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ミラティブ創業直後から働くインフラエンジニアが感じた、今のミラティブ

※2022年2月18日当時の記事です

ミラティブが設立されたのは2018年2月。インフラエンジニアの清水雅也は、設立から4ヶ月後の同年6月に入社しました。これまでサービスの改善を目指してひた走ってきたミラティブを、現場の一員として体感してきた清水だからこそ見える、ミラティブの昔と今とは。『変化』をテーマに、ミラティブや自身の成長について語ります。

インフラエンジニア 清水 雅也
GMOインターネット株式会社にて、Conoha/Z.com ブランドのインフラ設計及び構築に携わる。2018年6月にミラティブにインフラエンジニアとしてJoin。

目次

  1. 安定したサービス提供のために責任感で走るインフラチーム
  2. 試行錯誤を重ね、働きやすい組織に成長したミラティブ
  3. ミラティブで培ったスキルならどこでも通用する

安定したサービス提供のために責任感で走るインフラチーム

――ミラティブでの仕事の内容を教えてください。

ポジションはインフラエンジニアです。インフラと一言で言っても、ミラティブのインフラチームには配信サーバーのインフラを見たり、配信以外の部分で制御したりと役割がいくつかあります。私は後者の制御全般を担当していて、アプリケーションのリクエストを処理するインフラ全般を見ています。私たちのミッションは、どんなにユーザーさんが増えてもMirrativが安定して動くことです。


――安定したサービス提供のために、どんな取り組みをしているのでしょうか。

サービスを安定させるためには、いかなるトラブルがあっても影響箇所だけをすぐに取り除けるシステムであることが望ましいです。脆弱性が見つかった際に問題のあるミドルウェアを交換しやすいよう、コンテナ化を進めています。

また、サポート切れの古いOSに依存するアプリケーションもコンテナ化することで、移植性を高め、新しいシステムに移行しやすいよう新陳代謝を高めています。

――なるほど。現在その達成具合はどんな感じなのでしょうか?

以前に比べればずいぶんと安定したと思います。2021年はこれまでの努力が実ってか、とくに大きな障害は起こりませんでした。ただし、ゴールまでの道のりは遠いです。サービス提供を維持しつつ新しいシステムに移行するのは地道な根気のいる作業で、そう簡単に捨てられない、移行できないところも残っています。なんとか2022年中にはひと段落させたいですけれど……。

コンテナ化を進められると、サービスが安定するだけでなく、チームとしても強度を増すことができます。コンポーネントが小さく区切られれば区切られるほど、個々に仕事を分担しやすくなり、一人あたりの負荷を軽減することにつながります。そういう観点も含めて、盤石なインフラを整えていきたいですね。


――では、共に働くエンジニアチームの魅力を教えてください。

ミラティブのサービス開発は、とにかく早いです。新しいイベントや機能が凄まじいスピード感で開発されています。インフラはそのスピード感を阻害することなく、サービスを安定して動かすため、日々試行錯誤して運用していくことが魅力ですね。

試行錯誤を重ね、働きやすい組織に成長したミラティブ

――昔と比べて、ミラティブはどういうふうに変化しましたか?

組織全体が、やることとやらないことを明確に分けられるようになりました。
私が入社した頃は、何でもかんでも挑戦する一方で、どれも中途半端になってしまうことがよくありました。今はゴールを掲げてやるべきことを取捨選択するようになったので、業務の手戻りも少なくスムーズです。

――働き方の面での変化も教えてください。

働きやすさはずいぶん改善されましたね。以前はタイトなスケジュールが組まれて、24時間対応もあるインフラエンジニアにとっては厳しいなと感じることもあったんです。それが最近は各ポジションの事情も考慮した組織体制が整ってきて、良い環境になってきたと思います。

コロナ禍でフルリモートに切り替わったことも、働きやすさにつながりました。インフラエンジニアの特性上、通勤時間が要らないのは大きなメリットです。職種によるとは思いますが、私はフルリモートになって良かったと感じます。


――では、ご自身のマインド面で成長したと感じることはありますか?

小手先だけで対応するのはやめようと思えたのが、大きな成長です。

ミラティブでキャリアを積む前の私は、例えるならば『絆創膏を貼るのがうまい人』でした。本質的な課題を解決するのではなく、表面上のケアだけしてきたんです。でも、それでは予期せぬ不具合やトラブルに対応できないだけでなく、いつか全体が崩壊してしまう可能性すらあります。本質的な課題に向き合おう。そう思えるようになったのが、ここ数年の変化です。

――その変化が、大きな障害を出さない改善へと結びついていった?

そこについては、私が変わったから、というわけではありません。本質的な課題に向き合うということは、つまり仕組みそのものを変えるということですから、私一人の手でできることではないんです。そこを志して実現していけたのは、サーバーサイドのメンバーの協力があったり、上長である漢さんがアドバイスをくださったりしたからです。

――チームだからこそできたことなんですね。ちなみに、昔のほうが良かったことってありますか?

いえ。あらゆる観点で、今のミラティブがいいです。環境や組織が整備されて働きやすくなりましたし、自分自身も大きく成長できた実感があるので。私は今のミラティブが大好きです。

ミラティブで培ったスキルならどこでも通用する

――とは言え長年働いていれば思うところもあるのでは……モチベーションが下がることはなかったですか?

いえ、まったく。Mirrativって触れば触るほど発見があるプロダクトなんですよ。技術的にも次から次へと新しいことに挑戦していますから、学ぶことが多すぎて気疲れしちゃうことはあれど、飽きることはありませんでした。

――そうなんですね。では、ミラティブだからこそ感じるおもしろさを教えてください。

ユーザーさんを『近しくて大切な存在』……もはや子どものように感じられるところでしょうか。視聴していてトラブルに遭遇したら、『ごめんごめん』って言いつつ裏でこっそり直していて。そういう距離感がとても好きですし、おもしろいです。

――そういえば、過去のインタビューでは『プロ視聴者』と呼ばれていましたね。清水さんの言葉からはユーザーさんへの愛をひしひしと感じます。

愛がなきゃやってらんないですよ(笑)。でもこれは私だけではなく、ミラティブ全体に通じることだと思います。ミラティブは本当にユーザーさんやプロダクトに対して愛があるメンバーが多い会社です。そこが一致している組織で働けていることは、モチベーションの根源の一つかもしれません。


――最後に、インフラエンジニアの候補者の方にメッセージをお願いします。

ミラティブは、どこでも活用できる技術や目を身につけられる環境だと思います。ここで経験を積めば、どんなインフラでも作れるようになります。

私自身、ミラティブでキャリアを積んでいくうちに、トラブルの具体的な原因やトリガーが何なのか見えるようになりました。この目が養われると、たとえ他のシステムで障害が起こっても、その原因が解像度高く想像できるんです。またミラティブでは、それを解決するための手段や技術も身につけられます。インフラエンジニアとして成長したい方は、良い経験ができるはずです。

プロダクトへの想いやカルチャーは変わらないまま、組織として成熟したことでより働きやすくなった現在のミラティブは、エンジニアとして働くのに最適な環境なのかもしれません。設立初期からミラティブで働き、その変化を体感してきた清水は、今後も変わらぬ想いを胸にサービスを支えていくのでしょう。働きやすさとスタートアップの情熱、双方を楽しめるミラティブで働きたいと感じた方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。

<編集・執筆=宿木屋>

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