達は皆ちゃんとやります。そうすると仕事が繋がっていきますし、そういう世界観が大事だと思います。組織が大きくなっていくと、ひとりひとりが「やる」と表明したことを着実にやっていかないとスケールしないですよね。自分の仕事をちゃんとやって、自分も周りもちゃんと動いて、リーダーは皆が何やっているのかを把握して、スケールしていくっていう…常にそういう状態で仕事ができるようにしたいなと思っています。

青木:その状態の維持もまた、意外と難しいですよね。

石井:20人くらいの会社だったら、ひとりで抱えてひとりで頑張るっていうのが成り立つかもしれません。けど、今はそうじゃなくて進捗ださないといけないので…!

一同:(笑)。

石井:前提として会社のビジョンがある中で、やると表明したことはちゃんとやって、会社が大きくなっていく中でも全員がそうできると更に良くなるんじゃないかなと…ってこんな感じで大丈夫ですか?(笑)。

青木:大丈夫ですよ(笑)。

大須賀:タスクをちゃんとつくってやるという考えもありますが、石井さんがフロントチームに向けて「やる」と言ってる内容は、何なんですか?

石井:プルリクをちゃんと見て、ちゃんと返すとかじゃないですかね、今だったら。

大須賀ちゃんとって何ですか論もありますね。

石井:その議論もありますねぇ…。

青木:奥が深い。それはまた別で。


手を抜く人はいません(キッパリ)

青木:うーん。やっぱり「やる」と表明しても手を抜く人っていると思うんですが…。

頼本手を抜く人はうちのチームにはひとりもいないんですよ。インタビューだからとかじゃなくて、ほんとに。ひとりくらい「あいつはなぁ…」ていたりしますが、本当にいないです。

青木:なんでいないんでしょう?

石井:なんかねぇ、大変なコメントとかもあるんですよ。すぐに問題にならないこととかで何十コメントも付いたら、正直見ないふりするっていうのが一番ラクですよね。けど、半年以上先のことを考えて一番良い解は、言った方がいいと思うことは言うことなんです。

違う角度だと、例えば体調とか機嫌が悪いとスルーしたくなると思いますが、ただ、なんか…それは絶対ダメじゃないかなって…(笑)。

青木:真面目。いや、みんな真面目なんですけどね。

大須賀:指摘するっていうのは大事な仕事のひとつで、だから雰囲気でなんとなくこなすのは違いますよね。

石井:指摘した方が長期的にみて開発効率は上がりますし、進捗は伸びると思うんですよ。だから、進捗に対してちゃんとやるのが僕らの責任なので、仕方ないですよね。

大須賀:でも、役割上絶対に「ここって悪いですよね」は言わなくちゃいけなくて、けどそれって皆本当はやりたくないはずで(笑)。言わなくて済むなら言わない方がいいですよね。


これが当たり前だねという感覚の人と一緒に

青木:今までの話って、一般的には「言わない」人もいますよね?

大須賀:きっといると思いますよ。

青木:繰り返しますが、ちゃんと言えるのは当たり前ではないと思うんですよ。

大須賀:それでいうと、それが当たり前だねという感覚で、ここまでの話に賛同してくれる人と一緒に働けると…嬉しいです(笑)。

石井:そうですね。言うことそれ自体にこだわりがあるわけではないので、言わなくて良いなら言わないんです。また、指摘するだけじゃなく、もちろん指摘も聞きますし、それはお互いさまですよね。

大須賀指摘されないと自分が指摘できることって増えていかないですしね。プルリクをすることが目的でなくて、それは効率的に進めるための手段ですしね。レビューもしっかりしますし、しっかりするにはいっぱい指摘されたいというのは、常に思っていますね。

青木:そういうことに賛同してくれる人と働きたいと。

頼本:ですね。今までも、そういう人しか採用してないですし。

青木:選考の時はお互いどういう話をされるんですか?

