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個人が影響力を持つ時代の「モノづくり」~マインドフリーのサービス開発秘話~

皆さんこんにちは。マインドフリー株式会社の上谷です。
「ニューノーマル」「ウィズコロナ」など、新しい時代を形容する言葉が多数生まれ、世の中が少しずつ前進を始めました。
動きだした先に待ち受けているのは「未知の世界」です。
これからのスタンダードな生き方、働き方を人々が模索する中で、個人の考えや価値観の共有というのがより大きな意味を持つのではないか、と感じています。

今回皆さんにお伝えしたいのは、マインドフリーが向き合ってきたたくさんのモノづくりのうちの一つ、Instagramストーリーズ特化型クリエイティブ制作サービス「FELLOW」の誕生秘話。
サービス制作の中心人物で、ソーシャルメディアマーケティングの部署に所属する谷口に話を聞いてきました。

■谷口(たにぐち)
2015年に新卒1期生として​MindFreeに入社。​
ソーシャルメディアマーケティング部署の​SNS運用ディレクターとして、​インフラからコスメ、メーカー、住宅業界など幅広い企業のSNS運用に関与。


ー 個人がマーケティングを左右する時代における“価値のあるもの”


皆さんは毎日SNSでどれくらいの時間を費やしていますか?

ある調査では、コロナ禍以前と比較してSNSの利用時間が増加した、という調査もあるように、現代を生きる私たちは、生活のあらゆる場面でSNSを活用しています。
利用目的もさまざまで、友人や家族との会話に使う人、情報収集、買い物など。
そんな中、日本国内で続々とアクティブユーザーを伸ばし続けているのが「Instagram」です。

「インスタ映え」が流行語大賞に輝いた2017年頃、Instagramと言えば「最高に映える写真をアップする」SNSでした。それまで、キラキラした写真をアップする場だと思われていたInstagramの方向を大きく変えるきっかけになったのが、2016年8月にリリースされたストーリーズ機能です。
日本のアクティブユーザーの70%以上がストーリーズを閲覧しているというデータも発表されており、これからのInstagram運用でストーリーズは不可欠な要素と言えます。

そんな、勢いに乗ったInstagramの機能に着目して誕生したInstagramストーリーズのサービス「FELLOW」ですが、実は最初はInstagram(あるいはSNS)に関連したサービスじゃなくてもいいのではないか、という議論があったそうです。

開発メンバーの根幹にあったのは「個人がマーケティングを左右する時代に、今だからこそ意味を持つ価値をつくりたい」という想い。
当時を振り返りながら、谷口がこう語りました。

「みんなが当たり前のようにスマホを持っていて、インターネットで繋がって、自分の意見を発信して。芸能人じゃなくても個人にファンがつくのが当たり前の時代。YoutuberやTikTokerと呼ばれる人たちの存在も認知されるようになりましたし、時には個人がプロの影響力を超えることもあります。テクノロジーが発達し、世の中の構造も個人と企業の関係も、働き方や人の価値観に至るまで、今まで「当たり前」だと思っていたものが全部変わってきている。そんな今じゃないとできないサービスをつくりたいという意見が合致して、FELLOWが生まれました」。

ー 時代の流れを見つめた先に“個の影響の変化”があった

FELLOWではInstagram上で創作活動を行うユーザーと協力してクリエイティブを制作しますが、これは20年前なら成り立たなかったサービスだと谷口は言います。

素晴らしいイラストはプロのイラストレーターに、素晴らしい写真はプロのカメラマンに。それが従来の"当たり前"で、インターネットで創作活動をしている個人に仕事を依頼するのはリスキーだと考えられていたからです。

「SNSなどの発信媒体が生活に浸透した今の時代、インターネットを開けばプロ顔負けの作品を投稿する個人があふれています。従来の考え方にとらわれず、彼らの生み出すクリエイティブに可能性を見出した点に、FELLOWの「0+α」があると感じています」。

その点で、一億総インフルエンサー時代と言われる現代だからこそ、その「個人」の力にスポットを当てた「FELLOW」が生まれました。

ー さまざまな人とたくさんのモノづくりを

FELLOWのサービス開発を通して、どんな気付きがあったか改めて谷口に質問しました。

「世の中には、たとえそれをプロとして専業にしていなくても面白いものをつくる力を持った人があふれている。そんな感覚がより強くなりました。今後はInstagram、あるいはSNSという枠を超えて、もっとさまざまな場で彼らとモノづくりができたらいいなと思います」。

マインドフリーの大きな柱であると同時に、競合が数多く存在するソーシャルメディアマーケティング事業。
FELLOWの存在は、そんな私たち自身の「強み」や「価値」を再定義し、こんなモノづくりを一緒にしたい!という、私たちの中に眠っていたモノづくりへの熱い想いを呼び起こすきっかけにもなりました。

ー これから仲間になる皆さんへ


マインドフリーでは知識や技術の習得だけでなく、ものの見方や考え方を広げる・深めることをとても大切にしています。
自分の思う"あたりまえ"以外にも正しいことや素敵なものはたくさんあるんじゃないか。そう立ち止まって考えるところに、マインドフリーのモノづくりへの姿勢を感じます。

私は昔からつい正解を探してしまいがちなところがあって。でもマインドフリーで仕事をしているうちに、そもそも何においても"たった1つの正解"なんて存在しないこと、むしろ暗中模索の試行錯誤の過程にこそ豊かなものがたくさんあることを知りました。
日々の仕事の中でも、きっとこうに決まってる!と思う時こそ、本当にほかに道はないのか考えられるようにしたいと意識しています。

社会人は大変なイメージがありますが、楽しいこともいっぱいあります。
学生の時には知らなかった世界や価値観にもたくさん出会えます。
ぜひ毎日を楽しんで、頑張ってください!

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