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こんにちは!採用広報担当の銭場です!
今回はマネックス証券の事業の中でも、夏の定番商品!と言っても過言ではない「個人向けマネックス債 夏祭り(以下、夏祭り)」の裏側を担当しているプロダクト部の日俣さんにお話を伺いました!
債券ってなに?お祭り??という方もいらっしゃると思うので、解説もつけてもらいつつ、事業の紹介をしてもらいました。※今年の販売は終了しております。
―まず自己紹介をお願いします。
日俣です。プロダクト部のマネジャーをしています。子供が2人いるので、週末は家族で出掛けることが多いです。最近は子供の代わりにカブトムシの世話をしています(笑)。
―プロダクト部に所属されていますが、仕事内容はどんなことをされているんですか?
プロダクト部は、技術に特化したシステム部と、お客様に近いコンタクトセンターとの中間に位置する部署だと個人的には思っています。主な業務は、金融商品に関するサービスの企画から提供、リリース後の運用まで。加えて、新規開発プロジェクトの推進も担っており、現在はドコモとの協業事業に携わっています。
―なるほど!部内ではマネジャーというポジションですが、どういった役割を担っていますか?
プロダクト部は、株チームと投信チーム、投資情報チーム、そしてデリバティブチームといったように、商品ごとにチームが分かれています。私はデリバティブチームで、対象商品は債券、クレカ積立、先物オプション、地金取引など仕事自体は多岐に渡っていると感じています。
―そんなデリバティブチームで、マネックスの夏の風物詩的な、通称「夏祭り」ついて教えてもらいたいのですが…!
その前に…金融を知らない人でもわかるように債券ってどんな仕組みなのか簡単に教えてください…(小声)
債券とは、国や企業などが資金を調達するために発行する有価証券です。投資家が債券を購入するということは、その国や企業にお金を貸すことを意味します。
今回紹介する「夏祭り」でいうと、発行体はマネックスファイナンス株式会社という、当社からすると兄弟会社にあたる会社が発行している円建ての債券です。利付債券は通常、クーポンと言われる利率が出て、毎年だったり、半年に1回、お客様に支払われ、最後に償還金がポンってお客様に入ってくる仕組みになっています。夏祭りは、その利率利金の部分が1日の日照時間によって変動する形ですね。
—そもそもこれはどういう経緯で商品化されたんでしょうか?
私は途中からチームに加わったのですが、 2017年に一番最初に開始した時は、当時のマネジャーらが「何か面白いものを作ろう!」って意気込んでいて。じゃあ、マネックスファイナンスを発行体にして、デリバティブ契約を組めばクーポンの連動ができるのでは!?とひらめいたのがきっかけみたいでした。
なかなかこういう商品って世の中になかったし、なんか面白いじゃないですか!だから、最初は気象予報士の方とコラボして動画も作ったり、なんかすごいプッシュしたみたいですね(笑)。当初は即日完売だったようです。現在でも10日間ぐらいの販売期間に対して、 だいたい、4、5日で売り切れになりますね。
―なるほど!これは日照時間が長ければ長いほどお客さんにとっては良いっていうことですか?
日照時間が11時間を超えた日を1カウントにして、掛ける0.03パーセントで算出しているので、日照時間が長ければ長いほど良いという話でもないんです。仮に日照時間が20時間あったとしても、それ自体はどれだけ日が長く出ていても1カウントに変わりはありません。
―反響とか、手応えはいかがでしたか?
お客様からのニーズには応えているのかなとは思ってますね。あとは、完売時期であったりとか、販売実績の方が手ごたえを感じやすいですね。
ただ、実際にはもう少し販売が伸びても良いのでは?と感じています。他の債券と比べても通常より10倍以上の規模で仕入れており、当社で取り扱う債券の中でも相当大きな金額になっています。その規模にふさわしい成果につなげきれていないのは自分自身の課題だと思っていますので、より多くのお客様に魅力を伝えられるよう、今後より一層工夫していきたいですね。
―逆に、事業のなかでここが痛い!と思うことはありますか?
夏祭り自体の手数料はそんなに高い商品じゃないんですよね。債券はコンビニとかと一緒で、いくらで売りますよ、その商品にちょっと手数料が入ってる、みたいなイメージです。純粋に販売収益のみで考えると、売って終わりというか。そこだけで儲かって、その継続性がないっていうところですね。
あと、この債券は手数料が、0.1%なんです。通常の債券の商品だと1%以上のものもあったりするんですけど、この商品の利益率って結構少ないんですよ。最終的にはお客様に還元してるというか、手数料とかに乗せて、スキーム自体に面白みを持たせてるので…そういった点は少し検討する必要がありますね。
ビジネス観点だと新規口座を呼び込めないか、みたいな話が昨年ぐらいからちょっと話題に上がっているので、ネックになっているっていうのはありますね。やり方によってはできることないのかなみたいな。
―起爆剤みたいなのがちょっと欲しいなっていうところでしょうか?
そうですね。でも、着実に根付いている商品ではあるので、より多くの人に知ってもらいたいですね。
―最後に、今後の展望を聞かせてください!
夏だけじゃなくて、冬祭りもやってみようみたいなことをまだネタ出し程度ですがしています。時間はかかりますが、新しい企画をお待ちいただきたいと思います!