こんにちは、シアトル中途採用担当の坂戸です!
本日は2021年にシアトルへ入社し、現在ITディレクター、PM、PLの3ポジションを掛け持ちながら
活躍している鈴木さんにお話しを聞いてきました!
ITディレクターとしてのやりがいや今後目指すビジョンについて語っていただきましたので、
是非最後までお読みください!
新卒2年目からPLを任されたと聞きましたが、どんな経緯だったんですか?
大学卒業後、新卒で大手SIer企業にエンジニアとして就職しました。
今からもう20年以上前の話ですね、
当時の私はWindowsのシャットダウンの仕方すら知らなかったんです。
研修が終わって、最初に金融系の開発プロジェクトに配属されたんですが、
そこがめちゃくちゃ炎上していて・・・
当時は1カ月の残業時間が170時間も超えて、徹夜ばかりで。
この年は自分の誕生日も徹夜だったんです(笑)
当時交際していた彼女に「ごめん、今日徹夜だ」って電話したのは20年経っても忘れないですね。
プロジェクトがひと段落した後に、「次は楽なところに入れてやるからな」って損保系のプロジェクトにSEとして配属されたんですが、今度はサブリーダーとPLがいなくなってしまって・・・
そこでPLに抜擢されてしまったという訳です。
未経験のマネジメントで意識したことは?
何よりも、「自分がバカであることを絶対に隠さないこと」。
当時私はまだ2年目なので、当然周りには年上の方ばかりの環境でした。
それでもPLとして為すべきことを為すためには、一番詳しい人にとにかく協力を仰いで、
助けていただかないとどうしようもない。
一番大切なのはプロジェクトが進むことなので、それが誰の功績であろうが誰のミスであろうが、
何も関係ないんです。
一旦議論の俎上に載せることさえできれば、今すぐ解決すべきこと、
優先度は低いもののいずれ解決しなければいけないこと、というように優先順位を付けられるので、
とにかく自分がPLという役割をプロジェクト内で果たすためにはどういう動きをするべきか、
ということだけを念頭に置いて仕事をしていたのがこの時期です。
無事プロジェクトは終了し、お客様から高い評価と表彰をいただいたこともあって、
その後も多くのプロジェクトでPMやコンサルタントとして仕事をしてきました。
現在のお仕事内容は?
今は企業向けに提供している採用管理システムのプロジェクトで仕事をしています。
ポジションを聞かれると非常に難しいのですが、
PL、PM、ITディレクターを兼務しているというのが一番適正な答えだと思います。
シアトルメンバーやプロジェクト全体のマネジメントも担いつつ、
ITディレクターとして「お客様がこのサービスで実現したい事」の中でROIを分析しながら
やるべきことを導き出して機能リリース、サービスリリースまで推進していくのが私の仕事です。
いろんな立場の方とお話しするからこそ、相手に伝える適正な情報量は常に意識をしていますね。
「君に必要なことを伝えたからあとはよろしく!」というのはコミュニケーションの目的ではなくて、
相手が内容を理解して、タスクをこなせて初めてコミュニケーションが成立したと言えるので、
相手にとって伝えるべき事を適正なボリュームで伝える、ということは昔から徹底しています。
仕事をする上で大切だと思うことを教えてください。
どの仕事、ポジションだとしても、自分を最終責任者として考えることです。
例えば自分がプログラマーだとして、担当している仕事に対して最終的に決裁権を持って
対応をする「誰か」が必ずいる訳ですよね。
こういうプログラムコードを書きました、こういうテストをしました、と仕事を終えた時に
果たして自分が最終責任者であれば品質についてOKを出せるのか?
自分自身を客観視して責任者としての見方ができれば生半可な仕事は絶対にできないので、
どんな立場の人であってもこの考え方は大切なのではないかと思っています。
今後シアトルでやっていきたいことは?
まずは社内のメンバーに向けて、これまで私が積んできた経験をもっと還元したいと思っています。
シアトルは組織の横軸の繋がりが強く、所属しているチームでも
後進育成のための取り組みを積極的に行っているので、
これからリーダーを目指すメンバー達やマネジメントに悩んでいるリーダー達に
少しでも価値提供していくことが私にとって非常に大きなやりがいになると思っています。
▼北岸チームの取り組みについてはこちら
逆に自身のキャリアとしては、「〇億円規模のプロジェクトでPMがしたい!」というような
目標は掲げていません。
自分がどういうポジションであるかということより、
「どうすればお客様に喜んでもらえるのか」 ということだけ考えていますし、
仕事を大きくしていくことはどこでもできると思っていて、
与えられた環境でもしやりたい仕事がないのであれば、作っていくタイプなんです。
シアトルを選んだのも、どんな仕事ができるかではなく、
「より良いサービスを作りたい人が集うエネルギーのある会社なんだ」ということが伝わって、
こういう人達と働けたら楽しいだろうな、と思ったからです。
ITディレクターというのは、「ビジネス」とビジネスインフラである「IT」を最適に融合させて、
サービスやプラットフォームに落とし込むことで、お客さんの最適解を見つけていく役割なんですね。
選択肢が無限にある現代社会でお客様にとっての最適解を見つけて喜んでいただけることが
私にとって一番のやりがいですし、それをやり続けていれば自然と新しい仕事ができてくると思います。
もし同じようにお客様に喜んでもらえる仕事がしたい、と思っていらっしゃる方がいれば
是非一緒に仕事をしていきたいですね。