大須賀:境さんの場合、「あ、この人絶対ちゃんとしてる!」って思いましたね(笑)。

:そんな話初めて聞きました(笑)。そんなに変わった話をした記憶はないんですけどね。

大須賀プルリクって何のためにするんですか?という話はしましたね。さっきの境さんの話に出てきましたが、「レビューしてもらいたい」のはわかりました、と。じゃあ具体的に堀下げると何でですかっていう会話の中で、わりと納得した記憶があります。

頼本:雑談からもそういう感覚はわかりますしね。今々はその感覚が同じで、皆がちゃんと一緒に働けるかどうかというのは結構大事にしています。


このチームだからこそ提供できるものを

青木:なるほど。ちょっと違う質問で。採用が進んだ上で今後やりたいことについて教えてください。

石井:僕でいうと、担当しているプロダクトで、これまでクライアントサイドの構造が荒く作られていたっていう経緯があり、アンコントローラブルな所があるんです。今そうなってるからそうなってるだけのコードが多いので、そういう状態ではなくて意図通りにつくって意図通りに動いているという状態を担保できるようにしていきたいですね。

青木:うんうん。

石井:例えば、回帰テストの自動化をより進めて、修正を入れた時に他が壊れていないことをちゃんと担保できる体制を整えるとか。そういうことを充分にやりたいです。いわゆる保守性を高める、ってことですね。今もやってはいますが、もう少し頑張りたいなと思っています。

頼本:その先の話だと、今はわりと目の前のことで手いっぱいだったりもするので、そこをやりきってもう一歩先のことをできるようにしたいです。うちのチームだからこそ提供できるものはまだまだたくさんありますし、当然フロント観点の技術の話も推し進めなくちゃと思っています。

青木:ふむふむ。

頼本:仮に無限にコストをかけられるならば、もっと時間をかけるとか、選択肢は広がりますよね。選択肢が増えても今と同じ選択をするかもしれませんが、その時に最適な選択ができる環境にして、もっと良いものを作っていきたいです。そこに中長期的には持っていきたいと思っています。

石井:今、すごい断ったりすることが多くて…。デザイナーとか企画の人とかがこうしたいって相談してくれるんですけど、ものによっては見た目以上にコストがかかることもあって、断ってしまったりしていて…。申し訳ないなと。なんかそれって勢いを殺しちゃうというか、ものづくりとしてどうなんだろって我ながら葛藤してます。

青木:うんうん。

石井:だた、保守性を高める方を先にやらないと今現在動いているサービスがダメになっちゃうんです。だから優先順位としては、この先もっと色々やれるようにしたい、もっと充分に作れるようになる状況にしたいけど、その体勢を整える方が先だよねという。

大須賀:そうですね、うんうん。


甘えない仕事とは

青木:今まで話にあがった進め方や考えた方に共感できる方が来てくださるといいね、というのはわかりました。では、そういう方達は何ができるようになります?エンジニアに限らず、転職ってスキルアップという観点がある人はわりと多いと思うので。

大須賀:環境から得られるもの的な?

青木:ですです。こういう観点で成長とか、これができるようになるよとか。

大須賀甘えない仕事ができるようになりますよ!

一同:(笑)。

大須賀:何か導入するときにはすっごい掘り下げますよね。ちょっとググってわかるやり方でやっても良いんですが、めちゃくちゃ慎重に検討しています。ちゃんとしたライブラリの使い方が身につくと思いますし、ただ使うだけじゃないエンジニアにはなれると思います。

青木:境さんは、入社して学んだこととかありますか?

個人的な意見を言うのではなくて、チームでの視点や一般的な視点でレビューするようになりました。チーム内ではレビューをしあって慎重にやることを選んで実装しています。人数が少ない今ならではかもしれませんがかなり裁量がありますし、わりとやりたいことがやりやすい環境だと思います。もちろん前提条件はありますが、裁量を求める方にはフィットする環境だと思いますね。

大須賀:手前味噌ですけど、それは境さんがちゃんとしてるから裁量があるんです(笑)。

:恐縮です(笑)。

大須賀:境さんはちゃんとしたプルリクを投げてくれるから、快くOKを投げられています。その筋がすごく的確なのでこちらとしても安心できるし、信頼しています

頼本:どんな環境でもそうですが、裁量を持つには技術力プラスアルファの何かを持っていないと裁量を持てないですよね。その上で、さらにいろんなものを身につけるという前提で、より一層スキルを磨いていってほしいなと。

大須賀:そうですね。他の人のアウトプットとの比較の手段としてレビューがあるわけじゃないですか。レビューをちゃんともらえるから自分が正しいことやっているかがわかって、成長につながるというのはあると思います。

石井:そうだなぁ…。僕も頑張ろう。

一同:(笑)。

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